ヴェルサイユ宮殿(パリ郊外)



 パリに到着したのは4月2日未明の午前4時。機内ではほとんど眠れなかったため、出発寸前までの修羅場の疲れを引きずったまま、ほぼ徹夜状態でした。寝るのが仕事の肝炎患者にあるまじき所行でしたが、飛行機で寝れないとはまさに予想外の椿事。でも、なってしまったのは、しょうがない。
 旅は道連れ。今回の旅行では大学時代の友人と一緒に行ったのだけれど、パリを付け加えたのは私のワガママからでした。彼はフランス語を一語も解さないために、一人でほっぽりだすわけにも行きません。そこで、なるべくナポレオン色を薄めつつ、有名どころをまわろうとしたのですが、そうはいきませんでした。初日はまず、ヴェルサイユ宮殿。どこもかしこもナポレオンで埋め尽くされています。
 ここには鉄道好きの彼を考えて、フランス国鉄の郊外電車に乗って行くことにしました。パリの市街地を半周する形で郊外へ向かうので、景色が楽しめます。帰りは地下鉄。そのほうが早くて簡単。ことのついでにロダン美術館にも寄りました。


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宮殿前のルイ14世像

 どうやら、当時の騎兵の格好をしているらしく、騎兵銃のホルスターが膝の前に見えます。これから狩りに行こう、ってことかもしれませんね。

「戦争の間」にある将軍たちの胸像

 戦死した将軍たちの胸像が「戦争の間」に飾られていました。いずれも19世紀半ばに作られたもので、そのためにベルナドット将軍は数に入ってません。「戦争の間」の壁にはフランス史で有名な会戦(勝ちいくさ限定)の巨大な絵画が掛かっていました。

小トリアノン宮殿そばの庭園

 『ベルばら』でマリー・アントワネットとハンス・アクセル・フォン・フェルゼンが逢い引きしたところ。とっても開けた場所で、なぜジャルジェ准将麾下の衛兵隊が最後まで気づかなかったのかは謎。

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