Last Updated 2019/11/22
日刊リウイチ
TUNAGATTEIRUNOYO
「1998-1999年lain日記」

リウイチとは誰だ?
リウイチとは奴だ!

薄い髪に伸びた髭
趣味はアニメと女子サッカー

日刊リウイチとは
そんな胡乱な野郎の日々を
無限に綴ったページなのだ

ワーニングワーニング

(ホントはただの日記です)

◎積み上げた本の数が這々の体で1800冊に達した『積ん読パラダイス』だけど記念事業もなく、これからも地味に静かに増量方針。ライブドアブログの方で『積ん読パラダイスinBlog』なんてのも作ってみたけど誰が見ているのやら。
落ち行く世界で孤独な少女がロボットと出逢い、つかの間の交流を経てそれぞれの道を選ぶ。切なくも哀しく、そして愛おしい狩野典洋の短編アニメーション『ノアのハコ庭』に全人類よ、涙せよ。
【11月22日】 将棋の王将戦に大阪王将が冠スポンサーとしてついていたことに最近気がついたけれど、将棋の棋聖戦にはちょっと前からヒューリック杯として不動産会社のヒューリックが冠スポンサーについていて、新聞社とか通信社が主催して一部ドワンゴも加わった八大棋戦で唯一のそうした状況に、運営し53いる新聞社の経営が苦しくなっているんじゃないかといった話が飛び交っていた。っていうか実際に苦しいからこその今の我が身の状況ではあるんだけれど、そんな新聞社が運営していた囲碁の女流棋戦で五大タイトルのひとつ、女流名人戦がいよいよ休止されると発表。1988年から始まっていて女流では女流本因坊に続いて古いタイトルだけに引き受け手とか探したみたいだけれと見つからなかったらしい。

 だったら冠スポンサーもと思わないでもないけれど、それも得られず7月の時点で主催から降りることを発表していたみたい。ところが変わりに新しい棋戦が始まってタイトル戦となるため五大タイトルは維持されるというからちょっと不思議な話。将棋の名人戦とは違って囲碁で女流ともなるとそうはバリューもないからスポンサーになっても得られるものが少ないって判断だったのかもしれない。あと将棋と違って囲碁は女流も普通に男子の棋戦に参加しているから、女流だけの棋戦というものにもバリューは乏しかったのかもしれない。

 もとより五大タイトルといったって、女流本因坊を共同通信社以外は企業が運営しているのがほとんどだから、新聞社として将棋と囲碁のタイトルとともに維持していただけでも珍しい話なのかもしれない。とはいえ続けられるものなら続けていたものを続けられなくなったというのはやっぱり経営面が厳しかったんだろうなあ。囲碁だと十段戦も主催しているけれどこれにも森ビルが冠スポンサーになってその上で、優勝賞金が当初の1500万円から下がって今は700万円で序列最下位になってしまった。ここが崩れてそして将棋の棋聖戦もってなった時、いよいよ厳しさも世間により強く認知されるのかもしれないなあ。そうなる前に別のアクションがあるかもしれないけれど。

 YOU GET TO BURNINGというかDearestな方の紙の整理がとりあえず終わったので、昼から夜までかけて箱に詰めてエクセルに登録して所在を確認できるようにする。あとは撮影をすれば何があるかが分かるんだけれど、絵として具体的にどこのシーンかは絵コンテと照らし合わせないとちょっと難しそう。絵っていっても表面はタイムシートが被っていたり、セルでも上の方のがめいているからどのキャラクターのどの場面か分からないから。そこはだからやっぱり絵コンテの電子データが必要なんだけれど、どこかにあるんだろうか。紙のはCDドラマにセットになったものが家にあるんだけれど。それをとりあえず持っていってこれから整理に入る絵の具が塗られた透明なシートの確認に役立てようか。

 サイクロプス、つまりはひとつしかない目が顔に大きく見えているのに怖くなくってむしろ可愛いところかZトンさんのイラストのたまものか、他の人から脈々と流れてきているサクロプスの可愛い描き方の成果なのか。そこは追ってきた訳じゃないから分からないけれど、折口良乃さんによる「モンスター娘のお医者さん7」で表紙に描かれたメメちゃんの泣きながら頑張ろうとしているような表情を観てキュンとならない人はいないんじゃなかろーか。

 もしもメメちゃんがリアルな肉体を持って実在したとしても……ってところまで言い切れるか分からないけれど、映画「妖怪大戦争」とか「妖怪百物語」あたりに登場する一つ目小僧だって結構可愛いんだから、サクロプスの美少女がいても受け入れられそうな気がする。口から煙を吐いてマネキンにしてしまわなければ。一つ目っていうとやっぱりそこに行き着くんだよなあ、僕らの世代は。お話しの方は一夫多妻で3人の妻が決まったグレン医師をしたいそうな新たな少女プラムが登場。ヴァンパイア族の娘でギャルっぽいけどコミュニケーションが苦手だったりするところがあったりする。

 着飾ってデビューを飾りたいけどうまくいかないお年頃。優れたアクセサリーを作るメメを慕っているけど空いては自虐女王みたいなところもあって自分なんてと気後れを見せるし、アラーニャってファッションデザイナーを師匠と呼んで慕っても、それは勝手なファン心理だから相手にはなかなか通じない。そこで引っ込まないところがプラムの良さ。そんな彼女とグレン医師の交流から、しばらく中断していたお祭りが再開されて二代目モーリーの奥から先代が復活して竜闘女のスカディも昔なじみに会えて八方丸く収まった。誰かが不幸にならず誰もが幸せになっていく、というかさせるグレンの手腕を楽しんでいけるシリーズ。でも何か波乱の予感。どうなるか。追っていこう。

 えっと「バビロン」じゃないよね「PSYCHO−PASS3 サイコパス」の第5話は、正面から話している人の顔をとらえた場面で口しかぱくぱくしていなかったり、大勢が描かれている場面で誰もが同じ方向を向いていたりといろいろ作画的に微妙なところがあってどうしたものかと思ったというか、どうしようもないんだろうと考えたというか。ストーリー自体はいろいろと複雑化してきて狐の組織に迫りつつ、先を行かれて困る展開にどこへと向かうのかが気になるところ。霜月課長がギャグ要因化しているのも面白いけどそういう描写ってこれまでのシリーズであまりなかったから違いが際立つ。ペッツを何錠も頬張ったりホロのナビゲーターを燃やしたり。おかげで観る楽しさもあるからまあ良いか。折り返してさてどこへと向かうか。これも観ていこう。


【11月21日】 auのLISMOのCMでとてつもない可愛らしさを放っていた頃だったら川口春奈さんの登場に気持ちも沸き立ったかもしれないけれど、それから何年も経った今、どういった雰囲気でどういった活動をしているのかあまり見ていないからいったいどんな濃姫というか帰蝶を演じてくれるのか、まるで想像がつかないから代役として立ったことへの評価は保留。ただカリスマ性を見せつけてくれただろう沢尻エリカさんの代わりに演じなくてならないプレッシャーを承知で引き受けたその心意気は買わざるを得ない。

 事務所が同じ研音だから、っていうのはこの場合関係ない。この気に推したい女優をということであてはめられたのだとしても、それならなおのことかかるプレッシャーは大きくなる。不評だったら今後の女優生命にだって関わりかねない代役を、演じてのけた暁には10年20年は戦える女優になっていくんじゃなかろうか、ってそこはやっぱりよく分からないなあ。個人的にはやっぱりのんさが良かったなあ。それにしても濃姫って織田信長の評伝とかでも結婚までは良く語られるけどその後がちょっとはっきりしない。織田信雄とかいった子供たちの母親でもない、そんな役をどこまで演じきるのか。そこも興味。テレビ買い換えるかなあ。

