TACバンブーロッド製作教室 10
第4章 ラフ プレーニング (荒削り)
  U 1次削り     いよいよカンナでの削り作業に入ります・・・プレーニング フォーム(削り台)に矯正の終わった竹片をセットしカンナがけをして    にします。・・・6本の各セグメントを所定の寸法に削りそれぞれを束ね、糸で巻き締め焼入れをする前段階の工程ですね。 V  フォームのセット・プレーニング       焼きいれ前のこの段階では仕上げ寸法の60〜70%ほどに削ればOKでしょう。テーパーチャートのフォーム深さのデーターからその    分の数字と《フォーム面とカンナの刃が干渉しない最低限の逃げ・・・・これがないとフォームを削ってしまうことになります》を考慮    した数値をダイアルゲージで確認しつつセットしていきます。     セットを終えたら削り始めます。手前から先端方向へとカンナを押して行き、60度の角を形成していきます。全長にわたって60度の角    がつけ終わったらセグメントを回転させスキン側を除く両面を交互に削ります。曲がりやねじれをしっかり直してあれば楽に作業を進め    ることができるはずです。    もし、うまく行かないとすれば・・・カンナの取り扱いがうまくできていないことでしょうか。刃の出す分(切削量)と力加減、そもそ    も刃の砥ぎができていない・・・なども大切ですね。  

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右、 ギャリソン型のディファレントピッチスクリューでの
 アジャストはスクリューを全体的に軽く回しましょう。
 大雑把なアジャストは指だけでできたらいいですね。
 プッシュプルスクリューの場合は気楽にどうぞ。多分ネジ
 山が壊れてしまうことも無いでしょうから。


左、 ダイアルゲージは使用前に必ず0点合わせを怠らずに
 ね。これはガラス板の上にそっと置いて行っているところ
  です。

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セットは一回だけの調整では難しいものがあると思います。
一通りセットしたら初めから再度調整し直すとうまく行く
と思います。

ダイヤルゲージは測定子を溝に入れたままスライドさせな
いでください・・・・測定子の60度ポイントが磨り減っ
てはお話になりませんから・・・。そっと狙った箇所に置
くようにセットしてください。

セットが完了したらセグメントをシュルシュルっとやりま
す。前ページのようにね。

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