二次勧誘業者からの手紙

■ペンネーム「ちこ」さんからの投稿です。

 1年ほど前のお話になりますが
 
 我が家には2次勧誘のような手紙&葉書も沢山届いておりました。
 その多数の手紙&葉書の中で、今保管してあった2通について投稿させていただきたいと思います!
 
 まず1つ目は封書(手紙)について。
 業者名は「メンバーズ組織委員会」
 住所 本部 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7−5−5−307
 業者名、相手の住所は封書裏に判子で、表にはこちらの住所と宛名が汚い字で手書き、「案内書在中」、「未処理」の判子が押されていました。
 
−−−−−−−−−−以下 封書内の手紙の文面−−−−−−−−−−
 
「未処理」の印
 
        会員の皆様への緊急の連絡
 
 突然で申し訳ありませんが、以前に契約されたメンバーズクラブ
会員契約に関しまして個人情報保護法の施行のため、在籍データ
抹消確認処理をさせて頂いておりますので必ずご連絡をして下さ
い。退会・脱会・休会の希望をする方、契約の解約を希望する方
も連絡して下さい。
 
 受付フリーダイヤル 〔通話料金無料〕
  0120−571−843
  0120−571−844
指定期限 2004年10月31日(日)まで 月、火曜は休み
 【平 日】 15:00〜21:00
 【祝土日】 11:00〜21:00 (14:00〜18:00休憩中)
 
 *上記の時間帯、回線の混線が予想されます。あらかじめご了承して下さい。
 *大変恐縮でございますが、よろしくお願い致します。
 
            コードNo 1551−10070
 
            調査課  担当  松浦
  ↑
(この空白部分に確認印を押すような枠あり)
 
−−−−−−−−−−封書内の手紙の文面終−−−−−−−−−−
 
 続いて2つ目は葉書で届いたものです。
 
 この葉書を送ってきた業者名は
「会員登録事務局」
 住所 東京都新宿区西新宿7−1−7 ダイカンプラザA館ー11F
 となっておりました。
 宛名&こちらの住所はこれまた汚い字で手書き、
 業者名&相手の住所は判子でした。
 
−−−−−−−−−−以下 葉書裏の文面−−−−−−−−−−
 
メンバーズクラブの契約確認は御済ですか?
 
 拝啓、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、一昨年よりメンバーズクラブ会員契約のオンライン化に伴い、す
べての会員の登録確認処理を行っておりますが、クラブの数が多い事、
退会、契約解除、休会等の方で忘れている方がいる事、以上の理由から
なかなか作業がはかどっておりません。システムの簡素化に必要な作業
になりますので、必ず一度御連絡下さい。
過去入会の会員の方すべてに御通知させて頂いていますので、すでに退
会済みの方も御迷惑を御掛け致しますが、システムの簡素化の御理解を
御了承下さい。
 
     TEL 03−5960−3408
 
    11月25日(木)〜12月5日(日)
 
  電話対応時間   平日      15:00〜21:15
           土・日曜・祝日 11:00〜21:15
      休日   月曜 火曜
 
  契約管理コード  MC98−4132
 
           担当  若林
 
   上記の時間帯込み合う場合がありますので御了承ください
 
 
       【悪質な勧誘にお気お付けください!!】
       債権回収等の請求の葉書ではありません
       ので、混合なさらない様ご注意下さい。
 
−−−−−−−−−−葉書裏の文面終−−−−−−−−−−
 
 ちなみに文面は印刷で葉書に対して斜めに傾いて印刷されていました。
 
 2通ともに2004年のもので、その指定されている日付の直前に届きました。
 もちろんですが、2通とも完全無視でスルー。
 1年経った今でも何も起きません。
 まぁもっとも、2004年春に引越しをしてしまっているので(転送手続きをしていたので転送されてきた)その後、電話が来てたとしても旦那実家への電話なので私達が知らないだけなのかもしれませんが(笑)
 
