走行距離23万キロのラジエターを見る、その3


 以前、クーラントが漏れだした走行距離45万キロのラジエターを分解検証した。またAZ−1以外の車のラジエターについても検証を行うことで、以下の点を明らかにした。
1.クーラント漏れの原因は、タンクと呼ばれるラジエターの両端にある
  プラスチック製の部品が劣化して割れること。
2.AZ−1のタンクの寿命は、45万キロ程度であると思われること。
3.AZ−1の場合、タンクの供給元は1社しかないこと。
  サードパーティーがラジエターを製作する際、純正と同じタンクを使用していること。
4.つまり、タンクの供給がとまったら、純正品もサードパーティー製も
  純正仕様のラジエターが製作できなくなること。
 タンクを金属にしてしまえばAZ−1のラジエターはいくらでも作れるが、恐らくワンオフ扱いとなってしまう。


 過去、AZ−1以外の車のラジエタータンク部分の劣化状況も見てきたが、今一度ここでまとめ直してラジエタータンク部分の劣化に寄与する因子を特定する。


走行13万キロのアトレーと、走行12万キロのワークスのタンク部分の比較
走行12万キロのワークスと走行23万キロのAZ−1のタンク部分の比較
IN側タンク部分のクーラント温度は?
ラジエタータンク直前の温度とラジエタータンク部分の劣化との関係