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スイスのアルバム

ファウルホルン編

 バッハゼーからのファウルホルンへの登りは、随分道が整備されていて、良くなっていました。始めてこの道を歩いた九三年の時は、でこぼこだらけの、人が通って踏み固めただけという感じの道でしたが、左の写真のように広くなっていて、よく整備されていたのが印象的です。
 この避難小屋から先もずっとよく整備された道が続きます。
 右の写真は避難小屋から少し歩いて、バッハゼーを振り返ってみた所です。
 ヴェッターホルンが右端に見えますし、左端の二連の黒っぽい山は氷河が山頂を削り取った山でシュヴァルツ(黒い)ホルンと言います。ファウルホルンに登ってからもこの山がよく見えます。
 更に、きつい勾配を登って行くと、整備されていないままの、石ころだらけというか、大きな岩がゴロゴロしているところに出ます。
 少し頑張れば、鞍部ら出ますので、我慢しましょう。
 鞍部に出て、更にの登り詰めると、フィルストからも遙かに見えていたファウルホルンのホテルの白い建物が間近に見えて来ます。
 雪渓も残っていて、そこで記念撮影をどうぞ。バックはシュヴァルツホルンです。PLフィルターに+2の露出補正で撮ったものですが、ネガ・フィルムであれば、そんなに神経質になることもないかも知れません。これはリバーサル・フィルムだったものですから、四枚ほど露出を変えて撮ってみたものの一枚です。
 雪や空を大きく入れると、露出に随分神経を使いますが、私はどうもなかなか上手くなれず、未だに失敗が、成功を上回っています。(ちなみにこの日、ホテルを連れて出たカメラはPENTAXの645で45mm、F2.8のレンズにPLフィルターを付けてフィルムはフジのアスティア220を5本ほど持って行きました。)
 ファウルホルンのホテルは鞍部から更に登ったところにあります。直下のあたりから、見上げたホテルは、空と一体になって浮かんでいるかのようでありました。
 いつまでも、私の心に残っている風景の一つです。
 登り切る前に(ただ疲れて、休み休み登っていただけなのですが)振り返ると、鞍部からフィルスト、そしてヴェッターホルンの大岸壁が見渡せ、登山列車やケーブルカーなどで登ってきたこととは全く違う充実感が押し寄せてきました。
 山頂からは、ブリエンツ湖とロートホルンが見えます。(写真ではブリエンツ湖の一部のみ)山頂の景色はなかなか格別のものがありますが、ここから見たブリエンツ湖方面の景色はどこにも紹介されていないので(というより、ファウルホルンそのものがあまり紹介されていないので)ぜひ見て見たかった景色でありました。
 始めてスイスに来た時、ブリエンツ・ロートホルンの山頂ホテルからこのファウルホルン越に眺めた白銀の嶺峰を、いつかあの山からという思いで来たのですが、多くの方にぜひお薦めしたい展望台であります。
 ホテルのテラスで、それこそ絶景の眺めながらのランチとなりました。味は?そうですねぇ、風景が更にいい味付けをしてくれたので、とても美味しく思いましたが、普段なら、まあまあというところでしょうかね。
 帰りは同じ道を行くのも、もったいないと思いましたので、少々疲れてはいたのですが、ブスアルプの方に下ることにしました。
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