北村(ブッチョン)
Bukchon
下のマップビューポイント4番からの眺め。瓦の連なりが正に北村の象徴です。
宮殿、寺院に続き、最後は住宅です。民博での展示はもっと古い時代の住宅が対象で、それらは後日河回村で見ることになりますが、ソウルで見た住宅といえば北村でしょう。景福宮、昌徳宮の二つの宮殿に挟まれた場所が北村と呼ばれている所です。宮殿がすぐ近くにある位ですから、南斜面の落ち着いたいい場所です。ここが開発されたのは1930年代だそうで、既に日韓併合が成された後の時代になります。都市発展による人口集中が郊外開発を呼び、ここでは民間事業者による建て売り住宅が一気に建設され、それが今に伝わっているとのこと。それも単なる建て売りではなく、伝統的家屋「ハノク」をベースにしながら、量産が可能なようにした「改良ハノク」とも言うべきものだそうです。 |
北村の西側ハイライト、嘉会洞31番地付近のマップ。ビューポイントが扇形で示されています。
マップ左上に「三清洞すいとん」が見えています。そこは大地の下、その右から一気に山になります。
また、紫12番 李俊九家の右や上にあるのが超高級住宅地です。
![]() |
![]() |
||||||||||||||
北村文化センターの保存建物。ここは囲みではなく日本家屋のような南に向かって解放されており、だから縁側という感じがします。建物のディテールの造りが繊細でした。 | 左の建物の南東ウイング。このような南への張り出しは昌徳宮でもあったように、こちらではよく見られます。3面採光の気持ちのいい部屋。 | ||||||||||||||
![]() |
![]() |
||||||||||||||
ビューポイント4番から別のアングル。この地形の起伏がここの大きな特徴です。屋根の反りの大きいのがよく分かります。 | ビューポイント5番です。ここが旅行パンフレットなどで使われる一番有名な所かもしれません。一帯はかなり綺麗に修復しています。そしてこの勾配。住んでいる人は大変でしょうね。 | ||||||||||||||
![]() |
![]() |
||||||||||||||
東のハイライト、嘉会洞11番地付近です。冬ソナのロケで作った家屋跡からの眺め。大きな建物は大東情報産業高校。そして下には容積を使った個別建て替えの大きな建物が現れてきています。この破壊から地域をどう守っていくかが正に課題ですね。 | |||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||
ビューポイント7番。市街からこんなに登ってきました。 | |||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||
路地での一枚。屋根のリズムが工夫されています。 | |||||||||||||||
ディテールを少々。左と見比べると、それぞれ微妙に変化させているのが分かります。 | |||||||||||||||
北村
|