【8月1日(日)】


 11時に起きてミストラル。7時の閉店までひたすら仕事。プルーフで105ページまで。これで全体の4分の1に到達。やっぱり400字で1300枚あるらしい。今日から一カ月で1000枚少々ですか。ははは←力ない笑い。
 バイト数では、すでに『リメイク』の本文とおなじぐらいまで来てるんだけどなあ。つまり『リメイク』4冊分ってこと。楽あれば苦ありか。

 今日は江東区の花火大会なので、家にもどってから、ぶらぶら川っぷちの堤防へ。今年はいい風が吹いててわりと涼しい。人出は去年よりちょっと少なかったような。江戸川ケーブルテレビの取材がちょっと迷惑。まあ、荒川のこっち側から花火を撮影するのは江戸川CATVだけだろう(笑)。

 焼肉食ってからさらにMAG TIMEで仕事……のはずが、関係ない掲示板をどんどん読んで仕事にならない(笑)。なんとか一日のノルマは消化する。あと毎日中学生新聞。




【8月2日(月)】


 16日に修理に出した535Eがまだ戻ってこない。前回は一週間かからなかったんですっかり安心してたのに。
 古い535は、液晶を点灯させるまでに必要な儀式(笑)がどんどん長くなる傾向。PCカードスロットの不具合は一時的に解消したりしてわけがわからない。
 キーボードはいい感じにくたっとしてるんですが。




【8月3日(火)】


 11時に起きて仕事。
 3時、赤坂のホテルニューオータニで、『京極夏彦 怪』の記者発表。CALの製作で、WOWOWがこの年末から放送する、全4話の時代劇。原作・脚本(は最初の一本だけ)は京極夏彦、監督は酒井信行、キャストは田辺誠一、遠山景織子、佐野史郎。
 WOWOW映画部のプロデュースなんで、局側プロデューサーの濱野さんはじめ知り合い多数。映画部、編成、番宣総出って感じでしたが、90分4話のオリジナルドラマでしかも時代劇と言えば、J Movie Warsの当初企画よりでかいもんなあ。
 現場は松竹京都映画撮影所、ビデオじゃなくてフィルム撮りだし、CALも気合い入ってる感じなので、ひょっとするとかなり期待できるかも。
 記者発表のほうは、田辺誠一のコメントが意外でしたね。

 こっちの集合写真は左から、酒井信行監督、遠山景織子、京極夏彦、田辺誠一、佐野史郎。もう1枚は、主演ふたりと京極さんのスナップ。京極さんだけこっち向いて笑ってるのは、「キメポーズとかないんですか」とか馬鹿な質問をしてたからかも>おれ。

 詳細はタニグチ記者のレポート参照。新聞記者のひとはさすがにがんがんメモとるね。ノートの片隅にナツヒコ似顔絵までしっかり絵が描かれていたので、どうせならそっちを公開してほしいものである。いや、剃刀メールが来ても知らないけど(笑)。
 しかしアニメージュW辺記者のメモもすごかったな。取材でもインタビューでもいっさいメモとらないのはもしかしてオレだけ? だって字書けないもん。

 終了後、WOWOW映画部各氏としばし久闊を叙してから銀座にまわり、ルノワールでちょっと仕事として、6時半から『シンプル・プラン』@東宝東和。
 プレスをぱらぱら見てたら、「ヒッチコックの再来」とか書いてあって爆笑。サム・ライミが? ヒッチコック?
 と思ったらほんとにそういう映画だったので二度びっくり。渋い。渋すぎる。どうしたんだサム・ライミ。すっかり大人になっちゃってまあ。
 しかしどう見てもサム・ライミ版『ファーゴ』なので、

