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台風一過を思わせる晴天に、それ行け!と出かけましたが・・
昆虫観察の好機はほんの束の間のこと。やがてひろがる雲そして強い風。
今は梅雨だから贅沢は言えないのですが、変わり易い空模様に翻弄され通しでした。 |
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雨を避け姿を隠していた昆虫たちも、この陽射しを受ければ、勇躍活動再開の筈。
事実そうだったのですが、いかんせん風が強過ぎました。 |
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シオカラトンボも飛行とりやめ。地べたにへたりこんで風よけの静止体制に。
お陰で、青空を映した様な青緑の複眼をじっくり観察出来たのは幸いでした。 |
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風を除けられる草の繁みに目を移してみたら、様々な甲虫を目にする事が出来ました。
これはヒメビロウドコガネ。名前の通りビロウドの様な質感を持つ前翅が特徴です。
光を受け微妙に変化する色合いが何とも美しい。 |
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今日も出会えたホシベニカミキリ。状況は前々回5/25のレポートとほぼ同じでした。
草の茎に止まったのはいいけれど、何とも治まりがつかない様子。
姿勢を保とうとするのですが、重い体重の為かうまく行かずよろよろのし通しでした。
強風に飛ばされてここに不時着したのかも知れません。何だか気の毒な感じでした。 |
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秋に黄色い花を開くセイタカアワダチソウ。早くも青々とした葉を繁らせています。
瑞々しい草には当然の事ながら大量のアブラムシが寄生します。
そしてそこにはこれまた当然の様に、ナナホシテントウ登場の図式が成立します。
不思議なのは、天敵と判っている筈なのにアブラムシが逃げる素振りを見せないこと。
まるで食われる為にそこに居る様に思えてなりません。つくづく??です。 |