『週刊かすてら・愚か者の退屈な生涯』2019年第 9号

19年 2月 3日 日曜

 曇。
 バナナ、鶏唐揚、掛け饂飩。外出せず。昼寝。自分でもびっくりするくらい寝る。『ちくま日本文学全集 大佛次郎』読み始める。ハンバーグ。ビデオ。『でんじろうのTHE実験 直前SP』。『でんじろうのTHE実験 初回2時間SP』。『目がテン』科学で終活お片付け。『所さんお届けモノです!』100年以上続く老舗の新名物を探して!中山道を歩く。中山道の道中、一番の高所!標高1600メートルの峠越えに挑む。

19年 2月 4日 月曜

 晴。やや風強し。
 バナナ、鶏唐揚、掛け饂飩。買い物。昼寝。読書『大佛次郎』。豚肉の生姜焼き、目玉焼き。ビデオ。『人間ってナンだ?超AI入門 シーズン2』第2回 感じる。『ろんぶ〜ん』詐欺の論文 オレオレ詐欺とあだ名の関係?&だまされる心の仕組み。『又吉直樹のヘウレーカ!』かけっこが速いのは親譲り?。

19年 2月 5日 火曜

 晴。
 バナナ、鶏唐揚、掛け饂飩。外出せず。昼寝。昏々と眠る。『大佛次郎』読了。鞍馬天狗。初めて読む作家だが、日本人の視野の狭さを批判する内容が目立つ。何か「志の高い大衆芸能」のような物を目指していたらしい。後の「中間小説」の如き物か。横浜に生まれ、明治から戦後を経験した作家。土地柄と維新と敗戦の西洋と日本の文化のせめぎ合いが、大きく影響した作風。『ちくま日本文学全集 中野重治』読み始める。ほっけの開き、塩鯖。ビデオ。『こころの時代〜宗教・人生〜』“在る”をめぐって。辺見庸の最新作『月』は2016年7月に起きた相模原障害者施設殺傷事件をきっかけに書かれた。「在る」に価値や意味を強制する社会とはなにか。ミッツ・マングローブの朗読が良かった。

19年 2月 6日 水曜

 雨後曇。
 バナナ、鶏唐揚、掛け饂飩。外出せず。昼寝。読書『中野重治』。カレーライス、コロッケ。ビデオ。『カラオケ★バトル』。『地球ドラマチック』動物たちの24時間 砂漠編。『美の壺・選』日本ワイン。

19年 2月 7日 木曜

 晴。
 バナナ、鶏唐揚、掛け饂飩。買い物。昼寝。読書『中野重治』。ハンバーグ。ビデオ。『ETV特集』ふたりの道行き 志村ふくみと石牟礼道子の“沖宮”。『日曜美術館』熱烈!傑作ダンギ マティス。

19年 2月 8日 金曜

 曇。
 バナナ、鶏唐揚、掛け饂飩。買い物。昼寝。読書『中野重治』。豚肉の生姜焼き。ビデオ。『趣味どきっ!』不思議な猫世界 第7回 ことわざになった猫。『100分de名著』M・ミッチェル 風と共に去りぬ 第3回▽運命に立ち向かう女。『デザイン トークス+・選』文房具。再放送だがまた見る。面白い。『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』いま知りたい!旬のおなまえ。ISSA、大坂なおみ、又吉直樹。

19年 2月 9日 土曜

 雪後曇。
 バナナ、鶏唐揚、掛け饂飩。外出せず。昼寝。『中野重治』読了。不勉強な事にこの作家を読むのは初めて。印象に残るのはやはり共産党の事。あんまり理想は語られない。転向の事など、自分との関係、共産党の現状に対する批判などが目立つ。加藤典洋の解説で「フリーライダー(ただ乗り者)」とあるのはその辺もあるのかも知れない。もう一つ印象に残ったのは、評論やエッセイの始めに、必ず「自分はこの主題について語る資格不十分なのにうっかり引き受けてしまったので、その積もりで読んでくれ」というような言い訳が付いているところである。それも全体の紙数に対してかなり長い。やはり解説で触れられている中野の「暗くてねちねち」したところの片鱗かも知らぬ。ハンバーグ。ビデオ。『所さん!大変ですよ』なめんなよ! スターねこ急増の謎。『人間ってナンだ?超AI入門 シーズン2』第3回 発想する。『美の巨人たち』カラヴァッジョ「バッカス」。