サム「ええなあ。オレもええかげん年やし、批評家に誉められる映画を一本ぐらいとりたいわ」
コーエン兄弟「そんなんちょろいで。ホラーとか撮るからバカにされんねん。大人をだますんやったら、やっぱりミステリーやね。それも心理サスペンス系。これなんかええんとちゃう? ほら、雪の中やし、『ファーゴ』の線で」
サム「せやけどこれやとそのまんまちゃうの?」
コーエン兄弟「ギャグおさえといたらだいじょうぶ。きみの場合、ギャグ入れるとやりすぎになるからね」
サム「そしたら一発シリアスで行ってみますわ」

 みたいな会話があったと推察される(うそ)。オレ的には裏切られた気持ちでいっぱいですが(笑)、まあ立派なサスペンス映画ですわ。




【8月4日(水)】


 修理の終わった535Eが届く。文句は書いてみるものなり。なぜかキーボードも新しくなっている(笑)。買ったときとおなじなのはケースだけ?
 535からHDを抜いて535Eにぶちこみ、動作を確認。スリープからの復帰時にときどきハングアップする症状は、やはり解消されていない。このHDと535Eの組み合わせが悪いのか。

 2時、京王プラザホテル41階のスイートでF.F.N。今回のゲストは大槻ケンヂ氏。最近、顔のヒビは赤と黒なので、もうちょっとでダース・モールかも。
 前半はオーケン格闘技おたく話が炸裂し、大槻×今野敏対談ふたたびかと思いましたが、UFO/オカルト方面と接続してくのが面白い。
「最近、UFOは医者にとめられてるんですが、どうしてもまたUFOやりたいんですよ」みたいな(笑)。
 新ユニットは名前が「特撮」なので、ティガの劇場版の主題歌とか歌ってほしいものである。しかしアニメは全然見てないらしい。∀ガンダムぐらいみなきゃダメでしょう。自分のCM放映中なのに。

 京極さんはあいかわらず超絶的な多忙ぶりで、綱渡り生活が続いているらしい。まあ、京極さんの原稿だと原稿校了でもあまり問題ない気はするんだが。

 新宿から馬場に出て、芳林堂を覗き、ジャンナンで仕事。アトリエサード帰りの三村美衣と合流して64のゲームを貸し出し、坂を上がったとこのイタ飯屋で夕食。




【8月5日(木)】


 ひみつの場所でひみつの試写があるので外出。またしても馬場に出て、高知県企画振興部情報企画課のM本さん、ヒューマンメディアのY井さんとうち合わせ。

 四万十デジタルビレッジ・クリエーターズグランプリっていう、高知県主催のコンテストがあるんですが、その審査員をやってね、という話。マンガ甲子園のゲーム版みたいなやつで、ゲームを審査するのかと思ったら、A3のボード一枚に描かれたゲーム企画を審査するらしい。他の審査員は、橋本大二郎知事のほか、香山リカ、平林久和、浜村弘一、河口洋一郎などの各氏。前回は最終選考を高知でやったんだけど、今回は春のゲームショウでやるんだとか。場所が東京なので高知出身の審査員がいたほうがいいとかそういうことですか。
 グランプリ賞金は100万円。ネットワークコンテンツ部門、キャラクターコンテンツ部門、土佐四万十コンテンツ部門と3部門あって、応募資格はとくになし。11月末まで受け付けるってことなので、持ちネタ、持ちキャラがある人はぜひ。上記ウェブに昨年の受賞作も上がってるので、それ見るとだいたいの感じはわかるでしょう。

 6時から渋谷でひみつの映画を見る。ひみつなので感想が書けなくて残念。ひみつの人たちおよび柳下毅一郎と地下三階ぐらいにある怪しい酒場で夕食。ひみつなので名前は出せませんがごちそうさまでした。

 映画秘宝関連でほんとうにいちばんこわいのはだれか、とかそういうくだらない話をして西葛西に帰ってきたら、駅でウェイン町山にばったり出くわし大笑い。ビルディでお茶飲んでおたく話。伝言板を読んでるかどうかはこわくて聞けなかったなり。でもなんにも言ってなかったからきっと読んでないだろう。


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