TACバンブーロッド製作教室 9
第4章 ラフ プレーニング (荒削り)
  U 1次削り     いよいよカンナでの削り作業に入ります・・・プレーニング フォーム(削り台)に矯正の終わった竹片をセットしカンナがけをして    所定の寸法にします。・・・6本の各セグメントを束ね、糸で巻き締め焼入れをする、前段階の工程ですね。 その前にカンナの説明を・・・・この教室では道具・材料など一通り揃っている、を前提に説明していますが、カンナの選定などのご質問なども多く、また、カンナについての思い違いなどままあるようですので ちょっとご説明をば・・・。

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プレーニングフォームの上に置かれた左右の
カンナにご注目ください。白の補助線でお分
かりかと思いますが、刃の角度が違っている
のがお分かりだと思います。
ここで間違えてしまう方が多いので一言!刃
先の立っているのが仕上げ用です!刃先が寝
ているほうは素材を削り取るというより割り
取る?のイメージ。繊細な作業には向きませ
んのでお間違えのないように!
ついでに申せば、仕上げ用一丁で竿は作れま
す。(勿論プロは両方を使いこなしますが))

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前工程でできた一つの角度が60°になっ
た竹片をプレーニングフォームにセットし
てみましょう。フォームの溝にはみ出さず
にセットできましたか?

はみ出すようでしたら曲げ直し工程に戻っ
てくださいね。脱線するようですと「削り
にくい」「角度が不正確に削れる」「すぐ
に刃先が鈍くなって切れなくなる」「怪我
しやすくなる」などなどいやなことがいっ
ぱい・・・になります。

あれば荒削り用のでシュルシュルっと削り
ます。仕上げ用のでピーっとやってもOK
ですね。
ただ、片側だけを削って行かず時折反対側
にもカンナをかける事と根元側から先端側
へと削る事をお忘れなく。

右の画像のようになればOK。

ただし、まだフォームのセットをしていま
せんのでこれは練習!!ちゃんとやるには
まず、フォームのセットから!

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