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イギリス |
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ロンドン(London) 五日目(2005年5月2日) | ||||||||||||||||||||||||||
いよいよロンドンにむかった。 到着した日に走った高速道路をロンドンにむかった。道は来たときと違って混雑はなく快適であった。 途中面白い車が走っていた。聞けばイギリス人はカスタムカーを作るのが好きな連中が多いという。 バイクも結構改造されたものが走っていた。それと相変わらずキャンピングカーが多い。 日本とはまた違う楽しみ方をしている感じを受けた。ロンドンに到着し、宿泊するホテルの駐車場に車を置き、街に繰り出した。ロンドンの街は、広く世界に知れたところなので説明は不要で、目にとまったところの写真を並べていくことにした。私の一番の興味は、やはり日本との違いで、同じ島国の国王など象徴が存在する国の違いを知りたかった。 むろん2,3日の滞在ではわかるはずはないが、ミーハー気分で楽しみながら文化の違いを見た。 ダービーとの違いは、当然のことながらビジネスマンスタイルの人が多いということで、車も多く活気に満ちあふれていた。建物がクラシックなので、その対比も面白い。いよいよロンドンにむかった。 到着した日に走った高速道路をロンドンにむかった。 |
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ロンドン2(大英博物館) | ||||||||||||||||||||||||||
大英博物館に行った。 イギリスを訪れるとやはりここは欠かせないところである。 大英帝国があちこちに植民地を増やしその行く先々での戦利品や略奪品を並べている。 こういう表現は好ましくないのであろうが、展示されているものをみていると何となくそんな気になってくるのである。 今、元のところにあったならその価値がわからない連中に壊されたり他の国に略奪されたりするので、ここに展示しておく方が人類の遺産としてたくさんの人々が目の当たりにできるということはすばらしいことである。 現に、ふつうであれば到底見ることができないものが眼前にあり、ふれることもできる。 これは奇跡に近く、この博物館の価値は計り知れない。 「ロゼッタストーン」もガラスケースに入れられてさりげなくあったが、古代史研究の進展に大きな足がかりとなった石である。 英語では、ロゼッタ・ストーンは重大な鍵であるものの隠喩としても使われるというが、この石を単なる石と見ず、はるばる持ち帰って研究した人々もすばらしい。 |
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しかしたくさんの展示品があり、これらをきちんと確認しながら見ると、とても一日では無理である。それほどの収蔵品がある。外国の博物館に行くとうれしいことは、写真が自由に撮れることである。日本ではほとんどのところが撮影禁止である。それと感動したのは、図書館のスペースで、初めて見るスタイルの本の並べ方で圧倒され、雰囲気に感動した。 周りにはたぶん検索するためのものと思われるパソコンが並んでいる。何となくそこにいるだけで勉強したくなる感じであった。日本のそれも地方の図書館しか見ていないので、何ともいえないがいかにも図書館という感じがすばらしい。 そういえば我が和歌山の偉人、南方熊楠はここで働いていたのである。 神坂次郎氏の「縛られた巨人」でもここで片っ端から諸国の本を読み手当たり次第に筆写したとある。 さらに熊楠の日記には<三月一八日 木 博物館にて孫文氏と、館正面の椅子に腰掛け談す>と書かれ意気投合し、イギリスの地で「東洋」を大いに語り合ったことを書いている。 紀州熊野の、たくさんの神社仏閣の杜や木々が取り壊しや伐採の危機に直面したとき、身を挺して守ったのもこの熊楠で、異国の地にあり東洋人として守らなければならないことを意識の中にたたき込んだのであろう。 あるいは彼がいなければ熊野の世界遺産登録はなかったのではないかという気がする。 博物館へ訪れた人では、夏目漱石がよく知られている。 国立の総合博物館に図書館が併設されるという発想は明治期の日本の文部省に大きな影響を与えという。 こんど東京へ行った折りには東京国立博物館資料館や国立国会図書館を見てみたい。 |
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