王(ワン)飯店には謎がある‐王の謎の巻その一 |
---|
![]() |
---|
そんなの簡単じゃない、店の名前が上海王飯店だから出身地は上海じゃないのというあなたはかなり甘いですね。彼女に聞いてみたところ、上海じゃないんだそうです。浙江省というので、杭州と聞くともっと南とのこと。金華と聞くとその近くだとの答えです。なるほど特別料理の菜譜を見ると金華火腿を使った料理をいくつか見つけることができます。
そんなわけで、彼女の出身地は金華の近くかと思っていたのですが、今回、宴会の予約に立ち寄ったときに話してみると、彼女の故郷は蒋介石の故郷と同じだというのです。それで、渓口(蒋介石の出身地で、彼の生まれた部屋とか別荘などだ保存されています)なのと聞くと、また、話が通じなくなってしまいました。結論はまたお預けとあいなりました。いずれにしろ、渓口は寧波の近くなので、上海系の料理としてはもっともディープなゾーンに位置することになります。
今回は宴会の予約だったので軽くと思っていたのですが、あい方が小籠包と粽子を予約してくれというので、この二つを電話で予約して置きました。小籠包は量が多すぎた(合計30個出ました)せいもあってちょっと味が重たく感じましたが、手作りの皮のかみ応えはなかなかよろしかったです。粽子はタコ糸ではなく竹の葉から作った(?)ひも状のものですべてが結び合わされていて、好感の持てる仕上がりになっていました。中に入っている漬物の味がいいですね。王さんのお母さんが漬けたものだそうです。もちろん、1,2個味を見て残りはテイクアオトしました。
![]() |
![]() |
![]() |
住所 | 仙台市青葉区堤通雨宮町2-1長久ビル1階 |
---|---|
電話 | 022-275-2638 |
営業時間 | 昼と夜、日曜日はお休み。 |
お勧め料理 | 3日以前に予約する特別料理 |
取材日時 | 2004年3月 |