オオクワガタの変態サイクルと積算温度についての一考察  (Page 5/8)

k−sugano



これを用いて、我が家で好成績を収めている初夏回収1年1化の変態パターンを書いたのが<図−5>です。
成績の悪い晩夏回収1年1化の変態パターンが<図−6>です。

このように、小さい個体は累積温度が少なく、大型個体ほど累積温度を要する傾向がありますが、おおむね55(度・月)程度で♂幼虫は蛹化します。
また、ここに示してはおりませんが、菌糸ビン飼育など25度前後の温度設定の温室で飼った場合、初令で投入してから約6ヶ月ほどで蛹化することからも、有効積算温度量は裏付けられます。

 

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