2000年3月 パリ・イタリア旅日記   

4月24日(金)

ローマ最終日 
広場を巡る (1)



いよいよ旅行も、今日一日を残すばかりとなった。
朝、ゆっくりと寝て、今日の朝食もほとんど最後の
グループだった。

今日の予定は、まずバルベリーニ広場Piazza barberiniに行き、
そこで、ベルニーニの噴水を見てから、ガイド・ブックにあった
変わった教会、「骸骨寺」なる所を訪れてみようという事に。

フィレンツエからのガイドさんの注意によると、どちらかと言うと
地下鉄は、あまり乗らない方が無難かもしれないという事だったが、
日中で、三人なのだし、乗ってみようということになる。


全く、人がいないというわけではない。
テルミニ駅の地下鉄には、たくさん人がいた。
でも、急に人影が、全く無くなってしまう瞬間がある。
確かにこれは、一人だったら気味が悪いねえと、話ながらの
地下鉄体験だ。














地下鉄にまでトレイン・アート




さて、「地下鉄」の雰囲気2

余所者が一人で利用するには、やはり、怖いかもしれない。
こうして私達が着いたのは、予定通り、地下鉄A線の
バルベリーニ駅




バルベリーニ広場




トリトーネの噴水









ここにも蜂が・・・・



バルベリーニ通り、ヴェネト通り、トリトーネ通りが
交わる広場、バルベリーニ広場の真中にこの噴水がある。
ポセイドンの息子で、半身半魚のトリトンが、貝に乗ってほら貝を吹いている。
ベルニーニの傑作の一つといわれいる。
蜂は、バルベリーニ家の紋章である。




同じくベルリーニ作
「蜂の噴水」

Fontana delli Api



バルベリーニ家出身の教皇、ウルバヌス8世の即位
を記念して、制作されたもの、とのこと。



「骸骨寺」って?



ガイド・ブックによれば、「骸骨寺」の正式名称は、
「サンタ・マリア・デラ・コンチェツィオーネ教会」というのだそうだ。
「修道士達の4000体の人骨で、装飾されている・・・」
と、説明があり、結構な観光名所になっているらしい。
それで、私達も恐いもの見たさで、つい出かけてみた。
ところが、私達はというと、「一体、これのどこが、骸骨寺!!?」
とキツネにつままれた思いで、帰って来ていたのだった。

帰ってからの友人との話の中で、
「不気味だったでしょう?」 「いいや、それがね、、、。」
話は、不思議に食い違った。
その友人は、やはり家族で訪れて、中に入り、その不気味さに
背筋が寒くなったという。

間違った教会に行ったに違いないとも考えた。
でも、外観を言い合わせてみると、どうも同じ所らしい。




同じ建物だったのに、骸骨寺は、どこにあったのか?
改めて、じっくり、ガイド・ブックを見なおして見る。
すると、そこには、「地下の納骨堂」と・・・・。
でも、私達は、単純に写真の階段を上って教会に入った。
では、地下の「納骨堂」への入り口は、どこに・・・?





ナヴォーナ広場へ向かう途中で、もう一度
トレビの泉によることにする。
私達は、にぎやかなトリトーネ通りを歩いた。

トレビの泉は、相変わらずたくさんの観光客で賑わっていた。
同じ所へ来たので、せっかくなので、前に見なかった、
その近くの教会も見ることにする。



アカデミア・サン・ルーカ Accademia di St.Luca















ガイド・ブックにも出ていなかったので、
詳しくは、わからないのだけれど、
女性的な雰囲気のきれいな教会だった。




オートバイ/スクーターで一杯の通り



コロンナ広場 Piazza Colonna



ここは、ナヴォナ広場に行く途中のところにある。
広場の名は、真中に立っている円柱(コロンナ)に由来するという。
トラヤヌスの円柱(コロンナ)を模して、193年、
アウレリウス帝の戦勝記念として、建てられたとのこと。
一休みをしようと、立ち寄ったのがこの広場だった。





裏道を歩いて、ナヴォナ広場へ向かう







ナヴォナ広場へ


「旅日記」番外編 **骸骨寺の怪** へ


イタリア旅行TOP