 「総理が主催する『桜を見る会』をめぐり、総理の選挙事務所が『桜を見る会』に参加できる可能性を示し、有権者に総理への支援を呼びかける会合を開いていたことが分かった」。っていうのはとある記事のパロディで、元ネタはベネッセが新しい大学受験の試験で民間委託の部分を受けていることを営業の際にアピールしていたことに対して、文部科学相が抗議をするとかしないとかいった記事だけれど、、宮内庁御用達にしても政府の入札指名受託にしてもそれがある種の信用に関わることだったら営業に使って何がおかしいって話になる。そういう場所で自慢できないくらいにテキトーな指名だったのか? 違うだろうに。

 ある意味で堂々と戦って勝ち得た栄誉なんだから自慢して当然、とまでは言わないまでもそれに指名した側が抗議するのは間違っている。それよりも問題はやっぱり利益誘導にしか見えない選挙区の有権者に対する様々なサービス。それをやってしまった現場に対して総理大臣は抗議すべきなんじゃないのか、って自分に対して自分が抗議はできないか。だったらそこは法と正義に則ってどこかがちゃんと言わないと。1000人もの枠があって民間人に過ぎないと閣議決定された夫人にも枠があったらもうそれはベネッセのアピール以上に実弾性が高い訳だから。でもスルーされるんだろうなあ、健康保険が崩壊するかもしrないFTAの衆議院通過とともに。そんな国に生きている。生きていけるか自信もないまま。

 テレビに関連した出演者のアテンドも一段落して三鷹でのアーカイブ業務にぼちぼち復帰。ずっと進めているYOU GET TO BURNINGというかDearestな奴の紙の整理を昼から夜までかけて進めて、1本分をどうにかやり終える。番号順に並べ直したら割とちゃんと揃ってる気が。これで展覧会とかもやればできそうだけれど、いざやるとなると選ぶ人も大変なら仕切る人もきっと大変なんだろうなあ。でも見たい、やっぱり見たい可愛いツインテールの美少女だとかロボットを操る3人娘だとかいろいろなキャラクターたちを。そんな時が来ることを願って整理。あとは撮影をして記録だ。

 10年後の今にそんな仕事をしているようになるなんて、想像したかとうとまるで想像できなかったけれども片渕須直監督の方も10年が経ってなお「マイマイ新子と千年の魔法」が劇場で上映されるとは思っていなかったんじゃなかろーか。舞台挨拶が行われた新宿ピカデリーで10年目を記念する上映会が開かれて片渕監督と、諾子を演じた森迫亜衣さんが登壇。森迫さんは10年前にはいなかったから「マイマイ新子と千年の魔法」絡みではこれが初の登場になるらしい。10年経っても監督は替わらずエイベックスのプロデューサーも変わらず「10年経った気がしない」と片渕監督は言うものの、森迫さんを見た時だけは「10年とはこういうことか」と思ったとか。少女が美女になる年月ってことですね。

 舞台挨拶こそ満席だったもののその後しばらく低迷して上映時間を減らされ打ち切りか、なんて話が出始めてから劇場に足を運ぶ人が増えたもののシネコンはそれで復活するほど甘くなかった。もう終わりかってところでラピュタ阿佐谷が上映を買って出てロングランへと至ってDVDが出てブルーレイディスクも出てDCPまで作られて8年目9年目10年目の上映も実現した。こんな映画が他にあるか? ってところでやっぱりそれだけ響く映画だってことなんだろう。ファンが盛り上げ作り手が答えていっしょになって長く生き続ける映画がある。そんなカテゴリーを切り拓いたって意味で「この世界の片隅に」に先行して「マイマイ新子と千年の魔法」には価値がある。そう思う。

 海外でパッケージが作られる際に行われたクラウドファンディングで、日本から変えたアートブックを再編集というか抜粋した上で新しくインタビューを乗せたメモリアルアートブックが出たんで劇場で購入し、片渕監督からサインを頂く。いろいろとご心配をかけているかもしれないけれども私は元気です。まあ今はリハビリみたいなものだけれども改めて、10年の今まで這いつくばるような場所から盛り上げ今なお上映される栄誉を得た上に、新しい「この世界の片隅に」の大ヒットを成し遂げ「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」まで作れるようになった10年という片渕監督の歳月を思い、僕にも何かあるかもしれない、というよりあるようにしなくちゃいけないという意識を新たにする。頑張ろう、10年後にも笑って劇場に足を運んで20年目の「マイマイ新子と千年の魔法」を見られるように。


【11月20日】 事前に確認をするといったって、薬物をやってますかと尋ねてはいやってますという女優はいないし、脱税をしているかと尋ねて、はいやってますと明かすお笑い芸人なんていない訳で、NHKが連続する出演者の事件にまつわる撮り直しの問題に対応するため、事前の確認を強化すると言ったところで、なかなかうまくは回らないんじゃないのかなあ。とはいえそれをしないと、撮り直しとかの面倒が発生して大変なことになる。あるいはそういった確認を強化することで、責任をタレントなり事務所に押しつけて、何かあったら撮り直しの費用も含めて面倒を見させようとしているのかもしれない。

 それはそれとしてやっぱり気になる沢尻エリカさんの代役。濃姫すなわち帰蝶という大きな役を担えるネームバリューがあってなおかつ、大河ドラマだなんて長い収録に間に合うくらいスケジュールがあいてる女優なんてそうはいないだろう。かといって新人では無理となるとどこかの誰かが言っていた。のんさんがいる、って。華があって存在感もあって立ち居振る舞いもしっかりしていて何より演技が巧い。のんさんなら帰蝶をしっかり勤め上げられると思うけれど、それを決定できるかはNHKの覚悟次第。この瀬戸際ならしかたが無いと押し切って、そのまま復活へと言ってくれればファンとして嬉しいんだけれど。でも民放はやっぱり使わない、と。そういうものだ。

 ふと見たら新潮文庫でもnexは天アンカットにはなっていなくてつるつるしていて、不揃いだって話題になって不良品だから交換してといった評判も立った「十二国記」の新潮文庫入りとはある意味でステイタスが違うのかもしれないとちょっと考えた。いや別に新潮文庫に入ったからといって「十二国記」のステイタスが上がった訳ではなく、それで表紙絵が山田章博さんではなくなり、挿絵もなくなってしまったらファンは激怒してボイコットをしたり暴動を起こしただろう。講談社文庫版とは違いちゃんと表紙絵もイラストも講談社ホワイトハートX文庫の流れを受け継いでくれているから、受け入れているだけって言えるかも。

 新潮文庫nexは新潮文庫だけれど扱いがちょっと違うのか、天アンカットが取られていない。角川スニーカー文庫から河野裕さんの「ウオーター&ビスケットのテーマ」が「さよならの言い方なんて知らない」とタイトルが変わって改稿も行われて、新潮文庫nexから刊行された時、天がぎざぎざになっていて落丁じゃないかと言われなかったはそのせいもあるけれど、一方で新潮文庫入りのようなステイタスが得られなかったと言えるかとうと、宮部みゆきさんの文庫本も新潮文庫nexから刊行されていたりするから違いはあまりないのかも。売り方として届けたい層が若い世代だからnexに入れたとするならば、逆に「十二国記」がnexに入らなかったのはそれだけ中身が重厚で、世代も広く届けたいと考えたからなんだろう。

