「Yellow gangs」について

「Yellow gangs」を直訳すると「臆病なやつら」となります。

【yellow】形容詞

1.黄色の
2.肌が黄色い、黄色人種
3.陰気な、嫉妬深い
4.［口語］臆病な

【gang】名詞

1.（奴隷、土方、囚人などの）一群、一隊；（悪漢などの）一団、一味；暴力団、
ギャング；［口語］連中、やつら；（子供の）遊び仲間

という訳であまり良い意味では使われないようです。

実は「Yellow gangs」の名前は実在していたのでした。

私の在籍していた京都府立向陽高校陸上部の俗名でした。ユニフォームが黄色だったので、マネージャー達が名づけたのですが、メンバー達が「ダサい」ということであんまり使われませんでした。で、せっかくなので、京都府立小畑川高校陸上部の駅伝チームにこの名称を使おうと思ったのです。
ところで、私のチームはいつでも予選で負けていたので本大会では走った経験は一度もありません(^-^;

「Yellow gangs」は上記のように直訳ではあんまり格好の良い意味ではありませんが、私はそれでもいいのではないかと思います。だって、この物語の登場人物は、人間臭いんですもの。陸上以外にも色々悩んでいるし、弱気になる時もなるごく普通の「臆病な連中」なのです。決してスポ根ものに出てくるスーパーマンではないのです。だから、私はとても親しみを持っているのです。
そんな彼らにささやかながらにエールを贈りたい。そんな心境でこの物語を書き進めていきたいと思っています。

おわり
(2000.2.6)

※この物語は著者の体験を一部取り入れたフィクションであり、
実在の人物、団体等とは無関係です。