ホーム > 家族のギャラリー > PIC電子工作 > 昔の青色LEDデジタル時計をNTP時計にバージョンアップ

2022.6.2

昔の青色LEDデジタル時計をNTP時計にバージョンアップ

昔作った青色LEDデジタル時計、ずっと使い続けてきましたが、時刻合わせが面倒なのとLEDの輝度が低下してきたので、ESP32をアドオンしてNTP時計にするのと、LEDを交換するバージョンアップをしました。

最初から作るならESP32だけで作ったほうが楽で安価だと思います。


ショート動画(15秒)

電源を入れると自動的に時刻合わせする様子。


ESP32回路図拡大図

ESP32は3.3V、PIC側は5VなのでFETで組んだレベル変換回路を入れています。秋月のレベル変換モジュールを参照。

PICデジタル時計回路図拡大図

昔の青色LED時計の回路図からの変更箇所を赤くしてあります。

空きピンがなかったので、停電監視機能に使っていたピンを使いました。停電してもNTPで時刻合わせができるので不要と判断。

プログラム

無保証です。著作権は留保しますが、改変などご自由にどうぞ。

時刻データをESP32からPICに送るシリアル転送は 1ms/bit の超低速です。ESP32側はdelay関数で1ms毎に1bit送出します。PIC側は320us毎のタイマ割り込み3回で約1ms毎のタイミングを取って受信します。

ESP32基板

ESP32を載せたモジュールのテスト中。3端子レギュレータ、レベル変換回路は裏面に載ってます。

ESP32基板とPIC基板

ESP32モジュールの取り付け位置をミスっています。ここにはLEDと基板を繋ぐコネクタがくるのでダメでした。

青色LED打ち替え

長年使い続けていたら青色LEDの輝度が低下して、かつムラがでてきていたので新しいLEDに交換しました。

アマゾンで600円/100個と安いですが明るいです。アマゾンの評価で点灯しなかったり、輝度にムラがあるようなことが書かれていたので、全数点灯させてチェックしました。問題なかったです。

全景

青色LEDデジタル時計と繋いだ様子の全景。

ESP32プログラム中

取り付け位置を変更後、ESP32にプログラムを書き込んでいる様子。

完成

電源を入れた直後は00:00表示ですが、しばらくするとESP32がNTPサーバから時刻を取ってきてPICに送り込み、時刻が合います。

毎日00:00にNTPサーバにアクセスして時刻合わせします。

詳細は以下のブログ記事参照。

打ち替えた青色LEDは以下です(昔に比べて安く、かつ高輝度になりました)。

以上


from Metal Woods(c) 2022