19年 2月10日 日曜

 曇。
 バナナ、鳥の唐揚、掛け饂飩。図書館。昼寝。杉浦康平編『神戸芸術大学レクチャーシリーズ 「ふと…(セレンディピティ)」の芸術工学』読み始める。鰻丼。ビデオ。『目がテン』歴史研究会第9弾「忍者の生活」。からくりだらけの忍者屋敷▽当時の最先端科学!忍者道具を完全再現!▽水に濡れても消えない松明の秘密▽水中で呼吸できる驚きの道具。『やまと尼寺 精進日記』睦月 おかゆづくしで 春想う。7日にはお寺周りの野草で作る「七草粥」、小正月に作る「小豆粥」。

19年 2月11日 月曜

 曇。
 バナナ、鳥の唐揚、掛け饂飩。買い物。昼寝。『「ふと…」の芸術工学』読了。神戸芸術工科大学大学院芸術工学基礎論の講義録。赤瀬川原平「路上観察の面白さの一つは、所有できない点です。眼で所有するしかない」(p.46)。夏目房之助「コマにはいろんな用法がありますが、基本的には時間分節だと言えます。時間が移ることを示すコマの枠線が二本引かれている」(p.52)。宮本隆司、ダンボールハウスについて「隙間、死角、所有者のはっきりしない場所、空白の場所、そういうところを巧妙に見つけて家を造る」(p.107)。柳田理科雄「こうして、ヒーローや怪獣の強さを表す新しい単位『ジャイアント馬場』が誕生しました」(p.155)。略して「ジャバ」、記号は「Gb」。「ロボットコンテスト」の創始者森政弘が発明した「川を遡る船」が面白い。外輪船にそっくりだが、外輪は櫂ではなく水車で、水力でロープを巻いて川上へ上っていく。佐々木正人の文章の判りにくさにも笑った。アフォーダンス理論は、主体を解体してしまう処が在るが、主体を消し去って文章が書ける訳がない。それを無理に書こうとするから妙に文学的な、判りにくい文章に成る。カレーライス。ビデオ。『日曜美術館』絵画は社会を変える〜反骨の画家・北川民次。『NHKスペシャル』ベイリーとゆいちゃん。日本最初の「大病院専属セラピー犬」のベイリー。そのベイリーに支えられながら、重い病と決別する大手術を受ける少女、ゆいちゃんの日々。「なぜ犬が人間の心を癒やすのか?」という謎にも、最新科学で徹底的に追求。感動に誘導しようとしないところが良い。民放は笑う処泣く処の支持が煩い。『美の壺・選』うつくし、妖しの鏡。『趣味どきっ!』不思議な猫世界 第8回 路上猫観察のススメ。最終回だが何の纏めもなくだらだら終わる。それで良いような気もする。『100分de名著』M・ミッチェル 風と共に去りぬ 第4回 すれ違う愛。

19年 2月12日 火曜

 曇。
 バナナ、鳥の唐揚、掛け饂飩。買い物。毎日新聞社・高野山真言宗総本山金剛峯寺編『命のことば』読み始める。ほっけの開き、鯵の開き、目玉焼き。ビデオ。『デザイン トークス+』東京の景観(リノベ)。『ブラタモリ』#121 東京・豊洲。

19年 2月13日 水曜

 曇。
 バナナ、鳥の唐揚、掛け饂飩。買い物。読書『命のことば』。鳥肉の生姜焼き。ビデオ。『探検バクモン』築地場外市場は今。『又吉直樹のヘウレーカ!』“空耳”はなぜ起こる?。『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』鍋料理おなまえ。「しゃぶしゃぶ」、「ちり鍋」の「ちり」。『所さん!大変ですよ』野菜・果物の色に異変!?。黄色いリンゴ、カラフル・カリフラワー。

19年 2月14日 木曜

 晴。
 バナナ、鳥の唐揚、掛け饂飩。外出せず。昼寝。『命のことば』読了。大正十年以来百年間続いている、高野山夏期大学の代表的講義録。案外ぼん様の法話がつまらない。椎名誠「僕はアメリカに行くとエスキモーに『援助』という名の『迫害』を与えている悪い国だな、と思えてしかたがないです」(p.30)。田中洋一・光村図書出版編集部編『光村ライブラリー・中学校編 第四巻 フシダカバチの秘密ほか』読み始める。ハンバーグ。ビデオ。『人間ってナンだ?超AI入門 シーズン2』第4回 移動する。『チコちゃんに叱られる!』コタツでウトウトするのはなぜ?/「はやぶさ2」の目的は/桃太郎はなぜ桃から生まれた/カレーパンはなぜ油で揚げる。『地球ドラマチック』スカンジナビアの森で 3匹のこぐまの物語。再放送だがカメラが良いのでまた見た。『BS1スペシャル』欲望の時代の哲学〜マルクス・ガブリエル 日本を行く。ヒューマニズムという結論が先に在る感じで案外つまらない。小じゃれたポップな映像も鼻に付く。

