TACバンブーロッド製作教室 6
第3章 曲がり直し
V 曲がりの矯正
A必須の道具・用具としては熱源のほか手袋を用意すればいいでしょう。熱せられた竹を手で曲げるものですから素手での作業は勧め
られません。竹の角で怪我の危険もありますから綿製の「軍手」などを準備してください。
では実際に作業を進めていきましょう。
どの箇所からスタートしても良いのですが私流では節の両側の曲がりの鋭い箇所(画像brm18の↓マーク)を真っ直ぐにすることから
スタートします。(↑マークは跡ででやります)両手で曲がりを直す方向に力を加えつつバーナーの炎で熱していくとある温度から竹
が曲がりはじめるのが実感できると思います。しばらくの間、そのまま力を加え続けると温度が下がり竹は固定されます。
この作業をすべて終え、節間の曲がりや捩れをとると画像brm21のようにジグザクになります。6本この状態になるころには竹は完全に
冷えて節そのものを熱しても先に曲げなおした箇所が元に戻らない状態になっていると思います。
節そのもの箇所(↑マーク)は曲がりがキツイ上に硬くて脆い箇所ですので慎重に作業を進めます。特に熱の加え加減では折れてし
まうこともありますので注意が必要です。作業の結果は画像brm22のようになります。
これで曲がり直しの工程が終わった・・・事にはなりません。画像brm19の矯正が次に待っているからです。
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