 というか、スニーカー文庫ではどうして「ウォーター&ビスケットのテーマ」がもう出せないのかが気になった。ちょっとした異世界というか、同じ構造を持ちながらも別次元の街に転移した少年少女が一定のルールにのっとって陣取り合戦をする、といったものでそこのルールの部分をいろいろと想定し、推理もしながら勝利を目指すゲーム的な展開が面白かったんだけれど、「サクラダリセット」でも同様にルールのもとに知的な戦いが淡々と進む設定の物語が、「サクラダリセット」が始まった当時とは違って今のスニーカー文庫には向かなくなっていたのかもしれない。

 「サクラダリセット」だってスニーカー文庫版とは別に角川文庫版が出されたくらいだから。それは映画化もあって一般の人に広げたかったのかもしれないけれど、一般の層が呼んで面白い小説だったとも言える。世代が上がって一般文庫を読む層の年齢も上がっているとなると、こうしたちょっととがったライトノベルが一般文庫入りしていくケースは、これからもどんどんと出てくるんじゃないのかな。「涼宮ハルヒの憂鬱」の次は何? ちょっと気になる。「境界線上のホライゾン」は絶対無いけど。

 要求をしたその日にシュレッダーで廃棄とか、見せたくないからだと言われて言い逃れなんて絶対にできない状況でも平気でその日にちょうどシュレッダーが間に合ったんだと言い逃れて口が腐らないところが今の官僚気質というか、上を忖度しなくてはいけない官僚地獄とも言えるのかもしれない「桜を見る会」の名簿廃棄問題。なおかつデータもその日を前後に削除って、シュレッダーは利用の調整が間に合わないから連休明けになったといったその口で、別にいつだって削除可能だった電子データも同じ日になったとか言って平気なところにも、そう言わなければいけない圧力めいたものが感じられてしかたがない。それで通るわけがないのに、通ってしまう今の政治とその支持者。世の中がどんどんと底抜けになっていく。行き着く先は? 頭が痛いなあ。


【11月19日】 ふと気がついたら将棋の王将戦が大阪王将杯王将戦という名称になって冠スポンサーがついていた。以前にも産経新聞社が主催する棋聖戦がヒューリック杯棋聖戦となって伝統ある棋戦に企業名とか付けて良いんだろうかと思いつつも、序列で最下位になっていた状況から賞金面とかでいろいろと厳しい状況にあると推察。もちろん運営費もそれに伴い厳しさを増しているとしたら、スポンサーを付けて補填するのもやむなしといった結論に達してた。

 王将戦の方も序列的に棋聖戦のすぐ上、8大棋戦では7番目となっていてやっぱり厳しさかったのかもしれないけれど、歌にもなるくらいにタイトルとしては伝統もあって格式もあるだけに、賞金額は安くてももらう側にはあまり関係のないこと、運営についてはちゃんと行われていたんじゃないかと思ったけれど、こうして大阪王将が冠スポンサーについたってことはやっぱり厳しかったのかもしれない。主催ししているスポーツニッポンはスポーツ紙でも日刊スポーツと並ぶくらいの大手だから大丈夫、って訳でもないんだなあ、今の時代。そう考えると1社で竜王戦に最高額を出している読売新聞社は強いなあ。

 そんな大阪王将戦の挑戦者決定リーグに参加して最終戦に臨んだ藤井聡太七段は広瀬章人竜王に敗れて挑戦権をとれずタイトル初挑戦はお預けとなった模様。17歳10カ月で棋聖戦に挑戦した屋敷伸之九段が史上最年少でのタイトル挑戦者だからそれを超えるには次の棋聖戦で順当に予選を勝ち上がって行く必要がある。というかそれしかない訳で世間の向ける目も強まって当人にもプレッシャーがかかりそう。連勝記録を持ってはいてもやっぱりタイトル挑戦は大きな壁。そこを超えて本当の強さってのを認められるのかもしれない。そしてタイトル奪取。それはいつになるのかなあ。とらえず今は昇級をしっかりと。

 テレビが見られないのでネットで1週間くらい遅れて「歌舞伎町シャーロック」。イケメンな姉のルーシー・モーンスタンが予備校に行きたいという妹のメアリのために200万円を借りたものの、目の前で困っている力士がいたため貸してしまってもう200万円を借りては返すために働きまくってたちまちのうちに200万円近くを稼ぎ出してしまったのにはちょっと吃驚。探偵だけじゃなく売り子やサンドイッチマンのバイトもこなして稼げるものなのか。そこは歌舞伎町の魅力ってことで。

 とはいえ妹もしたたかというかそのお金で何をしたかというと……。一方で力士がなくしたという200万円の行方をめぐってシャーロックの推理落語も冴えるというか、落語の一説を借りた謎解きというか。ルーシーの料理が壊滅的というのは直接的な描写はなかったけれど、料理をしようとしたルーシーをメアリが懸命に止めようとしていたところからも伺える、って寸法か。そういったヒントを散りばめ解決へと向かわせつつキャラクターの魅力も伝えていく第1クール。ワトソンを狙った敵の動きはまだ見えず、大きな物語が動き出すのは第2クールあありから後半戦にかけてかな。ルーシーが男装を解いて美少女ぶりを発揮する見ていこう。

 三鷹へとは向かわず秋葉原でちょっとした書記仕事。いろいろと出てくる意見をPCにそのまま打ち込みつつ録音もしてあとで速記を手直ししつつ書き切れなかったところを録音で埋めていく。人の言葉って話している時は筋が通っているようでも、繰り返しが多かったり直感で喋っていたりして、受ける方はそれをいろいろと勘案しながら論理立てて再構成するところがあるんで、その時は分かったような気がしても文章にすると筋が通っていなかったりする。それを直して前後を入れ替え整えるないと読んで意味が分からなくなるから難しい。

 1時間半くらいの書記仕事でスタミナのあるX208はバッテリーがちゃんと保ってそこは僥倖。録音もとれたのでそのまま外に出て電車に乗りつつ手直しし、家の近所のフレッシュネスバーガーに籠もって3時間くらいでどうにかこうにか全体を整え提出して今日のお仕事を終了とする。薬を変えて夜を飲むことになって、なおかつ夕食が遅いから夜も遅めの時間に飲むせいか、朝方に眠気が強まって午前中がほとんど使い物にならなくなっているので、気力のある深夜まで引っ張りたいところだったけれど、無理をしたって結果は良くはならないから休める時に休んで働く時に働く。それが今できること。明日は引きずっていたテレビ仕事のクライマックス。ちゃんと起きて頑張ろう。


【11月18日】 Yahoo!を運営するZホールディングスとLINEとの経営統合が発表になったようで、噂が報じられてからの速さから見るに以前からずっと検討されてきたんだってことが伺える。とはいえ経営統合によって何が大きく変わるかというと、発表会見の報道を見ても実はあまりよく分からない。LINEが保つメッセンジャーアプリをプラットフォームにニュースからマンガから広告からショッピングから様々なサービスを提供する手法に、Yahoo!を含めたソフトバンクグループも乗っかり様々な情報を提供するようになるって可能性はあるけれど、Yahoo!のサービスでLINEに乗っかって嬉しいものがあるかがすぐには浮かばない。

