HMSヴィクトリー号



 世界最古の現役軍艦、ヴィクトリー号は乾ドックのなかに保存されています。周囲は自由に回ることができますが、艦内の見学は下士官(士官? 現在の階級章の読み方、知らないんです)がガイドするツアーになっており、入場券を買ったときに時間が指定されます。遅れると入れないので、帝国海軍の伝統に則り15分前には集合場所へ行き、5分前には動く準備をしておいたほうが良さそうです。何せ、1分前にはツアーが動き出しちゃいました。さすが、英国海軍。
 艦内および艦上は撮影禁止でした。なお、「帆桁亭」(リンクにあります)にも、ヴィクトリー号の良い写真がありますから、物足りない方はそちらをどうぞ。

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6インチ砲モニター艦とヴィクトリー


 すぐそばのドックには第1次世界大戦中の砲艦がありました。一瞬、フラワー級コルヴェットかと思ったのですが、よく見ると前甲板の大砲が大きかったです。

樽のような舷側


 これだけ傾斜していれば、たしかに舷門に続く段々を登ることはできるでしょうけれど、揺れているなかでするのですから、ホーンブロワーでなくても大変だったのではないでしょうか。

大砲


 大砲が数門、降ろされて飾ってありました。艦内はまさに「砲列」。低い天井と相まってすごい雰囲気でした。天井が低いといっても、身長165センチの私は全く問題なく歩き回れました。167センチのネルソンも、大丈夫だったはず。190センチ以上あったハーディ艦長は身体を二つ折りにして歩いていたようです。

堅パンとヴィクトリー号のオーク材


 なんと、ヴィクトリー号の切り売り!? 修理中に出たオーク材を切って、こんな風にして売っていました。堅パンの直径は8センチ強。解説書付きです。


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