『週刊かすてら・愚か者の退屈な生涯』2019年第10号

19年 2月17日 日曜

 晴。
 バナナ、メンチカツ、掛け饂飩。外出せず。怠くて仕方がない。山本七平著『「空気」の研究』読み始める。豚カツ。ビデオ。『所さん!大変ですよ』この春オススメ!不思議なバスツアー。シニアの間で密かに人気を集める不思議な弾丸バスツアー。外国人旅行者の増加によるホテル不足。『人間ってナンだ?超AI入門 シーズン2』第5回 勝負する。『ろんぶ〜ん』淳&IKKO大興奮!服の論文…家康の巧みな服戦略&快適な服の開発。『チコちゃんに叱られる!』歩いていると靴に小石が入るのはなぜ?/ホットドッグの名前の由来/もみあげの語源/タイヤはなぜ黒い。黒くないタイヤ、作れば良いのに。

19年 2月18日 月曜

 晴。
 バナナ、メンチカツ、掛け饂飩。買い物。読書『「空気」の研究』。ハンバーグ。ビデオ。『目がテン』たまに食べたくなる「のり弁」はなぜ人気?。『所さんお届けモノです!』全国の穴場観光地★18弾★海賊が行き交った海の町!?。世界も注目する超高級タオルの町!瀬戸内海の愛媛県今治市。

19年 2月19日 火曜

 曇一時雨。
 バナナ、メンチカツ、掛け饂飩。買い物。『「空気」の研究』読了。古典的日本論だが文春文庫の新装版が出たのをきっかけに読んだ。日本人独特の「あの時の空気ではああせざるを得なかった」という、空気とは何か、という話。自分がしたのではない、空気がさせたのだという、無責任極まりない言い分が、日本では通る。なぜか。山本はこれを「感情移入による臨在感的把握の絶対化」と説明する。非合理的な絶対化という点で、信仰における神に似ているが、無自覚的であるのと、それまでの対象が簡単に否定されてすぐに次の対象が絶対化する、という点が宗教と異なる。この空気の支配に抵抗する手段は「水を差す」ことであったが、これは経験則なので、経験した事のない新たな事態には対処できない。それを可能にするためには、無自覚だったこの「空気と水」の構造を日本人が自覚し、合理性による判断を受け入れられるようにしなければ成らない、というのが大体の要旨。しかしどうも日本人は未だに同じ事を遣っている。柳田邦男がバブル崩壊を「第二の敗戦」と呼んだように。豚肉の生姜焼き。ビデオ。『地球ドラマチック』パリ 動物たちの恋物語。パリの片隅にある動物園、動物たちの知られざる恋の物語。『ヒャッキン』。金属製の匂いが取れるセッケン(?)のような物が面白かったが、全体としてはつまらない。

19年 2月20日 水曜

 曇。
 レモン、メンチカツ、掛け蕎麦。図書館。アインシュタイン フロイト著『ひとはなぜ戦争をするのか』読了。一九八三年、国際連盟がアインシュタインにした依頼「今の文明においてもっとも大事だと思われる事柄を、いちばん意見を交換したい相手と書簡を交わしてください」。アインシュタインがフロイトと交わした「戦争をなくすには」を主題とした書簡に、養老孟司と斎藤環の解説を付けた本。フロイトが出した結論は「文化の発展を促せば、戦争は終焉に向かう」。高度に洗練された文化と戦争は両立しないとフロイトは考えた。皮肉にも書簡が交わされた翌年、ナチス政権が生まれ、時代は戦争へと突き進む。フロイトは、文明と文化を明確には区別しなかったが、物質的文明の発展は必ずしも精神的文化の発展を伴わない。現状では、スマートフォンとインターネットに代表される今日の情報文明が、人間の知性的文化を上昇させてはおらず、逆に知性の停滞を招いているように見える。つまり「いかに文化を発展させるか」が今後の課題であろう。養老の解説では、書簡で扱われていない問題として「人口」が挙げられている。人口問題は戦争の大きな背景であると養老は考えている。軍隊は余剰労働力を吸収するからである。軍隊が拡大すれば発言力も大きく成り、情勢は戦争へ向かう。戦争が軍隊の存在意義だからである。さらに養老は、現代の戦争、つまりテロを含む局地戦は、自然発生的な古い社会システムと、情報技術の発展に依りアルゴリズム化されつつある新しい社会との相克で生まれると分析している。また、それを身体における中枢と末端の相克と類推する。将来に於ける戦争の地位も、そのバランスの中で定まるであろうという。養老は「文化」という言葉を使っていないが、身体に対応付けられる自然発生的な社会と、脳に対応付けられるアルゴリズム的な社会の両者を視野に入れ、バランスをとる基準の一つが文化であろう。そして、以下は俺の考えだが、フロイトは人間の根源的な動機として、「性への欲動(エロス)」と「死への欲動(タナトス)」と言うが、俺はそれに加えて「未知への欲動(ロマン)」があると思っている。そして、ロマンこそが文化を駆動する物なのである。ロマンの復権が文化を発展させ、しいては戦争を抑止する、というのが俺の意見である。カレーライス。ビデオ。『美の巨人たち』駒井製「名所図小箪笥」。『ETV特集』宮沢賢治 銀河への旅〜慟哭の愛と祈り。賢治の同性愛的な友人に焦点を当てた特集。推測が多く、断言できることが少ない上に、否定的にも肯定的にも描かない中立的な扱い方なので、カタルシスはないが、そのもやもやした感じが悪くない。『カラオケ★バトル』。

19年 2月21日 木曜

 晴。
 一食抜く。何もする気にならぬ。昼寝。平山裕人著『地図でみるアイヌの歴史 縄文から現代までの1万年史』読み始める。麻婆豆腐。ビデオ見ず。

19年 2月22日 金曜

 曇。
 レモン、メンチカツ、掛け饂飩。買い物。読書『地図でみるアイヌの歴史』。ビデオ。『日曜美術館』シリーズ北斎 此道を改革せん〜画業に人生をかけた絵師。『NHKスペシャル選』明治神宮 不思議の森〜100年の大実験。『タモリ倶楽部』「日本発のグローバルグルメ!新大久保で味わう世界カップ麺紀行」日本が誇る大発明!今や世界の大定番カップ麺!タイ、韓国、中国で人気のカップ麺大集合!その味だけでなく独特のスタイルやその国ならではの食べ方など驚きのカップ麺が続々登場!。『100分de名著』オルテガ“大衆の反逆”第2回 リベラルであること。『デザイン トークス+』はかなさのデザイン。

19年 2月23日 土曜

 晴。やや風強し。
 レモン、メンチカツ、巾着餅。外出せず。昼寝。『地図でみるアイヌの歴史』読了。新石器時代から近現代まで、北海道周辺とアイヌの歴史について、要領良く纏められており勉強に成った。視点はアイヌ寄りだが、アイヌ文化を理想化し過ぎないなど、公平さも保とうとしている。基本的にアイヌの歴史は、日本と清とロシアからの抑圧の歴史である。それは今も続いている。日本政府は何とかしてアイヌの先住権を認めまいとしているし、北大を始めとする大学は盗掘したアイヌ人骨を返さないし謝罪もしない。北方四島はアイヌに返せば良い。荒俣宏監修『アラマタ大辞典』読み始める。ししゃもフライ。ビデオ。『ブラタモリ』#123 水の街・ローマ。『探検バクモン』山中教授とめぐる京都大学 iPS細胞研究所。『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』愛があふれる名前SP。『所さん!大変ですよ』ビジネスマン殺到!?イケメンが生まれる場所。メンズ美容、衝撃の最前線。
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