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フルメンバーが揃った草むらでは、弱者強者の関係が一層はっきりして来ました。
残酷に感じることもあるけれど、それぞれの種が生き抜いて行く為の切実な行動です。
目をそらさずに・・とは言っても、やはり辛いシーンが度々。 |
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幼虫の頃は草食性だったキリギリスも、成長と共に獰猛な肉食性に変化しました。
今日出会ったこの個体も、甲虫らしき獲物をくわえていました。
しかしよく見れば、この強者自体、後脚の片方を失っています。
何らかの外敵の攻撃を受けてしまった様です。上には上がいると言うことですね。 |
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カマキリ幼虫たちの獲物捕獲スキルが一段とアップして来た様です。
このハラビロカマキリ幼虫がキャッチしたのは小さなハエ。
レンズに向かって ”横取りはさせないぞ” と言う威圧の視線を投げかけて来ました。 |
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昆虫たちにとって最も警戒すべき相手が各種の蜘蛛。
固い殻をまとっている甲虫も、彼らの魔の網に掛ってしまえばなす術がありません。
ここではマメコガネがジョロウグモの餌食になっていました。 |
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殺伐としたシーンを見た後で、こう言う光景に出会うとほっとします。
キタキチョウ。小さな翅を羽ばたかせて、あっちへ行ったり又こっちに戻って来たり。
”蜘蛛の巣に気をつけて!” と声をかけたくなる様な頼りない飛び方でした。
暫く目で追っていたらこうなりました。お尻をくいっと曲げて産卵の開始です。
ひらひら飛翔は、やがて生まれる幼虫の為の食草探しだったんですね。”偉い!” |
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久しぶりにカメムシらしい形のカメムシに出会えました。
いかにも頑丈そうなこれはクサギカメムシの幼虫です。
名前にあるクサは臭いの意味かは?ですが、刺激を与えると凄い悪臭を放つらしい。
今日のところは大丈夫でした。そう言えば今年はあの匂いをまだかいていない気が・・
勿論かがずに済めばそれに越したことはありませんが・・ |