小型種クワガタ飼育レポート
 

 

オニクワガタ

成虫が何を食べているのか解りません。成虫は灯火で採集出来ますが、ペアで欲しいとなると幼虫から成虫を得た方が確実です。
一見、体が小さいので小さい朽木にいるのかなーとも思われますが、私の場合は直径50cm位の太くて固いブナの倒木から採取しました。
ケースに採った場所のブナの破片をクヌギの朽ち木マットで埋めて飼いました。幼虫はブナに拘らずにクヌギのマットに食い進み、ケース底の
部分に蛹室を作り羽化しました。1年1化と2年1化が存在するみたいで、同時に採取した半分が昨年羽化し、あとの半分が今蛹となっています。羽化した成虫が活動を開始すると、ミヤマクワガタ以上に活発に活動します。与えていたゼリーは食べた形跡を残さず、約2週間から3週間で成虫が死にました。

成虫飼育の失敗した点を考えると、小さな容器で飼ったのが失敗であったのかもしれないと思っています。
「野生のスズメを捕まえて鳥篭で飼おうとした状態に似ているのではないか? 」なんて推測してます。
活動範囲が広く、また大きな朽ち木から幼虫を得た事を考えると相当大きな飼育容器を必要とするのではないかと思われます。
 
 
これは見難いですが、蛹の画像です。どういう訳か縦に蛹室を作ってしまいました。ちゃんと羽化するのだろうか? 
 
 
 
おー、これはちゃんと横に作りましたね。 
同時期に採取したオニクワガタの幼虫は昨年半分羽化、残りが今年羽化の予定です。室内の飼育だと1年1化と2年1化になるのですね。