クレメンチュク閘門



 同じドニエプルと言っても、キエフと黒海とでは90m以上もの水位差がある。これを5ヶ所の閘門で調節する。つまり、日本で川下りと言うとスロープ状に下っていくイメージだが、ドニエプルでは階段状に下っていくというのが実態に近い。その5ヶ所のうちキエフから数えて2番目に位置するのがクレメンチュク閘門。以下はそこを船が通過する様子。  (2003年8月撮影)

1) 閘門の狭い水路に進入していく船。前方に見えるゲートの向こうは水位が十数m低い。 2) 船が閘門内に入り終わると船尾側のゲートが閉められ、船は降下を始める。後方は広大なクレメンチュク貯水池。
3) 船体の動揺を防ぐためか、側壁に昇降機があり、船はここに固定されている。もちろん昇降機は水位の昇降に完全に同期している。 4) 船体が下がっているのが1の写真と比べるわかる。と言うよりも、この写真だけ見ても側壁の色の濃い部分、つまり濡れている部分がついさきほどまで水中にあったことを示している。
5) 閘門の幅は18mで、船体のほうの幅は原則として16.5mに設計されるのだそうだ。18mから16.5mを引いてそれを2で割ると左右それぞれの舷側と側壁との間隔が求められる。ここへ長さ120mもの船を入れるのだから、自宅での車庫入れの時でさえ車体にかすり傷を作ってしまう誰かさんから見たら驚異的な技術だ。 6) 船が最も低い位置まで下がった状態。
7,8) 前方のゲートが開く。
9) 前方のゲートが完全に開放された状態。 10) 船がゲートを出てから振り返って見たクレメンチュク閘門の全景。


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鴎 (クレメンチュク)



 クレメンチュク閘門のすぐ下流でおびただしい数の鴎の群れを見た。海鳥ではない種類の鴎もいるのだ。  (2003年8月撮影)

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クレメンチュク河港



 クレメンチュクの河港ターミナル・ビル。閘門よりやや下流にある。  (2003年8月撮影)



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水浴場 (クレメンチュク)



 日本のように東西南北どちら向きに直進してもほどなく海に出られるという国ではないから、川岸には海水浴場のような水浴場が作られる。これは、ドニエプルだけでなく他の河川でも同じ。   (2003年8月撮影)



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川岸の風景 




 クレメンチュクよりやや下流の右岸の風景。ごく緩やかな丘陵に耕作地が開かれているのがわかる。   (2003年8月撮影)

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川岸の風景




 ドニエプルの川岸の向こうに夕陽が沈もうとしているところ。   (2003年8月撮影)



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ヨット




 こちらの船とすれちがったヨット。モーターボートやヨットはよく見かけた。   (2003年8月撮影)



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