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スイスのアルバム

フィルストからバッハゼー編

 フィルストは、グリンデルワルドからゴンドラに乗って上がります。有名な展望台なので、朝早く出かけないと、乗るのに随分待たされます。
 途中、ボルトとシュレックフェルトで乗り換えて上がると一面の緑の牧草地の中に出ます。ゴンドラの中からの眺めもそれは素晴らしいのです。
 グローセ・シャイデックに向かう道と、バッハゼーからファウルホルンに向かう道が緑の草原の中に延びています。
 今日はバッハゼーに向かう道を行ってみましょう。
 カウベルの甲高い響きがこだまする朝の清々しい凛とした空気を胸一杯にして、さあ出発です。
 遙かな山のてっぺんには、白い建物が見えています。「あそこがファウルホルンだ」と思うと、なかなか大変そうです。本によると百五十年あまりの歴史を持つホテルだそうです。
 草原の緑が、黄色く染まっています。
 見渡す限りの黄色いお花畑!!
 黄色と緑なすの絨毯から真っ青な空に向かってのスカイラインは、やはり朝早くがいいでしょうね。
 凄い音がして振り返ると、ヴェッターホルンの山頂あたりからの雪崩でありました。カメラを出すことも忘れて見入ってしまっていました。

 朝の空気の中に、アイガーからミッテルレギ稜の眺めは特に見事であります。
 歩く人影もまだまばらで、写真撮影に専念できていい感じであります。
 ヴェッターホルンの方向へは、まだ少々逆光がきつすぎていい写真がないのですが。バッハゼーへ至る草原の光線の具合はなかなかよろしいようです。

 山は、朝に限るというのは本当ですねぇ。

 途中、山羊や牛や、色々と出会います。わが家の子供達(特に次女)は、それが楽しかったようです。
 それならスイスじゃなくって、近くの動物園でも良かったのかと尋ねると、「それもいいけど、まぁスイスの方が景色もいいし」と無難な反応をしていましたっけ。うーん…。
 左の写真、真ん中の稜線上に小さな建物があります。ファウルホルンのホテルです。このあたりまで1時間あまりほど。(写真を撮ったり、山羊さんの相手をしてみたりしているため、通常のコースタイムよりずぅーっと時間をかけて歩いています。)
 ファウルホルンのホテルが見えなくなったら、まず最初の目的地、バッハゼーであります。
 二つの池が並んでいるところまで着くと、ファウルホルンのホテルは鞍部に隠れてしまっていました。ここがバッハゼーであります。
 道脇には花々が咲き乱れ、本当に美しい所(ああなんて月並みな表現!)であります。この時は風もなく、湖面は鏡のように風景を投影していました。
 このあたりの斜面には、マーモットの巣穴がいっぱいあって、この日は二三匹のマーモットの姿を見ました。バッハゼー奥の斜面のあたり。ファウルホルンへの登る道から湖水までの日当たりの良い斜面が「狙い目」?です。この日は望遠レンズを持っていなかった為、残念ながら写真はあきらめざるを得ませんでしたが…。
 このバッハゼーで引き返すハイカーも多いようですが、更にファウルホルンまで行ってみましょう。
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