19年 2月15日 金曜

 曇。
 バナナ、鳥の唐揚、掛け饂飩。図書館。昼寝。『光村ライブラリー・中学校編 第四巻』読了。インターネットで調べたら、過去に国語の教科書に載っていた物の内、優れたものを集めた編集版という事だった。第四巻だからか、本の中にはそういう経緯がどこにも書いてない。収録されているのはどれも良いエッセイだと思うが、もう少し気楽な物や笑いのある者が在ると良かった。教科書だからこそ。岩波洋造「植物のにおい」は、ワサビやニンニクの匂いが黴や虫を防ぐ効果を解説していて面白かった。角山栄「シンデレラの時計」は文学についてではなく、ヨーロッパの時計の歴史について語られる。時計の普及が労働の質を変えた事に言及していて興味深い。養老孟司著『猫も老人も、役立たずでけっこう』読了。Eテレの番組『ネコメンタリー猫も杓子も』の書籍化。「みなさん、『発見』って、何かを見つけることだと思っているんでしょうね。違うんです。たとえば、ある日突然、今まで同じだと思っていた虫が違う種類であることに気づくとする。それは、『違いがわからなかった自分』が『違いがわかる自分』に変わったということ。見える世界が変わったということなんです。つまり、『発見』というのは『自分が変わる』ことに他ならない。自分が変わった瞬間、世界も変わるんです」(p.70)。養老孟司 池田清彦 吉岡忍著『世につまらない本はない』読み始める。カレーライス、目玉焼き、コロッケ。ビデオ。『欲望の哲学史 序章〜マルクス・ガブリエル、日本で語る』実存主義、構造主義、ポスト構造主義という戦後哲学の流れが再確認できて良かった。ガブリエル自身の「新実在論」は「世界は存在しない」などと刺激的な言葉を使っているが、要するに世界という全体を客観的に把握し得る視点は存在しないという、何を今更という感じの主張。キリスト教文化圏では常に一定の衝撃があるのかも知れないけど。実在するのはローカルな構造だけである。それでどうやって「合意」が可能かというと、ローカルな実在が重なり合っている事で可能になる。これもドゥルーズとガタリの「リゾーム」の言い換えという感じ。そういう意味では、非キリスト教的と言うか非一神教的なんだけど、倫理の問題になると、ヒューマン・ユニバーシティ的に絶対的普遍性が出て来る。それは論点先取りじゃないの、という気もする。『美の壺・選』薪ストーブ。『タモリ倶楽部』「自作の電子マシーンでガチバトル!勝ち抜きエレキ合戦!!」最近ネットでバズっているのが「○○を作ってみたシリーズ」。自作作品をSNSで発信する人が多くもの作りが大ブーム!プロ顔負けの本格的な知識を駆使しながらどこかくだらない電子機械No.1に輝くのは!?。『サイエンスZERO』さきどり!最新科学スペシャル #2。日本酒を作る発酵の過程で、免疫細胞を強化する物質が新たに生まれることを研究者や酒造会社が発見!「うつ病」の診断に機械学習を取り入れ薬の有効性を事前に予測する広島大学の最新研究。日本最大の鍾乳洞「秋芳洞」。去年4月に見つけた新たな空間は果たしてどこまで続いているのか!?。『100分de名著』オルテガ“大衆の反逆”第1回 大衆の時代。大衆は「みんなと同じ」だと感じることに苦痛を覚えないどころかそれを快楽として生きている存在だと分析するオルテガ。彼らは急激な産業化や大量消費社会の波に洗われ、自らのコミュニティや足場となる場所を見失い、根無し草のように浮遊を続ける。他者の動向のみに細心の注意を払わずにはいられない大衆は、世界の複雑さや困難さに耐えられず、やがて自分とは異なる他者を排除し始めるという。

19年 2月16日 土曜

 晴。
 バナナ、メンチカツ、掛け饂飩。買い物。『世につまらない本はない』読了。第一部が養老孟司の「本の読み方」、第二部が養老孟司、池田清彦、吉岡忍による鼎談「バカにならないための本選び」という構成。「本屋にいって本がたくさん並んでいるのを見ると、精神科の待合室みたいだなと思います。本になって売られているということは、どの本も『当たり前のことを言っていない』わけだから、そう思ってしまいます」(p.62)。「結局、日本というのはだんだん状況が厳しくなってくると、ある種、原理主義的な固いものが出てくる。多様性を否定する雰囲気が出てくる」(p.82)。「『自分はこう思う』というより、『どう見えるか』のほうが信用できる」(p.120)。餃子。ビデオ。『デザイン トークス+』鏡。『ブラタモリ』#122 ローマ。『又吉直樹のヘウレーカ!』群れない生き方 わかります?。オランウータンの生態。『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』おなまえっ!ミステリー。「600人いるのに名字がほぼ3つの村」の謎。
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