5月31日(横浜・神奈川)
横浜市内で合宿を行っているサッカー日本代表は20日、キリンカップ、チェコ戦に向け戦術の確認を行い、ケガ人で懸念されていた「3バック」には、中西永輔(市原)がセンターバックに加わった。 中田復帰 皮膚炎からチームに合流した中田英寿(平塚)が、レギュラー組の紅白戦に参加し、キレのいいパスを前線に送るなど、離脱のハンディは感じられないプレーを披露した。特に、3バックで右サイドに入っていた市川大祐(清水)には、効果的なサイドパスを出すなどして、ボールのもらい方を指導。市川も「中田さんのパスはスピードがあって、もらいに行くのが楽しい」と、息のあったコンビネーションを見せた。 自慢の鼻が… パラグアイ戦で鼻骨骨折した秋田は20日午前の練習でまたもや同じ個所を負傷。中田との接触で、手が鼻に当ったもの。心配されたが午後には、アルミ入りのクッションで作った「ノーズガード」をつけて練習に参加した。「痛みはまだあるけれど大丈夫」と、平然とした顔で答えていた。ガードをしていると眼の下の視野が狭くなるといわれているが、「逆に見えないところがあると、力が抜けていいんじゃないですか」と苦笑していた。状態はそう悪くはないものの、再度ぶつかった場合には、複雑な手術の必要が出てしまう。岡田監督も「もう一日様子を見て、ドクター、本人と相談したい」とした。 ロペスには新兵器 レギュラー組に入ったロペスには、新しいスパイクが届いた。ナイキが超軽量化に作成したもので、重さは約160から180グラムと、マラソン選手のシューズ並みになっている。「疲れないし、フィットしている」と満足した様子。アルゼンチン戦のことを尋ねる記者たちに、「どうしてみんなアルゼンチンの話しをするの?、日曜日やるのはチェコだよ」とジョーク交じりに答えていた。 岡田監督の話 きょうの中田の動きで、日曜日のスタメンは決まりまった。彼には説明はしたが、新戦術なんていうほどかっこいいものではないから。名良橋と市川を交代したのには理由があるけれど、それは言えませんよ。FWの組み合わせ?ぼくの頭の中には、500通りはあるよ! |
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