 ニュースなんかは窓口が増えるかもしれないけれど、オリジナルではないニュースは基本的には配信会社からもらっているもので、それはLINEにだて提供されているだろうから足し算にはなってもかけ算にはならない。Yahoo!ニュース個人のようなオリジナルコンテンツの窓口が増えて書き手にはもしかしたら嬉しいかもしれないけれど、メッセンジャーをプラットフォームにして読むにはちょっと重たい気がする。LINEというプラットフォームを主に活用している若い世代にとって、そうした重たいコンテンツってとことん相性が悪いから。

 メッセンジャーアプリとしての魅力はあるかもしれないけれど、それだて行き渡って大きな成長は望めない。だからこそのさまざまなサービスの付加だった訳だけれど、Yahoo!に飲み込まれてしまってその戦略もちょっと行き詰まるような気もしてくる。一方でメッセンジャーもslackのようなグループウェア的なアプリへと変わりつつあってLINEの一強時代にも変化の兆し。それでも敢えて買った理由があるとしたら、全体でのトーンダウンをこうした爆発的なニュースでもって吹き飛ばし、成長の線上にあると見せかけたいからって気もしてくる。1兆円を超える借金をしてまでボーダーフォンを買ってソフトバンクモバイルを始めたあの頃みたいに。

 そうやって規模の拡大によって下降線をごまかしていったところで、いつかは限界が来る。それこそ自動車メーカーを買うとかテレビ局を買うとかしないと。もしかしたらそんんあ延長にフジテレビとかの買収も考えていたりするのかな、かつてテレビ朝日の株をたくさん買ったときのように。その延長で産経新聞グループも買ったとしたら、飛び出してしまった身をちょっと悔やむかもしれないけれど、相変わらず論調がライティで主要なニュースがほとんどのらずサイトを見たら広告ばかりの新聞を、内部に抱え込む意味があるかというとそれはなさそう。読まれそうなニュースを買うのが精いっぱい。って考えると次にソフトバンクグループと孫正義さんが打つ手が何になるかが気に掛かる。楽天DeNAmixiはてなあたりを買うかなあ。いっそアリババと合併とか。あるかもなあ。

 「ビアンカ・オーバスタディ」の続編を筒井康隆さんに成り代わって書いてワイドスクリーンバロックの極北を見せつけてくれた筒城灯士郎さんの待望の新作「世界樹の棺」(星海社FICTIONS)が刊行。王城にメイドとして仕える少女、恋塚愛埋がハカセといっしょに世界樹に調査へと向かうエピソードがあるんだけれど、一方でその恋塚愛埋が王女といっしょに帝国から攻められる瀬戸際にある父王の危機を防ぎに、世界樹へ向かうエピソードが入り交じって時系列がちょっと混乱する。

 どうしてそうなっているのか、最初は見えづらいけど、読んでいくうちにそれらの2つのエピソードが接続されて、とてつもないビジョンが浮かんでくる。世界樹に暮らしている古代人形とは何か、そして王女と連れだって言った恋塚愛埋の前でいったい何が起こったか、ハカセといっしょに世界樹へと言った恋塚愛埋が出くわした殺人事件の犯人は誰で、いったい何が起こっていて、それが世界に何をもたらしたのか。そもそも恋塚愛埋とは何者だ、ってな興味も抱きつつ、すべてが明らかになって反転する世界のビジョンに恐怖せよ。見えないってことは幸せだ。読み終えてまた読み返し、世界の有り様を改めて理解したい。

 「バビロン」の第7話「最悪」はすでに小説版で読んでいるから何が起こるか分かっていたけれど、その展開の凄まじさに驚きそして小説版のラストで繰り広げられる惨劇と、ある種の対話のおぞましさにテレビアニメーションだからこその戦慄を覚える。ゆきのさつきさんの甘く淫靡な声でもって語られる善と悪の定義。聞いているとついつい引き込まれそうになるくらい、ゆきのさつきさんはささやくだけで人を死に引きずり込む曲世愛に近い雰囲気を出している。そうした声を支える映像もまた凄まじく、どこまでも甘い笑顔なんだけれどその奥にあるまがまがしさって奴が滲んでくる。

 そんなキャラクターによって行われる振る舞いは、小説版ではもしかしたらフェイクなのかもしれないと救いを求めてしまたけれど、アニメ版ではまがうことなき人体を相手に行われていて、それはどこまでも当該の人物に近かった。つまりはその身に行われた振る舞いは絶対的な死を意味する。あれだけのキャラクターがそうやっていなくなるものなのか? って言えばすでに準主役級の刑事ですら失われてしまっていた訳で、それだけの大ごとが積み重なるからこそ、曲世愛という人物の恐ろしさが際立ってくる。1カ月も先になる第3部からはさらにとてつもない展開が待ち受ける。曲世愛の勇者としての振るまいが何をもたらすか。どうして1カ月も空くのかは謎だけれど、それだけの成果が得られると期待して放送を待とう。配信をか。


【11月17日】 収録を行っていた試写室の向かいから流れて来た「ラムのラブソング」はやっぱり「全るーみっくアニメ大投票」のリハーサルだった模様で、本番でも平野文さん島本須美さん日高のり子さんが歌って聞かせてくれた模様。BSが移らないから本番は見られなかったけれど、ネットで流れを追っていたらキャラクターでは「犬夜叉」がトップで2位が「ラム」、そして3位が「殺生丸」となって「犬夜叉勢」が上位を占めた。これはやっぱり投票した世代が1990年代の「犬夜叉」放送時に主力の視聴者だったってことになるのかな。最近でも「境界のRINNE」が放送はされていたけどNHKでの放送だったので誰もが見てファンになるって感じの盛り上がり方はしなかったし。

 「犬夜叉」の場合はあと、エピソードの上位に京都アニメーションが制作した回が入っていて例の事件で亡くなられた池田晶子さんが作画監督を務められたことがネットでも触れられていた。ずっと見ていればその描き方の特徴なんかにも気がついて、そこから京都アニメーションのファンへと流れていった人も多かったかもしれない。そんなきっかけとなった作品を、こういうタイミングで悲報も絡めて紹介しなくちゃいけなところはなかなか辛い。取り戻せない時間の重さを感じる次第。それは自分もいっしょだけれど。とはいえ命があるだけ何かが出来るなら何かをしないと。明日もまた渋谷に。

 キャラクターでは早乙女らんま、つまりは女のらんまが5位に入って早乙女乱馬はその下だったのは納得。そりゃそうだ。でもそんな女のらんまの上にシャンプーが来たのはつまりやっぱり世界は“本物”を求めている? 女のらんまだってその時は正真正銘ではあるけれど、心理も態度もまるで女性ではないからなあ。というか性的な興味を自分に対していっさい向けない。そこが「君の名は。」とかでも描かれるトランス物とは違う所。ずっと謎なんだけれど敢えてそうしたのかどうなのか。「高橋留美子本」で語られているかがちょっと気になる。

 音楽ではやっぱり「ラムのラブソング」が1位だったけど2位は「犬夜叉」からV6による「CHANGE THE WORLD」が入って「犬夜叉」の強さを見せてくれた感じ。3位は名曲で「めぞん一刻」から斉藤由貴さんによる「悲しみよこんにちわ」、6位にも同じく「めぞん一刻」から村下孝蔵さんの「陽だまり」が入って楽曲の素晴らしい番組だったことが改めて感じられた。ピカソによる「キネマ」も入っていたなあ。「らんま1/2」も3位に「じゃじゃ馬にさせないで」が入ったりし人気だけれど、全体を眺めると「犬夜叉」が強い。それも圧倒的に。

