2019.1/1(火) 1 | 202,200
57日目【お床の正坐】
起きなおってベッド横に脚を下ろしたら尻がずるりと滑って正坐するように床に転落した。骨折なし。危ないところだった。
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起きなおってベッド横に脚を下ろしたら尻がずるりと滑って正坐するように床に転落した。骨折なし。危ないところだった。
食餌とリハビリとおねしょの日日。
遅ればせながらインフルエンザのワクチンを打ってもらう(おれから言いだした)。退院に向けての準備のひとつである。たしか5500円。
こういうのは無料か精ぜい500円で提供すべし。
去る11月8日に挿れたステントを抜く処置に掛かる。朝昼ごはん抜きになる。午前の部のリハビリ中に呼びだされ,病棟の廊下周回から戻るのに手間取ってたらDr.が遅いとお冠。「眠くなる薬」の点滴でいつもすとんと眠るので――これは全身麻酔ではないのよ――今回目を開けたまま抵抗してみたら,止めときゃあ良かった,眠れないまま内視鏡が侵入してきて痛い思いをしてしまった。14時から誤嚥テストをして夕食から再開。
あとで聞くに胆管内にあるはずのステントがなかったそうである。うお,前もそんなこと言われたな。実際ステントが脱落して自然に排泄されるのはままあることらしい。そのステントはトイレで見ていないがな。
いよいよリハビリ以外にやることがない。この病院は基本的に救急治療を旨としており,慢性疾患や保養に近い食っちゃ寝の患者は追いだされることになっている。2箇月半もおれが居られたのは胆管炎と喘息の賜である。しかしそろそろ引導を渡される頃合いだろう。
リハビリに研修生?の見学がついた。
え,あした退院すか。まじすか。
はあはあしながら自分の服に着替える。お・お・重いー。まじ重い。くそ重い。さらにコートを着てショルダーバッグを提げたらもうめげそうである。それでも自分で歩けるだけ前回の退院のときよりは希望があるのだった。
10時半に退出。売店で昼飯を買っていきたかったが狭い通路を捌けないだろうし数mの寄り道もしたくなくて断念する。入院費の支払いが精一杯だった。
病院玄関前からタクシーに乗ってアパートの外階段の傍まで着けてもらう。リハビリで階段の上り方を練習していたから不安は小さい。二箇月半ぶりの我が家は郵便物が散乱して地獄のようであった。ただちに大休憩に入る。