『週刊かすてら・愚か者の退屈な生涯』2018年第46号

18年11月11日 日曜

 晴。
 バナナ。外出せず。昼寝。読書『日本の大問題』。餃子。ビデオ。『目がテン』北極圏グリーンランドの最北集落でイヌイットの暮らしを大調査▽犬の大好物!3か月放置したアザラシの生肉を人間も平気で食べていた▽イヌイットの伝統衣装ホッキョクグマの毛皮ズボン。超ポカポカな秘密は毛の特殊な構造にあり▽北極周辺だけに生息する幻のクジラ「イッカク」。モリ1本で挑むイヌイットのイッカク猟。イッカクってどんな味!?。『所さんお届けモノです!』100年以上続く老舗の新名物を探して!中山道を歩く。室町時代から450年続く老舗が作り上げた塩麹を超える“魔法の調味料”!★日本最古と言われる駅弁屋さんの絶品!釜飯 ★中山道・最大の難所!?雨の碓氷峠★ここでしか手に入らない驚きの御朱印★日本で最初にマラソンが行われた地。『THE 世界遺産』グロスモーン国立公園 カナダ ニューファンドランド島 淡水になったフィヨルド/3000万年の地球の年輪/マントルでできた山。

18年11月12日 月曜

 曇。
 バナナ。買い物。『日本人の大問題』読了。巻頭に養老孟司の教育論が付いた対談。「情報化社会とは、基本的に『先送りの社会』です。情報は基本的には過去のものです。情報とは、もう済んでしまったことのことです。過去のものに人々がこれほど囲まれている時代はありませんでした。済んでしまったことに取り巻かれていて、肝心のことを先送りにしているのが現代人です」(p.15)。「(日本の社会は)状況依存だから、状況が読めないと動けない。いきおい、義理や人情などの本質的ではない要素で物事が動き、二つの陣営に分かれてくる。それを長くやっていると、関係者がきれいに二つに分かれていって、中立の立場がなくなってくる。それでも中立でいようとすると両方からいびられる。人の世の中はそんなふうにできています」(p.27)。「日本はアメリカが古くなったような国だと思います」(p.171)。「教育と言うと、何か目的があったり、最低限ここだけは育てなければならないとか思っているようですが、僕はそうは思いません。結局『自分』の問題です。つまり、『学ぶ姿勢』がわかっていれば、それでもいいと思います」(p.191)。「学問はもともと非組織戦だったと思います。ところが、マルクスの頃から変わってきて、組織線になってきたところがあります。学問を実践しようという輩が出始めたからでしょう。学問は実践しないからこそ意味がある。それを学んでいる人の頭が変わることで、世界はひとりでに違ってくる」(p.214)。養老孟司 南伸坊著『老人の壁』読了。半分以上読んだところで再読と気付く。面白いので最後まで読んだ。「でもマイナスを減らしていくと、プラスも減っていくんですよ」(p.65)。円城塔 田辺青蛙著『読書で離婚を考えた。』読み始める。豚カツ、天麩羅。ビデオ見ず。

18年11月13日 火曜

 曇。
 バナナ、天麩羅饂飩。外出せず。昼寝。『読書で離婚を考えた。』読了。円城塔、田辺青蛙夫妻が「夫婦の相互理解のため」お互いに課題図書を出し合って交互に感想を書くという形式。理解以前の、前提とか基準とかそういう事を確認し合おうとするが巧くいかない、という感じ。円城塔の「今生では無理であろう」という台詞がおかしい。それぞれ自分の回の最後に相手に課題図書を指定するのだが、ここであれこれ迷う時に出て来る沢山の作品タイトルも興味深い。揚げ春巻。ビデオ。『美の壺・選』食卓を彩る 箸。樹齢120年の吉野杉から生まれる極上の光沢▽料理人絶賛!かやぶき屋根の骨組みから作られる竹の箸▽津軽発!菜種が生み出す模様▽世界中から1000近い数の箸を集めた箸コレクター▽スペイン人建築家デザインのスタイリッシュな箸。『100分de名著』モンゴメリ“赤毛のアン”第4回 宝物は足元にある!。『ブラタモリ』#115 湘南。『探検バクモン』町工場 世界の小さな巨人。従業員100人ほどの規模ながら、世界から「小さな巨人」と注目される三鷹市の精密機器メーカー。設計図は現場にあり。