 っていうかDo As Infinityとか島谷ひとみとかCoCoとか安室奈美恵とか浜崎あゆみとかメジャー級が勢ぞろい。そうした人たちが歌いアニメも人気となった時代だったんだなあ。隆盛だたそううした1クールごとのメジャー起用によるコンピュレーション制作も、長く続くアニメがなくなって消滅傾向にある感じ。ポップスを売るチャネルとしてアニメの主題歌が大きく機能していた時代があったけれど、CDが全体に売れなくなる中でアニメはアニソンとなって新人アーティストとか声優とかが歌うようになり、ポップスやロックはアニメーションでも映画に流れている、って感じ? このあたりもうちょっと気にしたいかも。

 そんな「全るーみっくアニメ大投票」を追いながら「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ −アルス・ノヴァ−Cadeza」を流し見てストーリーとか思い出して、こちらでは消えたイオナだったけど本家の漫画版がどうなっているかちょっと気にする。前みたいな貪欲さが消え「イブニング」も「ヤングキングアワーズ」も定期購読をちょっと止めてしまっているんだよなあ。新しい漫画に触れる気力がないというか。半年過ぎれば持ち直すかと思ったけれどもむしろ朝とかどんどんと起きられなくなっている感じ。それは拙いと境南かは用事を入れて「天気の子」の舞台挨拶付き上映に行くことにしたんだけれど、昼過ぎにメールのやりとりが必要な案件が出て来て対応してたら出る来がしぼんでしまった。

 そこで引きこもると一生出られなくなるんで、どうにか起き出し間に合うように六本木ヒルズへ。4度目となる「天気の子」は相変わらず傑作だったけれど、舞台挨拶に立った新海誠監督は「僕に出来る事はまだあるかもしれないと思い返しに来た『天気の子』の「みんな、ありがとう!!舞台挨拶SP」は6000人もの応募があったそうで、キャパ520人のTOHOシネマズ六本日ヒルズのシアター7での開催に、よくもまあ当選できたものだと自分の運の尽きてなさにまずは感謝。それともこれで尽き果てた? totも当たっていたしなあ、570円だけど。

 そんなこんなでたぶん4回目となる「天気の子」を見て、そして舞台挨拶を聞いてRADWIMPSの野田洋次郎さんによる「愛にできることはまだあるかい」のピアノによる弾き語りを目の当たりにした後、新海誠監督が挨拶で言った「『天気の子』がなかった世界と、『天気の子』があった世界では『天気の子』があった世界の方が少しだけ幸せなんじゃないかと思っている」とか言ったことに心から同意する。

 もしかしたら踏み間違えてしまったかもしれないけれど、それでも6年後には遠からず絶対に通らなくてはいけなかった道を歩き始めて上手く歩けず、失敗して後退して溺れそうになって引きこもりそうになって、それでもやっぱり歩いて行かなくては進めない状況にあるにとって、決して幸せでは無い世界と夜会にあって、それでも足掻きながら頑張って生きていく人たちがいて、そして自分にも出来ることはあるのかと己に問い、自分にも出来ることはあるんだと感じて前を向き、上を見上げる物語があったから、この夏を乗り切って今に至れたのかもしれない。

 もちろんその足場は少しも前に進んでいないかもしれないし、むしろ沈み込んでいるのかもしれないけれど、まだ上は向けている。前に向かおうとしている。そんな気持ちを支えてくれる映画だったと思うし、これからも思い続けることになるだろう。舞台挨拶では野田洋次郎によって「愛にできることはまだあるかい」が弾き語りで披露された。歌詞の一言一言がすべて耳奥に響いて血肉となっていく。あるいは血肉としなくてはいけないと思わされる。そんなイベントだった。当たって良かった。行けて良かった。明日からもきっとまだまだ苦しむだろうし迷うだろうし泣くだろうし沈むだろうけれど、下がることなく進んで行ければと思いたい。でも無理はせず。それで沈み込むスパイラルにはまってしまってはもともこもないから。


【11月16日】 クラブサイベリアの日だったけれど仕事が入って行けず残念。とはいえ慣れないテレビの仕事で出演させたい人に出て欲しいとお願いする役目を頼まれメールを出したり訪問したりしてどうにかこうにか受けて頂いたものの、果たして日程が合うかといった調整に難儀をしてもしかしたら出てくれないんじゃないかという不安から週末を家から出られなかったりしたこともあっただけに、出演が決まり日取りも決まってまずは一安心。

 それでも当日の収録がうまくいかなかったらどうしようといった心配が浮かんで、居たたまれなくなったりもしてしばらく鬱鬱としていたものの、当日はとても気持ちよく収録が進んで出演者も、番組を放送する側も喜んでくれたのを見て一山越えたと今度は大きく安心する。この撮れ高ならこのあとにキャンセルとか急に起きてもどうにかなりそうな予感。もちろん出て欲しい気持ちはあるけれど、そこでひとつの保険がかかれば心も安心する。月曜日にもうひと方、そして水曜日に最後のお一方と続いて終わって山を越えたら、心も安らぐかというと今度は原稿仕事が待っているからなあ。追われるように仕事は続く。それが人生。いつまで保つかなあ。

 とりあえず思ったのは本物を本気で撮ることによって8Kというテクノロジーは生きる価値が出るってことか。布の素材感とか岩のざらざら感とか波とか砂とか雲とか木々とか、CGがどこまで突き詰めたって及ばない本物の質感をそれでも4KあたりまでだったらCGがどうにかこうにか覆えたのが8Kになるとさすがに今は無理みたい。だからこそ8Kで撮るならそうした自然であり天然といったもの。あるいは伝統工芸とか伝統芸能とか。それらを撮って残しておくことで将来に亘って資産になるんだけれど、今を金にしなくちゃいけない民放とかには難しいかもしれない。畢竟、個人が手持ちのスマホで8Kを撮ってアップしたものが資産となって残っていく。テレビ局入らなくなる? そこはだからより本物をより本気で撮るしか無い。NHKしか残れない、ってことかなあ、やっぱり。

 お仕事をしていた試写室の向かいにあった副調整室から「ラムのラブソング」が流れて来てのぞいたら夜に放送される番組のリハーサルをやっていた。いろいろな楽曲が流れ声優さん達が登場してアフレコなんかをする番組。知り合いが出ているから見ていたけれどもまだ到着してはいなかった。ぐるりと回ってロビーに行けばいたかもしれないけれど、出入り業者がそんな場所にはいけないので応援をしつつ引き上げる。個人的にはやっぱり楽曲の1位は「ラムのラブソング」で2位は「愛はブーメラン」だと思うしキャラクターはラムに女のらんまに音無響子がワンツースリー、作品はもちろんビューティフルドリーマーだけれど、当たったかな、家にBSないから見られないのだった。ネットで結果を漁ろう。

 そして外に出たら沢尻エリカさんが違法ドラッグの所持だかで逮捕されて来年の大河ドラマがどうなるかで大騒ぎ。明智光秀をフィーチャーしたドラマだけにいとこどうしという話の濃姫こと帰蝶は重要過ぎる役回り。それを演じることになっていた沢尻さんがこのタイミングで逮捕されて、たとえ不起訴になったとしてもそれまでにどれだけの時間がかかるか分からないとなると、やっぱり代役を立てて臨むしかなくなるだろー。いつもどおりなら若い頃とか子役がやるんだけれどアバンで登場させていたらもう収録は終わっていて不思議じゃ無い。それで差し替えなんて可能なのか。それともまだ収録は始まってなかったのか。代役は誰だ。長澤奈央さんで良いんじゃないかなあ。戦国BASARAの。それくらっやんなきゃ濃さで沢尻さんんい勝てないし。

