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皆既食の月 |
'2000.8.7 |
[解説] |
20世紀最後でしかも最長クラスの皆既時間となった月食でした。当初は’月食なんて’というノリで、しかも前日までの天気予報が思わしくなかったのでそれほど期待していませんでしたが、今回は食の時間が長く、次回の同クラスの長い皆既食は数百,数千年後と聞いて、これは見ておかなければとその気になり、撮影したものです。 撮影場所が川崎市内の自宅前ということで、空の状態がもともと悪いのですが、それでもきれいな赤銅色の月が見られました。きっと地球の影のど真ん中を通過したお陰でしょう。ほんとに美しい色でした。 これだったら、いつも行く野辺山まで出向いて、もっときれいな空の下で見れば良かったのにと、少し後悔しています。本画像でも少し映っていますが、普段は月明かりで見えない星が皆既食中は見えるようになりますから、これよりもっと沢山の星が映っていたことでしょう。残念です。 |
[撮影データ] |
日時:2000年7月16日 22時54分36秒 露出:6秒 ×3コマ 場所:神奈川県川崎市 天候:快晴 気温:24℃ レンズ:BRC−250直焦点 架台:NJP(PD−7XY) カメラ:Nikon D1 感度:200 輪郭強調:ノーマル 階調補正:コントラストLow 形式:12bitRAW ピント:目視 |
[画像処理] |
ソフトウェア:Nikon Capture, StellaImage
3, Photoshop 5 処理:同一露出時間のダークフレーム画像とレイヤー合成,3コマのコンポジット合成 他 (ダークフレーム=鏡筒に蓋をして暗黒を撮影、つまりCCDのノイズのみを撮影したもの) |
[星のギャラリー]