ホーム > パソコン考現学 > 久しぶりにISDN公衆電話からインターネット
98   久しぶりにISDN公衆電話からインターネット (2004.9.5)

夏休み最後の行事として、次男、三男の少年野球チームの合宿に引率者として参加した。小学生5,6年生(三男は3年だが特別参加)40人と大人10人ほどで静岡にある大きな休暇村に二泊三日過ごしてきた。

チームのホームページの管理人をしているので、合宿中の様子をリアルタイムでホームページで更新できたら留守中の子供達の親も安心するだろうと思っていました。まあ、インターネットは無理かも知れないけどが、最悪でも携帯電話の画像を自宅送れるかなと思っていたが、一応はLANカード、モジュラーコードなどをモバイルPCのLOOXと一緒に用意して行った。

宿舎に着いてロビーの片隅にグレーのISDN公衆電話があるのに気がついた。初めてのWindowsパソコン、サテライトで当時普及し始めたISDN公衆電話を試しに使ったことを思い出した。帰宅後に改めて振り返ってみると、「公衆電話からインターネット」は、なんと7年も前のことでした。

早速、合宿開始に全員で取った集合写真を送ってみることにした。普段使っていたデジカメのIXY DIGITALは旦那が中国に持って行ってる間に壊れてしまったので、今回はLUMIX DMC-FZ2だ。撮った写真をそのまま送るにはデータが大きいので、一旦LOOXで画像サイズを半分ほどに圧縮してからメールに添付した。

ココまでの作業は宿舎の部屋で行い、モジュラーケーブルとテレフォンカードを持ってISDN電話に向かう。お財布の中のテレフォンカードは随分長いこと使っていなかったのでちょっと不安。そもそもISDN電話も久しぶりなのでもっと不安だった。

操作画面にデータ通信の手順が親切にも書いてあったのでモジュラージャックをアナログに接続してLOOXに設定しておいた「asahi-net全国共通」のアクセスポイントを選んで接続のロゴをクリックした。テレフォンカードがスルスルと読み込まれて20秒ほどで接続できた。早速、メーラーを立ちあげて送受信を行った。狭い電話ボックスであたふたとマウスを振り回して、テレカが3度数分ぐらい時間がかかりました。

それでも無事に通信できたようで、直ぐに自宅の旦那から携帯電話に連絡が入った(^o^)前話では「トーン」と「パルス」の切り替えが上手くいかなかったが、その分、今回はものすごいことを達成したように気分が良かった。送った写真は旦那がホームページ用に加工して更新してくれた。更新した内容を見たチームの人が速報性を「新聞社みたい」と感動して電話を自宅にくれたようだ。

ISDN公衆電話からインターネット

本当は自分で直接ホームページの更新ができるように、LOOXにホームページのデータとftpの設定もしていったのですが、何しろ元気な子供達の世話に追われて、写真を送ることが精一杯でした。こうして1日目はデジカメ写真をノートパソコンでISDN電話経由で自宅に送り、旦那にホームページをアップして貰っていました。

2日目は地元のチームとの練習試合で遠征に出かけることになりました。ベンチでパソコンを使うのも大変なので、カメラ付き携帯電話で撮影した写真をそのまま送って、ホームページを更新して貰いました。これも手軽で小回りがきいて便利です。願わくば携帯電話の画像がもう少し綺麗に撮れたり、ズームが機能があれば良いのに。あっ、機種変更すればいいのか。でもズームってあるのか?

今回は留守番で自宅にいた旦那との連携で素早い更新ができましたが、予めBlog(ブログ)を使ったサイトを用意しておけば、携帯からでも簡単に更新できますね。次のチャンスがあれば是非ともチャレンジしてみたいです。

ともあれ、7年前におっかなびっくり体験したことが今になって役立ちました。あの頃に比べ、私も少しはパソコンに慣れ、パソコンの機能や携帯電話をはじめ通信環境は飛躍的に進歩したのでした。子供達が成長し、別々の行動が多くなっていましたが、まだまだパソコンやネットワークを利用して気持ちを繋いでいきたいですね。

目次 前へ 次へ
  Copyright (C) from Metal Woods 2004