 ホテルニューオータニといえば創業者が大谷米太郎さんとう人で、元力士だってことは何かの本で読んで知っていたけれど、その大谷さんがホテルニューオータニを作る前にやっていた事業の中で、星製薬を買収していたことはちょっと気付かなかった。星一っていうSF作家の星新一さんのお父さんが立ち上げた製薬会社なんだけれども後を星新一さんが継いで経営がどうにもうまくいかず、畳むことになって買収先を探して四苦八苦したとか。そんな苦労を振り替えている星さんだけれど、もしかしたら相手先の大谷米太郎さんに関する記述なんかもどこかにあったりすのかもしれない。探してみようか。

 そのホテルニューオータニで5000円でパーティが出来るかどうかと言えば宿泊込みの値段からならもしかしたら可能かもしれないし、ギュウギュウ詰めで料理とかそれほど出さないならやっぱり可能かもしれない。銀座久兵衛って名店が寿司を出したかどうかもホテルのパーティーのバンケットなら握ってひとり4つとか。それも同じネタが並ぶパーティ寿司だから5000円の会費だって可能だろう。そこに幾らか補填があったら問題だし、そもそもがそうやってパーティを開いた翌日に、桜を見る会にご一同としてご招待していることが供応なんじゃないのかと。そこを追求するべきなのに5000円でパーティが可能かどうかといった見えやすい部分に終止する。俗情をあおれても多くは動かない。いっそだから大学入試の無茶苦茶さを追求すれば良いのに、18歳の受験生たちがこぞって批判票を投じるぞ。


【11月15日】 IGN JAPANが小島秀夫監督の「DEATH STRANDING」について押井守監督に話を聞いたみたいで、見慣れた武蔵野カンプス前のベンチで煙草を吸ったりしている押井監督が、時々見かける恰好で登場しては映画は勝てないとまで言って「DEATH STRANDING」の凄さを話している。もちろんグラフィックは凄いといったことは分かっていたけれど、それ以上に物量が凄いといった感じ。そして小島秀夫監督が繰り出す世界観も押井監督をいたく関心させたみたい。

 ただ命を削って作っているといった話もしていて、その言葉どおりに本当に命が削られていたらちょっと問題。なのでここはちょっとだけ休んで次に備えて欲しいけれど、そうも言ってられないし、させてあげられないのだった。時の人ってそれが辛い。とはいえここまで有名になったところで、小島秀夫監督がNHKの昼の番組にゲストで登場しすることはない。出る出ないはともかく新海誠監督ならあり得るけれども小島秀夫監督がNHKの紅白歌合戦の審査員として名前が挙げられるとはちょっと考えにくい。

 任天堂の宮本茂さんだって「ドラゴンクエスト」の堀井雄二さんだってないだろう。たとえ世界でとてつもない数が売れたとしても、それで引っ張りだこになるほどゲームクリエイターやゲームデザイナーといった職業が一般としての世間に認知されているとは言いがたい。それが20年前ならまだしも今でもそうだというのは何だろうなあ、芸能とは無縁だからだろうか、映画はまだそこが近いけれどゲームってちょっと隔絶しているから。作家より漫画家より遥かに遠く。そこが近づかない限り、ゲームが社会性を得たとは言えないのかもしれない。小島秀夫監督をNHKに。頑張ろう。

 やはり事故死した監視官は「PSYCHO−PASS2 サイコパス」での青柳璃彩ではなくって公安局刑事課一係に所属していた誰かで、それも事故死なのか他殺なのか分からない形で死んでもうひとりの監視官は収容施設に閉じ込められている、ってことが分かってきた。だったらそのもうひとりが常守朱かというと彼女は壬生局長殺害容疑で逮捕されたらしいって話が伝わっているのでちょっと事情が違いそう。朱と霜月美佳が組んでたその次に来た2人がどうにかなったか、霜月ひとりが課長に上がって残った朱と誰かの話なのか。そうした情報を明確にせずいろいろと想像させつつ進めていく展開は次への興味を誘って悪くない。

 とはいえこのシビュラシステムががっちりとすべてを監視している世にあって、そうした外側から世論を動かし賭けをしているビフロストなる存在に気付いていないというのも分からない話。政治家など特権階級が上にいるからにはシビュラシステムだってその管理下にあるのかもしれないけれど、不正や汚職が蔓延らないようになっているからこそシビュラの判定を誰もが信じて絶対視する。歪みが許されていない社会だと安心して乗っかれる。その根底を崩すような動きが権力側から出ているのか、まったく別の底流があって裏から世界を動かしているのか。シビュラシステムという岩盤に挑む話から裏側へと滑り込んで複雑さを増した設定の上で、2人の新人監視官はどこまで知ってて何を狙う? そこへの興味も誘われそう。

 とりあえず六合塚弥生さんは格好良かった。膝蹴りとか格闘とかして大丈夫? 酒でも濁る色相なのに。そこは美佳も含めていろいろ手段があるんだろう。狐が描かれた名刺を最初、如月真緒が見つけて隠していたけれど、最初はそうした一味のスパイとして紛れ込んでいるのかと思っていたら、だんだんと浮かび上がってきた狐の存在を甘六木たちが監視官に報告していた。最初は執行官の間で狐に噛まれた前任の監視官たちへの復讐でも企みつつ、新しく来た監視官が狐の手の者ではないかと警戒していたからなのかもしれない。そして信じて手渡した、と。狙うは誰の復讐? そこで明らかになる前任の監視官とは。残る話数が気になるなあ。その前に吉上亮さんの小説版を読もう。11月25日発売。ハヤカワじゃないんだ。

 「宝石商リチャード氏の謎鑑定」がいつの間にか大人気になっていた辻村七子さんが、この本を大々的にフィーチャーしていた新宿紀伊國屋書店でサイン会をするってんで応募したら当たってたみたい。ちょっと嬉しいかも。個人的には「螺旋時空のラビリンス」とか「マグナ・キヴィタス」のようなSF作品をもっと書いて欲しいんだけれど、人気があるのは「リチャード氏」の方だからそれを続けながら合間にSFをとお願いしたいところ。サイン会といっても新刊ではなく「宝石商リチャード氏の謎鑑定公式ファンブック エトランジェの宝石箱」へのサイン会。中身は知らないけれどもリチャード氏のグラビアとか載っていたりするのかな。あるいはファンアート的なものとか、正義といろいろしている。そんなことはないか。とりあえず当日が楽しみ。SF書いてをお願いしたら怒られるかな。


【11月14日】 問題はだから年々出席者が増えていることと、その中に後援会関係者が少なからず混じってほとんど有権者の優遇めいたことになっていることであって、過去に民主党がどういった行事を行っていたかはこの際気にする必要がないにも関わらず、取り巻きとも呼べそうな人たちが民主党もやっていたと言いつのり、あまつさえ公共の電波でもって民主党時代に出席者が増えたといった事実に反することを平気で言ってしまうんだから世も末というか、嘘も堂々と言えば嘘にならないというか。

 そうした話を拾って拡散をして散りばめることによってダメージを防ぐか、あるいは相殺してしまう状況がずっと続いていることが、問題を矮小化してクリティカルな事態へと至らせない状況を読んでいるとも言えそう。それが取り巻きな人たちのある主の手段なんだろうなあ。役割とも言えるか。もうひとつ問題があるとしたらそうしたフェイクニュースを公共の電波が発信をして訂正もしないこと。差別用語とかだったら即座に訂正するのに、嘘の情報は発言者の責任に治めるのか。そこもやっぱり気にして欲しい。でないと言いっ放しになってしまうから。

