王(ワン)飯店には謎がある‐王の謎の巻その二

 

 

  

 

 

 

 

油絲餅を煎しているところ

 

前回の王の謎その一に続きその二ですが、今回の宴会で彼女の出身地を確かめることができました。彼女の出身地は浙江省南部の麗水だそうです。位置は金華と温州の中間ぐらいです。上海から行くときには温州まで飛行機で行ってそれから麗水へ行くのがよいそうです。

さて、今回のメニューは冷菜(拌干絲、三黄鶏、ピータン)、龍井蝦仁、油絲餅、湯葉と青菜の炒め、烏骨鶏の薬膳鍋、金華火腿炒飯といいたところですが、油絲餅以外はもうひとつといったところです。特に蝦がよくないですね。中国では沿海部の人以外はこういったものに対するセンスはいまひとつのようです。麗水は内陸ですからね。本日のベストセレクションは油絲餅と拌干の取り合わせだと思います。手伝いに来てた王の親戚の人たちもこの組み合わせで食事をしていました。

 

大根の細切・漬物などをのせて
まず豚肉を敷いて

 

溶き卵を入れて焼き上げます

油絲餅は生地の上に豚肉をならべ、大根の細切・漬物などをのせ、更に溶き卵を加えて焼き上げます。王の故郷麗水あたりの料理のようですが、現在では年よりは作りますが、若い人はもう作らなくなった料理とのことです。まー。中国版おやきといったところでしょうか。

 

 

 

 

烏骨鶏の薬膳鍋
湯葉と青菜の炒め

 

 

 

 

 

 

 

 


基礎データ
住所 仙台市青葉区堤通雨宮町2-1長久ビル1階
電話 022-275-2638
営業時間 昼と夜、日曜日はお休み。
お勧め料理 3日以前に予約する特別料理
取材日時 2004年3月




ホームページへ戻る