18年11月14日 水曜

 晴。
 バナナ、天麩羅饂飩。買い物。図書館。大森望 日下三蔵編『年刊日本SF傑作選 プロジェクト:シャーロック』読み始める。秋刀魚の塩焼き、肉まん。ビデオ見ず。

18年11月15日 木曜

 曇。
 バナナ、ソーセージパン。外出せず。昼寝。読書『プロジェクト:シャーロック』。カレーライス、焼売。ビデオ。『探検バクモン』十条銀座商店街&演芸場 つぶれない街の秘密。Tシャツ100円の激安肌着店、100年以上人気を保つ老舗鮮魚店、巨大チキンカツが話題の総菜店、都内の大衆演劇の劇場がつぶれる中、現在でも長蛇の列ができる劇場など。『又吉直樹のヘウレーカ!』キノコって木の子どもなの?。キノコ狩りに挑戦!。普段私たちが食べる部分は、他の植物でいう花にあたり、子実体と呼ばれる。キノコの本体は菌糸で、地中にネットワークを張りめぐらし、中には千代田区の4分の3の面積に及ぶものも。美しい森に欠かせない驚きの生態と、深い味わい。『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』「まんぷく」高度経済成長期。「イカすって何?」「即席ラーメンの即席ってそもそも?」高度経済成長期は、即席ラーメンをはじめ、高速道路や東京タワーなどが誕生、ものが大量に生まれたことで新語もたくさん生まれた。

18年11月16日 金曜

 晴。
 バナナ、即席ラーメン、焼売。図書館。読書『プロジェクト:シャーロック』。ハンバーグ、鰤大根。ビデオ。『タモリ倶楽部』「空耳アワード2018(後編)」この1年間に発表された空耳全169作品の中からついに栄えあるグランプリが決定!名物レンタルCDショップが閉店!これからどうなる空耳アワー?!。「ジャニス」閉店をこの番組で知るとは思わなかった。『所さん!大変ですよ』食卓のヒミツ道具で健康長寿!?。胃の不調の意外な原因が!それは悪い姿勢と早食い。放っておくとガンのリスクまであるという。さらに他人が食事をとる動画を見て孤独を癒やす人たちの不思議なブームも紹介。『ろんぶ〜ん』盛り顔の論文×ロンブー淳。盛り過ぎの境界線&浮世絵風に盛る数式。どこまで盛ると盛りすぎと感じるか、「目の大きさ」「輝き」「まつ毛」「涙ぶくろ」についてその境界線を調べた論文と、浮世絵や壁画など歴史の中の日本女性の顔がどのようにデフォルメされてきたかを探り、さらに素顔を浮世絵風の顔に変換する方程式を生み出した論文。

18年11月17日 土曜

 晴。
 バナナ、チキンスティック。買い物。昼寝。幾らでも眠れる。『プロジェクト:シャーロック』読了。我孫子岳丸「プロジェクト:シャーロック」は半ば素人が作ったプログラムが、ネット上で不特定の人々に依って改良が加えられ、優れた人工知能に成長していく話なので、普通に考えればカタルシスの在る結末に成りそうだが、そうは成らない。寧ろ閉塞的。作家というのは捻くれた生き物である。酉島伝法「彗星狩り」は、著者相変わらずのネーミングの面白さと、描写の巧みさ。ただ、もうあんまり驚かないんだよね。こののままでも面白いから、贅沢なんだけど。綾瀬まる「山の同窓会」も面白かった。この著者の作品を読むのは初めて。卵生人の奇怪な生理と、馴染みの在る日常感覚の同居する奇妙さ。山尾悠子の新作が読めたのも嬉しかった。今年の短編賞受賞作「天駆せよ法勝寺」は仏教を主題にしたスペースオペラだが、SF用語を仏教的な言葉に置き換えただけで、俺には余り面白くなかった。光瀬龍の『百億の昼と千億の夜』や半村良の『妖星伝』のような、思想性がないのが物足りない。豚肉の生姜焼き。ビデオ見ず。
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