 そこはさすがに天下の朝日新聞というか、海外で悪評も名高い人物が医療ともいえない情報をまとめて本にしたものが日本で出版されて、その広告が新聞に掲載されたんだけれどこれはさすがに拙いだろう、信じたら人が死んでしまうといった声があがって朝日新聞にも届いたようで、著者を調べてこれはやっぱり問題だといった感じで広報がコメントを出している。重曹でもって癌が消滅するとかあり得ない話で、海外ではいろいろと罪にも問われたような人間が書いた本が日本で出さるだけでも厄介なのに、その広告が審査も経ずして掲載されてしまう。

 医事法だとか薬事法だとか、医療に関する記事なり広告の掲載基準は相当に厳しいくて、健康食品だとか健康器具なんかはその効能なんかを確か欠けなかったりするんだけれど、それが本だと書籍広告としてスルーされてしまうのかもしれない。とりわけ癌に関しては切るの切らないの煙草を止めるの止めないのといったルーマーに等しい言説が、さも効能のあることのように著作として刊行されてはその広告が掲載され、信じた人がそれを守った挙げ句に病気を悪化させる事態も起こっていたりする。間接的な“殺人”にも等しい行為を新聞が助長しているのならこれは拙い。今後はだから書籍広告についてもいろいろ拳闘が入るのか、それは言論と出版の自由を脅かすものだとスルーするのか。これからの対応の方がむしろ重要かもしれない。

 西塔鼎さんの「いつかここにいた貴方のために/ずっとここにいる貴方のために」(電撃文庫)が格好良くって哀しくってジンと来た。帝政圏と戦争をしている連邦で不死身とあだ名される少年兵がいた。それでもさすがに窮地となったその時、ひとりの少女が舞い降りて敵を氷付けにして連邦を勝利に導く。彼女こそ聖女と呼ばれる奇跡の存在。たったひとりで何千人も兵士に匹敵する力を発揮する。超能力か。神の力か。そこは分からないけれども、ある夜、少年兵のレンカは苦しんでいる少女と出会う。それはまさしく彼らの前に現れ敵を氷付けにした聖女だった。

 薬を注射すると苦しみは落ち着いたようで、少女はレンカをレンレンと読んでお近づきになる。レンカは彼女に四月という名を付け、また彼女と似た境遇にあるらしい少女たちにもいろろな名前を与えていく。そして始まった交流はほどなく終わる。戦争が再開されて四月は聖女として、すなわち兵器として戦場へと送り込まれて窮地に陥る。その時レンカはどうしたか。そして2人はどうなるか。といった展開を持った物語。共に厳しい境遇にあった中、出会ってひとときの幸福を互いに与え合うところに喜びがあり、それがもろくも崩れ去っていくところに悲しみがある。


 お互いを確かめ合いながらすれ違い、やがて伝説となった聖女の情報を求める者たちが現れる。そんな時点から過去を振り返るように進んでいく物語は、現状において過去に苦しみ男にひとつの情報をもたらす。浮かび上がるある可能性。もしかしたら……。そんな展開の結果があるいは続編があったら描かれるのか。仄めかしの中に幸せを感じつつ幕を閉じた方がいいのか。それは筆者の筆先ひとつで決まりそう。いずれにしても兵器だからといって、それが役目だからといって幸せを求めていけないという法はない。誰もが手にしたい幸福のため、せいいっぱいにあがく彼らを彼女らを応援したい。そして残酷な戦争がいつか無くなることを望みたい。無理でも。わずかな可能性を信じて。

 日経が報じてNHKなんかも後追いしたけどYahoo!を運営するZホールディングスとLINEの経営統合は、Yahoo!のニュースもLINEのニュースもピックアップしなかったりしてどういう忖度が働いているのか気になる上に、やっぱり独占禁止法なんかも絡んで先行きいろいろありそうな気もして今はちょっと判断を保留中。LINEは連絡に使っているけどYahoo!となるとあまり利用頻度もないだけに、個人的な影響は軽微ながらもネット企業として共にトップクラスにある2社が、くっつくことで起こる影響は気になるところ。そういう解説が出て来たら読み込んでいろいろ研究したい。とりあえずLINEノベルがどうなるかとか。どうにもならないか。


【11月13日】 起きているといろいろと考えてしまうんで、夜はとっとと寝るに限ると布団に潜り込んではiPadで「荒野のコトブキ飛行隊 大空のテイクオフガールズ」を遊び倒す毎日。なぜか気に入ったカナリア自警団の面々を追いかける物語を読むために、イヅルマが舞台の戦闘だけを毎日のように繰り返してはポイントをためて1話、また1話と呼んでいて第2章の全10話を読み終えてしまってちょと寂しい。アコという団長の父親がかつて自警団のエースと呼ばれていながら今はいないのは死亡したからとアコは信じているけれど、どうもそうではないことが分かり舞台となっている世界に開く穴の存在がクローズアップされる。

 それはアニメーションの本編でもお大きな仕掛けになっていたけれど、結局のところそこから何かが出て来た訳でも、向こう側へと飛び出していった訳でもなく、きっと日本かどこかと繋がっているんだなあと想像はさせつつ明解にはされなかった。続編でもあればそのあたりがクローズアップされるかもと思ったものの、今のところそういう展開は見えていない。だったらという訳で、穴に関してこうして取りあげられた外伝めいたゲームの物語は貴重。カナリア自警団以外のハルカゼ自警団やゲキテツ一家、怪盗団アカツキあたりの物語も読んでいけば複合的にいろいろな状況が見えてくるのかも。そうやって全体像が浮かび上がるまで、ゲームは続いて欲しいなあ。今って人気がないとすぐ、打ち切られるのがゲームアプリって奴だから。

 台風で家に引きこもることが確実になった頃に買った電気ポットで、朝起きたら買い置きのミネラルウォーターを温めインスタントコーヒーを作り、コンビニとか買って来たコッペパンかバターロールをかじって朝食代わりにする習慣がようやくついてきた感じ。だんだんと寒さが厳しくなってくると、布団から出るのも一苦労しそう。夏だったら暑さが充満する前に部屋を出て、涼しい図書館に逃げ込んでたけれど、冬はずっと電気毛布が入った布団の中に居続けた方が楽だからなあ。それで家から出られなくなっても困るんで、朝ご飯を食べる習慣を作っておきたいところ。午前9時にはオフィスに入って業務スタートなんて生活、もう無理かなあ、ってこの10年くらいそんな生活してなかったけど。やっぱり無理だなあ、再就職なんて。

   そうはいっても仕事をしていないと落ち着かないんで、家を出て三鷹へと向かって今日も今日とてカット袋の整理をしようかと届いた箱を開けたらいろいろあって動きがとれず、とりあえず中身を確認していく作業に終止する。もう20年も前の作品についてちゃんと制作関連の資材が残っているのは凄いことだけれど、整理分類するとなるといろいろと手間がかかりそう。かといって捨てちゃったら絶対に戻って来ないものだから、ひとつひとつ丁寧に保存したいところ。でもどうやって仕舞っていくんだろう、セル画とか動画とか。くっついちゃっているのもあるしなあ。あと人気のキャラの大ゴマがどうも抜けている。売られちゃったか抜かれちゃったか。それがあれば今また新作を作れるのに。いろいろと考えた1日。

