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100   新しい小型デジカメを買った (2004.12.2)

考現学は区切りの100話を迎えました。「パソコン奮闘記」は100話で完結しましたが、今回は前例に倣わずにしばらくこのスタイルで継続します。今のところフォーマットを変更するマンパワーが不足しているし、年末で気分的に区切りという感じがない。

我が家の初代デジカメIXY DIGITALが海外で客死したことは考現学の暑かった夏でご報告しました。パナソニックのLUMIX DMC-FZ2もあるので特にパソコンライフに支障はないと思っていました。

しかし、このFZ2は光学12倍ズームのレンズがついているので図体がでかくて持ち運びに不便なのだ。IXY DIGITALのようにハンドバッグやポケットに入れてちょっと持ち歩くには不可能だし、首からぶら下げるにしてもバッグに入れるにしても嵩張る。

PTA広報や野球の試合なのでデジカメを持ち歩く機会が多い私は「我が家に新しい小型デジカメを購入する財政的な与力はない。」と言っているのに、物欲大魔王の旦那はオリに触れては「そんなでかいデジカメ持ち歩くの大変じゃない?」と、さも思いやりのあるような猫撫で声を出していた。

旦那は毎日のようにデジカメのメーカサイトに行っては、「この機種どうか、あの機種はどうか」とうわごとのを言っていたが、私は「寝言は寝て言え」と無視していました。そんなある休日にふらっと旦那はヤマダ電機に出かけて「思ったよりも高機能なのが安かった。」と新しいデジカメを買ってきた。

夏の出張旅費の精算で懐に余裕ができたようだ。と言ってもクレジットカードで支払った宿泊代などは後から請求がくるので一時的なものなのに(-_-# 今度、買ったのはカシオのEXILM-Z40という機種で400万画素、光学式3倍ズーム機能を備えている。IXY DIGITALに比べて、厚みも大きさも小さいが液晶画面も画素数も大きい。

でも、私は密かに買うなら絶対に同じIXY DIGITALシリーズが良いと思っていた。だって新しいデジカメの操作に慣れるのが面倒なんだもん(*^_^*) 旦那は「このデジカメはシャッターを押したときのタイムラグなくて反応が良いからスポーツ写真が上手く撮れし、電池の持ちも良いのだ。」と自慢げに鼻をピクピクして説明してくれた。こういう時の旦那はメーカの営業が憑依したのではないかと思うほど入れ込みが激しい。私はこのカメラを買うお金があればあれも買えた、これもできたと恨みがましく思っていた。

IXY DIGITALとEXILM-Z40

まぁ買った物は仕方ない、ウチに来たからにはこのデジカメも天寿を全うするまで使いましょうと、秋の野球大会やPTA広報誌の取材にこのカメラを使ってみた。2ヶ月使ってみて気がついたことを書きます。

やはり「餅は餅屋」なのかな? カメラメーカの作ったデジカメに比べて電卓メーカの作ったデジカメは何故か使いにくい。カメラという製品の百年以上構築されたマンマシンインターフェイスのノウハウが全然違うのだろう。慣れるしかないのだが、使うたびに戸惑い腹立たしい。マニュアルを読んで使い方も覚えれば良いのだが、このマニュアルがまた独りよがりで分かりにくい代物なのだ。

でも、せっかくなので小型で充実した機能のデジカメを早く使いこなせるようになりたい。デジカメは撮って直ぐに画面で確認して上手く撮れなかったら失敗を調整して再び撮れるのが良い。フィルムのカメラに比べて無駄な写真をいくらでも撮れるので、私にもベストショットが残せるようになったのだ。

自慢じゃないが成人して随分経つと(大人になった自覚はあまりない(^o^))、運動方面も頭脳方面でも昨日できなかった事が今日できるようになることはほとんどない。しかし、パソコンやインターネットの世界では昨日できないことが今日は当たり前になっていくのだ。考現学を100話も続けられたのも、自分が進歩したからではなくパソコンやインターネットの機能や性能が向上した御陰です。

何のかんのと言いながら新しい機械やサービスを我が家に持ち込み、話題を提供してくれる旦那に感謝。次回は我が家に光ケーブルが導入される話を書きます。

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