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7月末に続き、8月中旬に訪れた信州での昆虫観察記録を以降数ページで特集します。
まずは出会った蝶たちから・・ |
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高原は正に夏の盛り。強い陽射しが照りつけていました。
林道脇に咲くアザミに来ていたのはギンボシヒョウモン。
くっきりとした彪紋パターンは、活気溢れる高原の夏を象徴する色と言えそうです。 |
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翅を閉じるとこの通り。かなり印象が異なります。
翅裏に配された白っぽい斑点が、銀星と言う名前の由来です。 |
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ど派手な色彩を見せつける様に、翅を全開にしていたのはクジャクチョウ。
このトロピカルカラーを目にする度に、良くやるなぁと感心してしまいます。
天敵である鳥に対しての脅かし効果は抜群と思われます。 |
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クジャクチョウ程ではないけれど、キベリタテハのこの色合いもかなり印象的。
エンジのベルベットに散りばめた水色の斑点。そして金色の縁取りで決めています。
この色彩感覚の見事さたるや・・うっとりと見とれてしまいました。 |
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翅を閉じると色気など全くなし。印象の格差に一寸戸惑います。
この蝶に関しては、機嫌良く翅を全開にしてくれる迄待つ忍耐が必要です。 |
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サカハチチョウのチャームポイントは、くっきりとした白のV字。
元気いっぱいと言う感じ。 |
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控えめなモノトーン。しかし流れる様な白の斑点が特徴のこれはコミスジ。
小さいけれど中々の元気者で、随所で活発な飛翔を見せていました。
翅に欠損が見られる個体も数多く目にしました。
高原の短い夏を精一杯生きている証です。 |
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降雨後のやや湿った地面に降り立っていたのは、エルタテハ。
口吻を地面に挿して水分と共にミネラルを摂取しているものと思われます。
高原とは言えやはり夏は暑い。活力を維持する為の必然的な行動です。 |
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ヒメアカタテハも同じ様な場所に着地中。
写真的には葉や花に止まってくれる方が嬉しいのですが、出会うタテハ系は皆同様。
ほんと暑いからねぇ・・そう言う私もスポーツドリンクをごくごくと。 |
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棚田近くで出会ったヒメジャノメ。
色合いは地味ですが、眼状紋が多数散りばめられています。
鳥に対する防衛策。私の眼はここだよって・・でも一寸多すぎないかなぁ。 |
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同じく眼状紋を散りばめたヒメウラナミジャノメ。
あぜ道の草の葉で交尾中でした。
でもお互いがそっぽを向き合って・・何か冷めた雰囲気すら漂っていました。 |
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信州への旅の目的はアサギマダラとの出会い。
今年はどうもピーク時を外しっぱなしみたい。
いることはいるのだけれど、数的には今ひとつ。カメラへの警戒心も相変わらず強い。 |
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何年か前には、人の手に止まる程人懐っこいのにも出会えたんですが・・
遠隔地での観察は中々思う様には行きません。
※掲載画像は8/17〜19に湯の丸高原、八千穂高原、上田市の農村で撮影しました。 |
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Digital Camera: OLYMPUS E-P3/M.ZUIKO D 14-42mm(1st & 2nd image),
/M.ZUIKO
D 40-150mm(9th image),
OLYMPUS E-3/SIGMA 105mm MACRO(other images),
Exp.Date:
2011/8/17-19 at Nagano(長野),
(c) 2011 Toshio Someya All rights reserved. |
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