 他に来た手紙や葉書もほとんど同じような内容です。 よく読むと変な日本語がありますね。
 つっこみどころは沢山ですがそれはとおみさんにお任せして(笑)今回の投稿はこれで終わりにしたいと思います。

■ちこさんから、三回目の投稿です。ありがとうございました。
 
■とりあえず、契約元の会社以外から何か言ってくるのは、十中八九二次勧誘詐欺だと思って間違いないですからね。完全無視は大正解だと思います。
 うっかり連絡してしまうと、
「あなたは不良会員のリストに入っていますので、会社から賠償金の請求が来ますよ。我々が助けてあげましょう」
 とかなんとか嘘八百のトークで、新たに何かを買わされる羽目になるのは、火を見るより明らかです。
 
 無理やり例えるなら、A君にお金を借りたことのあるB君のところに、見知らぬC君から突然
「A君から借金したことのある人の調査をしてます。連絡してね」
 というはがきが届いた、てなシチュエーションですか。
 ・・・C君って、誰? A君とどんな関係?
 金銭の関わることだし、こういう場合はC君よりもまずA君に直接確かめるじゃないですか。そういうことです。
 
 で、もしも脊髄反射で、C君に電話をしてしまったとして、C君曰く・・・
「君は、A君にお金を返していないことになっているよ。A君はとっても怒っていて、延滞金だ、慰謝料だ、って騒いでるよ。俺ならなんとかすることができるから、A君が請求しているお金の半額をくれないか。」
 こんな感じですかね。
 
 ・・・こんな説明を聞いただけでC君にお金を払うバカはいないでしょうが、個人対個人の契約と違い相手が会社組織である場合、どうしても必要以上に複雑に考えてしまいがちです。その間隙をついてくるのが二次勧誘詐欺というわけです。
 
■それにしても、ツッコミ甲斐のあるハガキです。ちこさんのご期待にどこまで添えるかわかりませんが、Let's ツッコミ。
 
 一つ目。
「個人情報保護法」なんて言ってしまうと、それこそ元の契約会社は、当初の使用目的以外にちこさんの旦那さんの住所を無断で使用することはできないわけですから、「メンバーズ組織委員会」から封書が来ていること自体が、大いなる矛盾をはらんでいるわけです。
 
 大体、退会・脱会・休会なんぞ、当の会社に申請するのが道理でしょうが。「抹消確認処理」だなんて、意味無さ過ぎ。まだ二つ目の「登録確認処理」の方がマシです。
 
 それに、未処理の印なんざ、自分のところで管理している書類にこそ押すべきで、なんで相手に通知する書類にそんな判子を押すかな。不必要な手間ばかりがかかるじゃない。データ管理のやり方を間違っています、絶対。
 
「ご連絡をして下さい」というのは・・・日本語としておかしいのでは。「ご連絡下さい」なのでは?
 いやまあ、私もあまり(かなり?)国語は得意ではないので、ズバリと間違いを指摘できないわけですが・・・(苦笑)。
 
 で、二つ目。
 一つ目のに比べて、随分と書き方がこなれているような気がします。・・・と思ったら、「システムの簡素化の御理解を御了承下さい」ですよ。これでは誰が理解して何を了承するのかわかりません。
 書き直してしまうとキリが無いので、元のハガキの言葉をそのまま使うとして、
「システムの簡素化を御理解下さい」
 もしくは
「システムの簡素化を御了承下さい」
 なら良かったんですが・・・ちょっと欲張りすぎましたね。まさしく 蛇 足 です。
 
 カモリストは、悪徳業者の間に一度流通してしまうと、かなりの期間徹底活用されてしまいます。気長に、気楽に、詐欺師の支離滅裂ぶりを笑い飛ばすぐらいの気持ちで戦って下さいまし。
 
■当サイトに寄せられた、二次勧誘関係の記事の一覧は、「体験談総目次 二次勧誘」にあります。ご参考にどうぞ。

(2005.11.2)