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夜には絶対雨。素人目にもそう判断出来る様な下り坂の空模様となりました。
雨が降り出したら昆虫との出会いは望み薄。そんな気持ちから早足で歩きました。
昆虫たちも雨を予測しているのでしょうか。揃って活気が感じられない様子でした。
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葉っぱの上で、もそもそと食事中のクサカゲロウ。
普段から、弱々しくて活気に欠けるのが個性だけど、今日は尚一層でした。 |
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成長しつつあるヨシの葉で、いま多く見かける光景がこれ。
びっしり群がっているのは、イネ科植物に寄生するモモコフキアブラムシです。
そしてこのアブラムシコロニーに必ずと言っていいくらい現れるのがアリの仲間。
この画像にも2頭写っています。お尻からしみ出る甘露をねだっている様です。 |
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アリとアブラムシは共存関係。一方ナナホシテントウは強力なアブラムシバスター。
葉の上を忙しく歩き回りながら捕食しているけれど、対象の数が桁違いに多過ぎ。
どうにも追いつかない感じです。アブラムシは明らかに数で勝負してますね。 |
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ヨシの葉先で遠くを見つめるゾウムシひとつ。
一寸メランコリックな光景にも思えるけど、その姿を仔細に観察してみると・・
色合いから判断すると、外来種アルファルファタコゾウムシの様にも思えます。
欧州から渡来し、特にマメ科の植物に甚大な被害を及ぼす要注意昆虫です。
この観察地にもマメ科の植物が多い。決して喜ぶべき遭遇ではないのかも。 |
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ゾウムシ系をもう一つ。その名はカツオゾウムシ。名前の由来は言わずもがなですね。
誰が見ても、粉を吹いたカツオブシを連想すると思うのですが、どうでしょうか。
やがて赤っぽい粉がはげ落ちて、黒い体色に変わってしまうそうです。
美味しそうな色合いを楽しむのも今のうち・・ |