2003年6月5日

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サッカー

日本代表合宿
(兵庫・神戸)

 アルゼンチン戦を8日に控え、日本代表にこの日、キャプテン・中田英寿(パルマ)が合流、4日にC大阪との親善試合を行ったばかりにもかかわらず、フィジカル中心の別メニューではなく、すべてのメニューをこなし、8日の先発と見られるフォーメーション(楢崎、名良橋、秋田、森岡、服部、中田浩、稲本、小笠原、中田、鈴木、中山)確認の練習でも、積極的に指示を送るなど、メンタル面でも戦術面でも溌剌とキャプテンシーを発揮していた。

 一方、この日、中田とともに合流を予定していた高原直泰(ハンブルガーSV)は、一度選手ホテルでジーコ監督と面談を行った結果、合流を9日にずらしてコンディションを上げることを直訴し、そのまま代表を離れてベースに戻った。また、入れ替え戦で残留を決め帰国した中村俊輔(レッジーナ)も8日に合流する予定だったが、野見山技術部長に対して電話で「精神的なストレスがあるし、疲れもまだ残る」と説明、ジーコ監督も万全でピッチで結果を残せ、と、高原とともに9日に合流することになった。

 4日に浦和で試合を行った小野伸二(フェイエノルト)は5日午後、監督と直接会って、今後の日程を検討するが、試合で痛めた左足首の状態は思わしくなく、監督も、コンフェデレーションズ杯を含めて、無理はさせない方針を固めている。

 また、股関節痛のために別メニューを続けていた中山雅史(磐田)はこの日午後から行われた、アルゼンチン戦を想定したフォーメーション練習から合流、韓国戦での敗戦からチームのムードが少しずつ上昇してきた。代表はこの日、神戸での合宿を打ち上げ、6日から試合の行われる大阪に移動する。



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