BOYUU A2 真空管アンプ
office用にターンテーブル DENON DP-300F、スピーカー JBL A120、合計4万円を奢ってしまいまいましたが、それらの存在感にくらべ、とりあえずで使っていたお安いデジタルアンプが、なんだか場違いになってきました。 そこで、マニアックなボトムエンド というテーマで、格安ながら魅力的なアンプを探していて、たどり着いたのが、中国製の真空管アンプ、BOYUU A2。 アマゾンで3万円以下の激安価格ですが、評判が非常がよく、皆が五つ星を付けている。もし本当に音が良ければ、これこそ私の求めるボトムエンド。 中国製ですが、アマゾンで、国内に在庫品を持っていて検品の上で日本国内から送ってくる店がありました。注文後2日で到着。海外発送より安心です。 開梱してみると、ボディはステンレスの鏡面仕上げで、仕上げの品質が非常によい。息子に、「これいくらに見える?」と聞いてみたら、「真空管だろ、30万くらい?」だって。そう、確かにそう見えるかもね。 スイッチを入れると、自宅プリのマッキントッシュC1100と同様に、真空管の根元で青いLEDが光る心憎いギミック。出力は3.6ワットしか出ませんが、officeでのBGM用には十分かと思いました。 早速、つないでレコードを鳴らしてみました。電源入れて聴き始めてから30分ほどで、たちまち馴染んできて、これまでのデジタルアンプとはかなり違う音になりました。どちらが良いかは好みかもしれませんが、私は迷う余地なく、こちらに一票。変更前の音も悪いとは思いませんが、聴き比べると、確かに前のはデジタルアンプの音だったとわかります。 JBL A120との相性もよく、よく伸びた高域、心地よい中域、そして驚きの低域。ピアノの低音が、ズシンとまでは行きませんが ズン とくるようになったのでした。3万円としてみれば、これは確かに五つ星。 音量が小さくても聞きやすく、なんだかすごく高級になった感じ。存在感も抜群ですね。 ヘッドホン端子がない潔さも、私は好感。ヘッドホンアンプじゃないというアピールなのかな。 安っぽいところを探しますと、つまみとパネルのクリアランスが5oくらいあって、ちょっと安っぽいというか、昔っぽい。 裏の端子類も、見た目はよいですが、RCA端子の公差が大きいので、固めのピンプラグでは、固くてうまく刺さらないところが一か所。こんなところまで苦心してコストを抜いているわけね・・・。プラグがやわなものなら難なく刺さりますから、ここはむやみに高級ケーブルを奢らないほうがよいです。 それ以外は、よくできていて、ケチがつけにくい。3万円で買えるボトムエンドアンプとしては、特選品だと思います。 (2018年9月19日記)
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