6月12日午前10時(エクスレバン・フランス)
日本代表22人がいよいよトゥールーズに向けて出発する。11日には井原がイタリア対チリ戦の後に会見を行い、「いつも通りやるだけですし、いつも通りのこと以上はできないと思う。日本のコンパクトなサッカー、組織で戦うサッカーを見せたい」と、抱負を話した。しかし厳しい表情もしていなければ、悲壮感もない。 本日までに取った選手のアルゼンチン戦に向けてのコメントを一挙掲載します。22人、プラス市川、じっくり読んでください。 小島伸幸(32、平塚、キャップ5) 川口能活(22、横浜M、キャップ27) 楢崎正剛(22、横浜F、キャップ2) 井原正巳(30、横浜M、キャップ116) 小村徳男(28、横浜M、キャップ31) 秋田豊(27、鹿島、キャップ27) 相馬直樹(26、鹿島、キャップ50) 名良橋晃(26、鹿島、キャップ29) 斎藤俊秀(25、清水、キャップ14) 中西永輔(24、市原、キャップ8) 服部年宏(24、磐田、キャップ6) 山口素弘(29、横浜F、キャップ56) 森島寛晃(26、C大阪、キャップ36) 名波浩(25、磐田、キャップ44) 平野孝(23、名古屋、キャップ10) 伊東輝悦(23、清水、キャップ2) 中田英寿(21、平塚、キャップ22) 小野伸二(18、浦和、キャップ2) 中山雅史(30、磐田、キャップ27) 呂比須ワグナー(29、平塚、キャップ9)初めてのことなので、どのくらい緊張するか、どのくらい集中できるかそういう問題はあるが、自身を持って戦いたい。昔からの夢なんで、ピッチに立てるようにがんばりたい。 岡野雅行(25、浦和、キャップ25) 城彰二(22、横浜M、キャップ24) 市川大祐(18、清水、キャップ1) |
6月12日午後(トゥールーズ・フランス)
日本代表はこの日午後試合会場となるトゥールーズ入りし、午後5時半から市内の競技場で練習を行った。練習はクローズで行われ、周囲には「騎馬警官」と呼ばれる欧州独特の警備態勢が敷かれるなど、(馬体の高さを利用して見まわりができるためだという。ウエンブレ―競技場なども騎馬警官が待機する)厳しい警備が敷かれた。さらに、選手のホテルの周りもこの日から24時間の警備態勢となり、緊迫感が漂いはじめている。 「ジャージ姿、こりゃ縁起が…」 岡田監督は練習後の会見で、「ここまででやるべきことはすべてやった。満足している。あとは、2つ3ついつもとはちょっと違うことを言う(メンタル面のこと)だけ。自分たちのスタイルに自信を持って欲しい」と話した。こちらに到着してからの方が、表情がリラックスしているように見えるが、という質問もあったが、「ここに(W杯)来た監督でリラックスしている人がいるんですかねえ」と逆に切り返すやりとりもあった。 「バティストゥータのケガは本当か」 この日、日本の報道陣の間でアルゼンチンのエースストライカー、バティが「足首のケガで病院に運ばれた」という情報が駆け巡った。情報はその後、「足首」が「太もも打撲」に代わり、病院は「宿舎内の医務室」と交錯するばかり。真相を知ろうにも、その一報を流したテレビ局以外には誰もわからない状態で、最後は岡田監督に「バティがケガをしたそうですが」という話にまで発展した。 いずれにしても、きょう13日、どんな姿でムニンシパル競技場に姿を見せるか、バティ、第2の「アジジ作戦」なのか。とにかく自分の目で確認しない情報の扱いは慎重にしなければならない。 秋田は騎馬隊の馬を見て「相馬だ相馬だ」と、相馬をからかった。バティの話しにも冷静なのは選手ばかり。「だれが出てもそう変わらないんですよ」と一蹴。井原も「準備万端。不安はあるがやれることはすべてやった、と信じてピッチに立ちたい。あとは監督に使ってもらうだけ」と、こちらも冷静だった。 代表はきょう13日、いよいよ本番のスタジアムで練習をし、午後一杯を休養とミーティングに当てる。 |
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