6月11日午前(エクスレバン・フランス)
GK練習が、またも激しい雨の中で行われ、主にクロスボールの処理と、跳ね返りのボールの処理に重点が置かれていた。 「小野コーチ会見から」 小野コーチが11日昼会見に応じ「選手は落ち着いている。岡田監督とこの半年練ってきた、相手の良さを奪い、自分たちのよさを最大限に発揮するそういうサッカーは十分にできる」と、出発前に自信をのぞかせた。開幕戦となったブラジル、スコットランド戦にも触れ「自分たちと似たような対戦だった。参考になることは2、3あったし取り入れるが、内容は言えません」と笑った。記者は基本的に小野コーチの話しを聞くことを楽しみにしているが、たいてい、「それは言えませんよ」と口にチャックをされてしまう。何とか口を割らせたいところだ。 |
6月11日午後(エクスレバン・フランス)
「先発決定、ペップトークは?」 エクスレバンで行われる最後の練習は、非公開の中静かに終了したようだ。 「井原テープ取る」 いずれにしても、これでアルゼンチン戦を前にした戦術的な練習はすべて終えたことになる。井原も「本当に大丈夫」と動きには自信を取り戻したようで、練習後、締め切りの扉が開いた際には、2日以来初めてテープを取って(練習中はしていた模様)引き上げていた。ただ単に「汚くなったから取った」と話していたが、それでも、テーピングのない井原の足が力強く見えた。かばったり、使わないことで、トップ選手の筋肉はあっという間に落ちてしまうが、井原の太ももには変化がなく、期間中、水面下で、いかにほかの筋肉を落とさぬようにトレーニングを続けていたかうかがえる。開幕戦については、「開始直後のセットプレー(ブラジルFK)は本当に参考になった。ああいう失点だけは絶対に許してはならない」と肝に銘じているようだった。 「サッカーは頭脳のスポーツ」 FW陣では監督に「中軸の選手」と自ら使命された城が、ここに来て調子を上げている。サウナウエアで、汗を出し、水を飲むという「前園直伝」の調整方法が成功したというが、やはり大きいのは歯の影響ではないか。 「ユニホームも戦闘態勢」 日本代表のユニホームが9日無事届けられ、移動を前にした11日には、最終的にどのユニホームを持って行くのか、準備が忙しくなった。トゥールーズの14日の天気は(11日現在)23度、曇り、微風になった。しかし、地中海と、ピレネー山脈両方をもつ県だけに気象予報が当らない地域で有名だそうだ。 |
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