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東京の昆虫レポート2011 ”急かされる気分で” | ||
アオハナムグリ、ムシヒキアブ、オオカマキリ、クロオオアリ、ホシベニカミキリ |
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撮影・掲載:2011/5/25(5画像で構成) |
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天気予報を見ると傘マークがずらり。関東地方の梅雨入りも間近と思われます。 昆虫の数も更に増え楽しい時期なのですが、季節の決まり事だけはどうしようもない。 急かされる気分で歩きました。 |
イボタノキの釣り鐘状の白い花が見頃を迎えていました。 独特の強い香りに引き寄せられる様に多くの昆虫が集結中でした。 どの花でもOKのアオハナムグリも当然。 小さな花なので、鼻面だけをちょこんと突っ込んでの慎ましい食事風景でした。 |
一方この食事風景は全然慎ましくありません。 ムシヒキアブが、いよいよ本性をあらわにし始めた感じです。 犠牲になったのはヨコバイ系の幼虫でしょうか。惨いけれどこれが自然界の現実です。 数えきれない程沢山誕生したヨコバイ系幼虫も、こうして淘汰されて行くんですね。 |
カマキリも自然界の淘汰にとって欠かせない主役の一つ・狩りのエキスパートです。 しかし現状は、実力発揮までにはまだまだの段階の様です。 これはオオカマキリの幼虫。小さ過ぎて大物捕獲はまだ無理みたい。 鎌が情け容赦なく振るわれ獲物がゲットされる頃、本当の夏がやって来ている筈です。 |
今日出会った一寸珍しい物。身体はどう見てもアリ。でもしっかり翅が生えています。 私としては初遭遇のクロオオアリの女王アリでした。 所謂結婚飛行・オスアリとの生殖活動の為、巣から飛び立って来たところの様です。 選ばれたこの一頭には、交尾後、地上に戻っての巣作りと言う大仕事が待っています。 所期の目的通りオスアリと出会えるのでしょうか。思わず応援したい気持ちに・・ |
私の個人的な趣味として、昆虫の中で特に好きな種類がカミキリムシの仲間です。 しかし中々出会えないのが現実。今日は意外な場所で嬉しい出会いが実現しました。 木の上でなく、草の葉に止まっていたのは、鮮やかな紅色のホシベニカミキリです。 カミキリの中でも特に好きな種類なので、思わずやったね・・でもこれが相当なドジ。 生まれて間もないのか、カメラに驚いて飛び去ることもなく、もたもたの連続。 全然、らしくないなぁ。でもそのお陰でじっくり観察出来たのは嬉しいけれど・・ 尚、この一頭のディテールについては、昆虫ナウ2011の#5 に掲載しました。 |
Digital Camera: RICOH CX4(2nd image), OLYMPUS E-620/ZUIKO DIGITAL 35mm MACRO(other images), Exp.Date: 2011/5/25 at Tokyo(東京) (c) 2011 Toshio Someya All rights reserved. |
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