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----OSAKA----
■誉田神社の土鈴■ 羽曳野市の誉田(こんだ)八幡宮の土鈴は、戦前から作られている伝統ある土鈴です。 この土鈴は10センチ位の大きさで、ていねいに彩色された美しい品です。 埴馬(はにうま)土鈴:かなり古くから作られていたようで、初めは素焼きの無彩であったようですが、現在は彩色されています。 干支土鈴:掲載品は虎ですが、これは、毎年の干支(えと)にちなんだ土鈴が、正月や節分に授与されます。 鳥兜の土鈴:夏祭りに楽人が被る鳥兜(とりかぶと)を模したものです。この他に、古代瓦を模写して作られた「瓦の鈴」などがあります。 |
■うそ土鈴(道明寺天満宮)■ この土鈴の「うそ」は、神社でいつでも授与されています。 この他に1月15日の「うそ替えの神事」には木製の「うそ」が授与されます。 ■瓢箪土鈴(瓢箪山稲荷神社)■ 東大阪市、近鉄奈良線の瓢箪山駅から徒歩5分の、瓢箪山稲荷神社で授与されています。素焼きに神社の印だけが入った、あっさりした土鈴です。 ■福巾着守(鷲尾山興法寺)■ 東大阪市上石切町の鷲尾山興法寺の授与品です。 巾着(きんちゃく)型のこの土鈴は、振ってもあまりいい音がしませんが、それは鈴口が切ってないからです。この寺は「生駒聖天」と親しまれていて、聖天様に祈願すると、巾着には財宝が溢れ、智福が満ちるといわれてきました。鈴口が切ってないのは、財宝や智恵が漏れないようにとの配慮からといわれています。 ■竹田人形(保存品)■ この人形については明確な記録が残っていませんが、入念に作られた衣裳人形です。 江戸末期から明治末まで、大阪の竹田浄瑠璃に題材を取り、大阪で作られたとされていますが定かではありません。研究者の中山香橘氏は、京都の御所人形が大阪では伊豆倉屋で一手に販売され「いづくら」と呼ばれていたように、竹田人形も案外、京都が産地ではないか?と述べられています。
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