----新潟県篇(3)----

----NIGATA----


■新潟県郷土玩具ガイド■は、その1に掲載してあります。

佐渡は土人形の島です。廃絶したもの、新しくできたものなど色とりどりです。
今回は、土人形を主に佐渡の郷土玩具を展示しました。

締張馬山奥の締張は、たった数軒の集落です。そこに伝えられてきた小正月の注連飾りに締張馬があります。それを玩具化したものです。
注連飾りは、集落に入ってくる悪疫を踏み出すように、ぞうりの裏を外に向け、馬は頭を左にして吊します。

佐与吉人形佐々木佐与吉氏が昭和11年に他界し、松本徳太郎氏が二代目を継いでいたが、その後、廃絶していました。
数年前から,赤泊村の下川茂の老人たちが、昔を思いだして復元され、十数種のものが作られています。

八幡の土人形江戸末期に、八幡村八幡新町の紺屋の村田多平が創始。六代目の辰次郎(昭和7年没)の代で廃絶したものです。
初代の多平は、染め物の修業に京都へ行き、そこで伏見人形に魅せられ、佐渡へ帰って土人形の製作を始めたといわれています。


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(1996.11.18掲載)