6月21日
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サッカー
日本代表キリンカップメンバー発表
(東京・渋谷区)
■キリンカップ 日本代表メンバー |
Pos.
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選手(所属) |
GK
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川口能活(横浜FM) |
都築龍太(G大阪) |
曽ヶ端準(鹿島) |
DF
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服部年宏(磐田) |
上村健一(広島) |
森岡隆三(清水) |
波戸康広(横浜FM) |
松田直樹(横浜FM) |
中田浩二(鹿島) |
MF
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森島寛晃(C大阪) |
伊東輝悦(清水) |
廣山 望(セロ・ポルテーニョ) |
藤本主税(広島) |
戸田和幸(清水) |
明神智和(柏) |
稲本潤一(G大阪) |
小野伸二(浦和) |
FW
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中山雅史(磐田) |
鈴木隆行(鹿島) |
久保竜彦(広島) |
柳沢 敦(鹿島) |
山下芳輝(福岡) |
サッカー日本代表・トルシエ監督がこの日、日本サッカー協会(東京・渋谷区)で会見を行い、28日から札幌、東京、大分で行われる「KIRINWORLDCHALLENGEキリンカップサッカー2001」でパラグアイ、ユーゴスラビアと戦うメンバー22人を発表した。メンバーには、準優勝を果たしたコンフェデレーションズカップの19人に加え、新たにシドニー五輪代表候補だった藤本主税(広島)、GKの曽ヶ端 準(鹿島)、またパラグアイ1部リーグのセロ・ポルテーニョで活躍する廣山 望が選出された。シーズンを終えたばかりの中田英寿(ASローマ)、西澤明訓(エスパニョール)の2人は呼ばれなかった。また、オランダへの移籍が最終段階に入っている小野伸二(浦和)は選ばれており、国内の代表Aマッチが「壮行試合」となる可能性が高くなった。
代表は26日に都内で集合し、合宿を行って札幌に入る。
トルシエ監督「日本がアジアの外に出て世界のトップ10と戦うという段階において、このキリン杯もその一環にある試合だ。パラグアイ、ユーゴスラビアと戦うことは、まったく異なる哲学、スタイルを持ったチームとしても、またコンフェデレーションズ杯で経験したほかの国ともまた違った、大いなる経験の荷物が増えることになるはずだ。3日に1回のゲームも、W杯で来年対戦するかもしれないチームとやることに意義がある。1年後までにしっかりと解決をしなければならない課題を見つけることができるはずだ。札幌、大分という新しい場所で行うことも、そこで人々からの力強さをいただくことになるだろう。私がここまで言ってきたオートマティズムを強化したいし、技術、戦術でも、より強化したものを自己表現して、そのことでチームの力を上げてほしい。今回は初の代表入りを果たした選手もいる。代表には新しい力、新しい血を加えてさらに強くなってもらいたい」
――新しいメンバー3人について
監督 2人のJリーグの選手については、日本の戦術的に興味深かった。本山(雅志、鹿島)、中村(俊輔、横浜FM)、名波(浩、磐田)がいないなかで藤本がどこまでできるかを見たいと思っているし、藤本の力はシドニー五輪でも大体わかっているので、今回はAチームに入っての力を見てみたい。廣山はパラグアイに行く以前から非常に高い資質を持っているとわかっていたが、ただ引込み思案で控え目なところがあった。2年間でどのくらい変わったを見てみたい。戸田がそうであったように、変化を見るチャンスになるだろう。また曽ケ端は、もともと技術的には大いなるキャパシティを持った選手だったが、試合に出ていなかった。今は試合に出ているので、今回は期待している。
――対戦する2チームの情報について
監督 パラグアイと日本の力を比べれば70:30という理論上の力の差がある。これは、パラグアイのこれまでの戦歴を見て、W杯の予選で今にも突破しようという勢いを見て、明らかなことだろう。ユーゴも同様だ。日本からも20人がこぞってヨーロッパにでも行かなければ差は埋まらないし、行っても60:40くらいかもしれない。しかし今回は、戦略として50:50にはもって行ってほしいと思う。個人としての責任においてそれを課したい。例えば、藤本がストイコビッチを見るのではなくて、ストイコビッチのほうが藤本をどうしよう、と見るようでなくてはならない。
――中田、西澤を入れなかった理由は
監督「彼らは今、長いシーズンを終え、ゆっくりと緊張が解けているときだと思うからだ。逆に、廣山、藤本を見るいい機会だ。彼らにはチャンスがあると思ってほしいし、日本代表をひとつの家として考えるならば、常に窓の10%は、開かれている」
■キリンカップサッカー2001 日程 |
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試合日時 |
対戦カード |
会場 |
第1戦 |
6月28日(木)
19:00〜 |
ユーゴスラビア×パラグアイ |
東京・国立競技場 |
第2戦 |
7月1日(日)
15:00〜 |
日本× パラグアイ |
札幌・札幌ドーム |
第3戦 |
7月4日(水)
19:00〜 |
日本×ユーゴスラビア |
大分・大分総合競技場 |

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