(9/25記述)

RBー36H型爆撃機の偵察カメラ

胴体に見える四角い穴は偵察カメラ窓です。両側にあります。(左上写真)

前輪後ろのレドームそばにも偵察カメラ窓があります。(右上写真)

レドームそばの偵察カメラ窓の中です。3台のカメラ窓がみえます。(右下写真)

B-36 in action(Meyers K. Jacobson &Ray Wangner  著 Don Greer  イラスト著 SQUADRON/SIGNAL PUBULICATIONS,INC. 1980年 刊)にのっている偵察カメラの写真です。(USAF photo)(左下写真)

US Air Force Museumに所蔵されているRBー36搭載のカメラです。高度45、000フィートからゴルフボールが確認出来るそうです。設計はDr. James Baker ( Harvard University)でU-2に搭載されていた偵察カメラの設計もしています。

1951年製造

焦点距離 6,096mm(2重反射ミラー式カメラ)

フィルムサイズ 18"x36"

レンズの明るさ   f/8

フォーカル・プレーンシャッター

シャッタースピード 1/400秒

分解能 28L/mm

総重量 6,500 lbs.

上のカメラの搭載位置です。

(Resource from US Air Force Museum)

 RBー36Hー戦略偵察型爆撃機は73機作られ、Bー36の戦略偵察型爆撃機はRBー36Hを含めると114機以上作られました。、Bー36型爆撃機の総生産数が383機ですから、約1/3のBー36が戦略偵察型爆撃機だった訳です。(航空ジャーナル 1978別冊 アメリカ空軍の翼 p70 成層圏の太鷲 コンベアBー36 田村俊夫 著 Bー36D〜Bー36J)

 ではこれらの戦略偵察型爆撃機の任務はどのようなものだったのでしょうか?


つづく