| ホーム > サイトマップ > 言葉 > 孫3年間の成長 > 孫娘3歳までの成長記録 第18章：自我 |
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2011.12.22. 掲載
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章内目次
1.あらまし
2.生活年齢ごとのカテゴリー特性データ
3.カテゴリー特性の経時変化
3年間の孫の行動で最後に現れたカテゴリーが「自我」である。
この「自我」というカテゴリーを細分して、出現順に、「自分の姿がわかる」「自分の持ち物がわかる」「達成感をもつ」「男女がわかる」「自立する」「自尊心をもつ」「反抗する」「自分を認める」の8個の下位カテゴリー（特性）とした。
この中で、「自分の姿がわかる」「自分の持ち物がわかる」というのはごく基本的な行動であり、生後11ヶ月〜1歳という早い時期に出現している。
人間らしい「自我」という行動は、1歳6ヶ月に現れた「達成感をもつ」から始まる。この達成感は他の特性と比べて7ヶ月という長い期間で見られ、この「達成感をもつ」という欲求に基づく行動は、人間が生きていく上で重要な意味をもつことを示唆していると思う。その多くは「作業」と「運動」のカテゴリーで観察された。
1歳11ヶ月では「自立する」「自尊心をもつ」「反抗する」という3つの特性が現れた。この時期を「第1次反抗期」と呼ぶようだが、「自立する」「自尊心をもつ」という原因よりも、「反抗する」という結果を強調する危険があり、私は「第1次自我発達期」というべきではないかと考える。
孫の反抗する時期は3ヶ月間で終わった。その途中の2歳0ヶ月から「自分を認める」が現れた。人はこのようなことを何度もくり返しながら、変化し、成長していくのだろう。人間が生きていく上で最も重要なことを、もうこの時期から身につけ始めていることを知り、感動する。
データ数：31
＜0歳代＞
[0歳11月]
・（自分の姿がわかる）飾ってある写真を触り「りお」と言う。
＜1歳代＞
[1歳0月]
・（自分の持ち物がわかる）「のむらりおちゃん」に「ハーイ」と答える。
[1歳1月]
・（自分の姿がわかる）おもちゃの鏡の自分を見て「りお」と言う。
[1歳6月]
・（達成感をもつ）洗濯ばさみの配列が終わると「デキター！」「オオー！」と喜ぶ。
[1歳7月]
・（達成感をもつ）ボールを落とし、「オーオ、キメタ！」と喜ぶ。
[1歳8月]
・（男女がわかる）2〜3回前から「ボク」「ボクノ」を連発する。「ワタシ」と使い分けしている。
[1歳11月]
・（男女がわかる）女の子だけど「ボク」と言うので、お姉ちゃんに「男の子？」と尋ねられる。
・（自立する）一人で歌おうとする。
・（自尊心をもつ）ビデオ「らくだのダンス」を見ながら「美しき国・美しき人」を祖父が歌い出すと、
身をよじらせて拒否し、負けないように一緒に声を張り上げるが、最後は歌わないように手を左右に
振り「ボウボウ、ダメナノ」と3回言う。
・（反抗する）母親が口を出すと怒る。
＜2歳代＞
[2歳0月]
・（自立する）公園の階段で祖母が手をつなぐことを「ジブンデ」と言って拒否するが、手すりを
持つ。
・（自分を認める）キッヅルームの大滑り台成功、20回くらい繰り返す、皆の反応、祖父の反応を
期待している。
[2歳1月]
・（自分の姿がわかる）球形オブジェの中のボールを見て「コレ、りおチャンガ、ウツッテル」と言う。
・（自分の持ち物がわかる）象の形の運動具で祖父がシーソーをして遊ぶのをダメと言う。
・（自尊心をもつ）「美しき人・美しき人」を祖父が歌うと「ジブンデウタウ」とか「ウタワナイデ
クダサイ」「ボウボウ、ウタッテハ、ダメ」などと嫌う。他の歌では言わない。この難しい歌を
歌うのに周りが本気で驚き、感心したのがよほど嬉しかったのではないか？だから「美しき人」は
自分の持ち歌十八番と思っている？
・（反抗する）父親だけでなく、母親への反抗もあるらしい。
・（自分を認める）自分が遠いところから、ブランコを見つけたことを、孫は話す。
[2歳2月]
・（自尊心をもつ）自分ができることを見せようとする。祖父が出てくると敵わないので、聴く方に
させようとする。
・（反抗する）逆らうので「哩央ちゃん可愛いくないよ」というと「カワイクナインジャナイ、
ハンコウキナノ」に苦笑。
・（自分を認める）滑り台を滑り、「ミテテネ」と言ってボールの池に飛び込む。
[2歳3月]
・（達成感をもつ）滑り台のよこで文字？を書き「デキター！」と叫ぶ。
・（自立する）祖母が書くと、「カカナイデ」と言って手で消し、自分で書く。
・（自分を認める）「カイダンヲツクッテアゲル」というので「すごいんだね、りおちゃんは」と言うと
