ポーツマス軍港


 ポーツマスはワイト島の風陰にある天然の良港で、古くから英国海軍の軍港として栄えてきました。市街地には19世紀初頭の建物も残っており、そのうちの一つにはチャールズ・ディケンズの生家があります。
 また、ポーツマス軍港の後背地となるサウスシーは閑静な住宅街で、ホーンブロワー提督の妻、マリアはこの地で亡くなったとされています。
 ポーツマス軍港は現在、その一部が一般に開放されています。公開されているのは海洋博物館(新たに「ネルソン館」を加えている)、ドックヤード博物館、メアリ・ローズ号とその記念館、HMSヴィクトリー号、HMSウォリアー号で、さらに港内を巡る観光艇があります。
 メアリ・ローズ号は屋内に保存されており、写真を撮ることができませんでした。
 メアリ・ローズ号はヘンリー8世の時代に建造されたガレオンの1隻で、特にヘンリー8世のお気に入りの艦でした。ところが当のヘンリー8世の目前で兵士と水兵を満載したまま転覆沈没してしまい、最近、引き上げられたものです。

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観光艇ジェニー・リー号


 モーター・ランチのようですが、商船旗を掲げています。操縦していた人の服装も英国海軍の下士官に見えましたが……? いずれにせよ、この船の乗船券は博物館やHMSヴィクトリー号等の入場券とセットになっていました。向こうに見えるのは、HMSウォリアー号です。

HMSアークロイヤル


 桟橋を出て修理中の駆逐艦を通り過ぎると、いました、いました。この日、インヴィンシブルも港内に停泊中ということなので、どっちだかわからないのですが……。

HMSフィアレス

 艦長、オナー・ハリントン宙佐補……ではなくて。ドック型揚陸艦ですね。

解体直前の駆逐艦


 それでも遠目には、とてもきれいにしてありました。さすが、英国海軍。

修理中の42型バッチ3駆逐艦

 これはウォリアー号の艦尾から撮ったもの。港内には他にも23型フリゲートなどがいたのですが、ピンぼけ、手ぶれ、露出不足、レンズ不適合等々で、お目にかけられるものではないです。やっぱり、マニュアル一眼レフじゃないとダメなのかなぁ。

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