1453年、およそ1000年の繁栄を誇ったビザンティン帝国の首都、 コンスタンチノープルが陥落します。 *陸路は難攻不落と言われた堅固な城壁で防ぎ、海路は、鉄の鎖を沈めて敵の侵入を、 阻んでいたコンスタンチノープルがついに・・・ 塩野七生著「コンスタンチノープルの陥落」をドキドキしながら読んだところです。 その時、メフメット2世率いるオスマン軍は、オスマン艦隊(船)の山越えという奇襲作戦を 決行して勝利します。地図(2)参照 トプカプ宮殿は、そのメフメット2世が作った宮殿です。 1465年から1478年にかけて作られました。 |
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「皇帝の門」を抜けて、「表敬の門」を入ります。![]() |
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宮殿に足を踏み入れるや、壁はタイルに埋め尽くされていました。 |
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暖炉![]() |
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ハレムHarem 「ハレム」とは、「禁じられた」と言う意味とのこと。 スルタン以外の男子の立ち入りが禁じられていた場所です。 |
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「大奥」に入る前にある宦官達の部屋![]() エジプトから連れて来られて、少年のうちから女性に興味をもたないようにという 宦官としての教育を徹底的に受けたのだそうです。 ハレムで女性達は、24時間宦官たちに監視されていました。 |
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ここから、女性達の居住区へ![]() |
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スルタンの寵愛を受けた女性達の居住区![]() 右の2階は、スルタンの王子を出産した女性達の部屋 左側は、蒸し風呂で、女性達の社交場でもあったそうです。 スルタンに奉仕させるために幼いうちに奴隷として買われた女性達ですが、 イスラム社会では、彼女たちにも人としての権利があり、美しい衣装が支給され、 一定の給金も支払われたとのことです。 【NHK「王たちの物語 トプカプ宮殿の光と影」】からの受け売りです 女性達は、スルタンを喜ばせるために高い教養を求められ、 8年に渡って、楽器、歌、踊り、刺繍などの技量を磨きました。 多い時には、女性達は1000人もいたそうです。 その中からほんの一握りの優れたものが、スルタンの寵愛を受けることになります。 |
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スルタンの母后の部屋![]() |
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螺鈿の扉の模様![]() |
↑母后の部屋は、ハレムの中央で、スルタンと女性達の部屋の間に位置していて、 両方を見据えていたそうです。 ![]() |
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女性達がスルタンの寝室に向かう前の控えの間![]() |
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スルタンの寝室に行きます![]() クリック 水分を多く含んで高温で焼かれても壊れないという 高度な技術によって作られたイズニック・タイルが、壁という壁を埋め尽くしていました。 *その後、何百年間も途絶えてしまっていた技術ですが、今また、研究により再生されつつあるようです。 |
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スルタンの寝室![]() |
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スルタンの天蓋![]() |
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![]() その贅を尽くした豪華さに圧倒されていました。 |