猫と喘息B
結局、猫の有力な引き受け手は見つからなかった。猫との共存はできるのか? 実験的な試みを敢えてするの他はない。 しかし、継続的な投薬で喘息はコントロールされ、発作もほとんどは起こらなくなっていった。 次第に薬も、その必要性が薄らいでいき、半年後位から飲まなくなった。症状が出なくなると喘息への抵抗力が備わってき たかのような錯覚にとらわれる。もうだいじょうぶだ。猫とも共存できるではないか? 我が家の猫ニンニンは、98年6月24日を最後に姿を消した。 あちこち探した。近所からいくつかの有力情報ももらったが、いずれも別の猫だった。雌猫を追って2.3ヶ月も帰らない こともあるという。いつか、ひょっこり姿を見せてくれるのだろうか? もらってきた当初、雌猫とばかり思いこんでいて避妊手術を受けさせたら雄だったという笑い話もあった。また、私のホー ムページを飾る”登場人物”として欠かせないキャラクターだった。 喘息との関わりでいえば、その有力な原因が結果として取り除かれることになったが、手放しで喜べない複雑な心境である。 こうして、突然降って湧いた喘息とのおつき合いも縁が切れるはずであったが。・・・ つづく Wednesday, October 14, 1998 |