「りおチャンネ、スゴインダヨ！」と大きな声で言う。
[2歳5月]
・（達成感をもつ）象に乗ってピョンコピョンコして、「デキタッ！ヤッタァ！」と叫ぶ。
[2歳6月]
・（達成感をもつ）穴のあいたピースにひもを通して結び、「カンセイ！」と喜ぶ。
[2歳7月]
・（達成感をもつ）色々の粘土を切り「デキタ〜！」と言う。
[2歳8月]
・（達成感をもつ）ジャングルジムをよじ登り、滑り台の頂上で、嬉しそうに「グランマ〜！」と言う。
・（自尊心をもつ）「りおちゃんはあんな可愛い顔していないかな？」と言うと「カワイイカオ、
シテルッ！」と怒る。
[2歳9月]
・（自分を認める）「コレ、りおチャンガツクッタノ！」「りおチャン、パズル、カンセイサセタノ」
などと誇らしげに話す。
[2歳10月]
・（自分を認める）阪神のポップコーン販売機のマスコットであるキティーちゃんに自慢のリュックを
見せたいという。
節内目次
1.自分の姿がわかる
2.自分の持ち物がわかる
3.達成感をもつ
4.男女がわかる
5.自立する
6.自尊心をもつ
7.反抗する
8.自分を認める
＜0歳代＞
・飾ってある写真を触り「りお」と言う。＜0歳11月＞
＜1歳代＞
・おもちゃの鏡の自分を見て「りお」と言う。＜1歳1月＞
＜2歳代＞
・球形オブジェの中のボールを見て「コレ、りおチャンガウツッテル」と言う。＜2歳1月＞
＜1歳代＞
・「のむらりおちゃん」に「ハーイ」と答える。＜1歳0月＞
＜2歳代＞
・象の形の運動具で祖父がシーソーをして遊ぶのをダメと言う。＜2歳1月＞
＜1歳代＞
・洗濯ばさみの配列が終わると「デキター！」「オオー！」と喜ぶ。＜1歳6月＞
・ボールを落とし、「オーオ、キメタ！」と喜ぶ。＜1歳7月＞
＜2歳代＞
・滑り台のよこで文字？を書き「デキター！」と叫ぶ。＜2歳3月＞
・象に乗ってピョンコピョンコして、「デキタッ！ヤッタァ！」と叫ぶ。＜2歳5月＞
・穴のあいたピースにひもを通して結び、「カンセイ！」と喜ぶ。＜2歳6月＞
・色々の粘土を切る「デキタ〜！」と言う。＜2歳7月＞
・ジャングルジムをよじ登り、滑り台の頂上で、嬉しそうに「グランマ〜！」と言う。＜2歳8月＞
＜1歳代＞
・2〜3回前から「ボク」「ボクノ」を連発する。「ワタシ」と使い分けしている。＜1歳8月＞
・女の子だけど「ボク」と言うので、お姉ちゃんに「男の子？」と尋ねられる。＜1歳11月＞
＜1歳代＞
・一人で歌おうとする。＜1歳11月＞
＜2歳代＞
・公園の階段で祖母が手をつなぐことを「ジブンデ」と言って拒否するが、手すりを持つ。＜2歳0月＞
・祖母が書くと、「カカナイデ」と言って手で消し、自分で書く。＜2歳3月＞
＜1歳代＞
・ビデオ「らくだのダンス」を見ながら「美しき国・美しき人」を祖父が歌い出すと、身をよじらせて
拒否し、負けないように一緒に声を張り上げるが、最後は歌わないように手を左右に振り「ボウボウ
ダメナノ」と3回言う。＜1歳11月＞
＜2歳代＞
・「美しき人・美しき人」を祖父が歌うと「ジブンデウタウ」とか「ウタワナイデクダサイ」「ボウ
ボウ、ウタッテハ、ダメ」などと嫌う。他の歌では言わない。この難しい歌を歌うのに周りが本気で
驚き、感心したのがよほど嬉しかったのではないか？だから「美しき人」は自分の持ち歌十八番と
思っている？＜2歳1月＞
・自分ができることを見せようとする。祖父が出てくると敵わないので、聴く方にさせようとする。
＜2歳2月＞
・「りおちゃんはあんな可愛い顔していないかな？」と言うと「カワイイカオ、シテルッ！」と怒る。
＜2歳8月＞
＜1歳代＞
・母親が口を出すと怒る。＜1歳11月＞
＜2歳代＞
・父親だけでなく、母親への反抗もあるらしい。＜2歳1月＞
・逆らうので「哩央ちゃん可愛いくないよ」というと「カワイクナインジャナイ、ハンコウキナノ」に
苦笑。＜2歳2月＞
＜2歳代＞
・遊戯室の大滑り台成功、20回くらい繰り返す、皆の反応、祖父の反応を期待している。＜2歳0月＞
・自分が遠いところから、ブランコを見つけたことを、孫は話す。＜2歳1月＞
・滑り台を滑り、「ミテテネ」と言ってボールの池に飛び込む。＜2歳2月＞
・「カイダンヲツクッテアゲル」というので「すごいんだね、りおちゃんは」と言うと「りおチャンネ
スゴインダヨ！」と大きな声で言う。＜2歳3月＞
・「コレ、りおチャンガツクッタノ！」「りおチャン、パズル、カンセイサセタノ」と誇る。＜2歳9月＞
・阪神のポップコーン販売機のマスコットであるキティーちゃんに、自慢のリュックを見せたい
という。＜2歳10月＞
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