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4、まとめ

 映像制作を現学校教育で実践するには様々な面で困難がある。この実践では比較的安価に映像が制作できる方向性を模索しているが、さらに精巧で高度な教材の必要性を感じる。しかし、映画などの本格的制作ではヴィデオカメラなどの映像機器が学習者の数に見合うだけ設備されていなくてはならない。コンピュータ利用やその指導のためのスキルを得るまでには長期間の教材研究が必要である。そもそも十分な授業時間数が確保されていなければ、自ら学ぶ力が育つことはおろか教科内容を必要なだけ体験することさえできない。だからといって、単に機械を導入するだけの実践、教師の技術指導先行だけの授業もこれまた問題である。必要な素材をあつめ、物質的、精神的バランスのとれた中庸な教育活動が求められる。ここにあぶり出される問題点を重大に認識、検討し、21世紀へとつながる教育内容を実践していきたい。

5、関連情報

参考文献

Web関連