 そうか中止か「桜を見る会」。民主党政権でも慣例に従って行われていたってことはちゃんと言い添えながらもいろいろと、招待の基準が明確でないからそこをきちんとしたいと言って修正を約束したものの、だったら今から行って来年の春は開催すれば良いものを、中止にしてしまうってことはそこに誰が入ってもいろいろと言われてしまうことを嫌がったってことなのかもしれない。明確にすればしただけ漏れる人が出てくる訳で、それで文句を言われたらやっぱりたまらないだろう。だからといってそういう人を入れれば基準から外れたと批判される。どっちにしたって面倒なことになるなら、やらない方が良いって姿勢。だから安倍政権下では復活はもうないかなあ。1度くらい呼ばれてみたかったなあ。

 一時期は結構ハマって追いかけていたけれど、日本武道館を終えてホールツアーが多くなったあたりからちょっと遠ざかっていたSCANDALがまたホールツアーをやってくれるみたいで要チェック。今の浮浪の身だとスケジュールは入れやすくても移動と出費に制約があっていろいろと考えてしまうものの、帰省というなの実家寄生をするなら名古屋での公演も行っていけないことはなさそう。土曜日なんでその時にもまだ続いていたとしても仕事にはかからないし。白鳥センチュリーホールとはまた大きなところでやるなあ。それを言うなら東京のNHKホールもか。それも2日間。過去にやったことあったっけ。キャパが心配だけれど大丈夫だろう。どちらかとって聞きに行こう。絶対に。

 そんなこんなで夜になってYahoo!を運営するZホールディングスがLINEと経営統合って話が日経から広まり始めてポカーン。なるほど検索サービスを中心にしてニュースの配信から情報の提供までいろいろやってはいるヤフーだけれど、ことスマートフォン向けのサービスに関しては出遅れたところがあって警報くらいしか目立っていなかった。対してLINEはスマートフォン上のメッセンジャーアプリを核にしていろいろなサービスを展開中。そこにLINEニュースとかいろいろ展開はしているけれども情報の質とか濃さでは劣ってた。両者が相互に補い合えばどっちも濃い展開が出来るけれども足して2にはなっても3とか4になるかがちょっと見えないのが難しいところ。結局美味しいところだけを孫さんの負債返済に引っぺがされてしまいかねない可能性も。どんな分析が出てくるか。そもそも本当なのか。明日以降に注目。
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【11月12日】 民主党政権下でも「桜を見る会」は行われていたといったって、前職の麻生太郎総理まで続いていた流れを引き継いだ感じがあったし、翌年は東日本大震災もあってそして民主党政権下では2012年も行われなかったものを復活させたのが安倍晋三総理。なおかつそこからグングンと招待客を増やして予算も増やして、ずっと1万人前後だった参加者は招待客が1万5000人で同伴者も入れれば1万8000人まで膨れあがっている。こうした状況を見てなお民主党でもやっていたと言い抜けられる心理がどうにも苦い。

 だいたいが民主党がやっていたから自民党ももやって良いというなら、それは批判している民主党と自民党は同列だということ。そんな失礼な言い分で自民党を擁護できると考えているなら余程間抜けだと思うけれども批判さえされなければ良いんだという心理の前には日ごろ批判している相手だからといった思考は働かないんだろう。でも中身を見れば大違い。後援会の関係者がこぞって参加しているならばそれは公職選挙法に引っかかる話で、過去にもやられていたからといって許される話ではないだろう。それが罪なら過去のも罪だし今のも罪。共に罰せられるべきだ。

 もしも世間に堂々と顔向けができる話だったら、参加した議員とか関係者がどんぞんとSNSなりブログといったものから参加した記録を消しているのはどういう訳か。早速いろいろと調べて過去の記述を切り取りまとめているところもあって、いったんネットに流れれば消せない過去というものを誰もが噛みしめていることだろう。だったらこれで一気に包囲網が狭まるかというと、そこは大臣が辞めて任命責任があると口ではいっても責任を取ったことがない総理だし、支援者も誰も責めはしない。ああまたかといった諦めも漂う中で知らん顔をして時を過ごしてそのまま在任し続けるんだろう。何をやらかしても権力者の首は絶対にとれない社会。この先に何がいったい起こるのか。怖いなあ。

 日本アニメーター・演出協会(JAniCA)がアニメーション制作者実態調査報告書2019ってのを発表して相変わらずアニメーション業界で働く人たちの厳しい実態が浮かび上がる、ってもはや他人事ではなくその渦中で業務委託で働いていたりするんだけれど、制作とはちょっと違う身なんでそこでいろいろ叫んでいる人たちの言葉を聞いて現場はそんなに大変なのか改めて思う。今は清貧でもこれまで結構もらっていてそれなりに余裕もある自分が将来に不安を感じているなら、そういった余裕もないまま働いている人たちなんてどれだけ怯えているのやら。なおかつ忙しい訳でそれで心を折れずにいられるのは、やっぱりアニメが好きだってことなんだろう。

 去年の発表だと職種別に収入なんかが書いてあって動画とか低かったりしたけれど、今回はそうした職種別の調査はなくって全体として平均値があったり中央値があったりする感じ。平均は440万円あるけどこれは結構もらっている人が上にいるからで、中央値となると370万円くらい。なんだそれなりにもらっているじゃんって思われがちだけれども月給だったら30万円ちょっとで、手取りにしたら20万円くらいになっってしまうんじゃなかろーか。標準偏差では300万円くらいだからこれがだいたい働いている人たちの実感ってことになるのかな。この場合だと手取りは15万円くらい。20代でもこれはキツだろう。

 まあ、これも今に始まったことじゃないから数字として改めて示されただけって言えるけれども、凄いのは今回アニメーターさんたちから寄せられた声がほとんど生で掲載されていること。もうぶっちゃけ過ぎで制作会社の体制を批判するは原画の質の低下を声高に叫ぶわと、巷間言われていることが現場でもやっぱり感じられていることが示された恰好。第二原画をやっている人が来るラフ原画が丸に棒だけでこれを使える原画にしろと要求されてどうしろと言っていたり、使える動画がどんどんといなくなっていると訴えていたりとこのまま行けばやがて現場は崩壊しかねない状況が伺える、っていうかすでに崩壊しかかっているのか。

 一方でCGの現場はプロジェクト管理がしっかりしていて固定給で働きやすいとも。そういう会社が増えて制作技術も進歩していった暁に、鉛筆で原画を描いて動画で割って動かすアニメーションの匠の技術は、遠からず衰退していってしまうのかもしれない。だからどうしろって言えば本数を減らして単価を上げて働きやすくして長くいてくれるようにするしかないんだけれど、そう訴え続けて幾年月、変わらない業界がすぐに変わるはずもないんだろう。匠の技が込められた原画がはいったカット袋をまるまる1本の映画分、撮影した日だけになおのこと、そうした国宝が生まれなくなってしまうのが寂しいのだ。どうなっていくのか。どうにかなってくれないと来年再来年と働けない気もするなあ。

 「バビロン」はいよいよ新域での自殺法制定をめぐって討論が行われる段階へ。放送局のスタジオで反対派と賛成派といっても齊開化ひとりという構図の中で論戦が戦わされたけれども与党幹事長が持ち出した隠し球が齊の隠し球にするりと化けていく展開に見た人も唖然呆然としただろう。原作を読んでいて展開をしっていてもこれは驚くけれど、そこから始まる齊の逆転劇がまた凄い。よくもまあそんなことを。っていうか与党の力をもってすればそうした背景くらい分かりそうなものなのに、どうして調べられなかったなろう。警察力とか使えなかったのか。そんな警察検察が動いて起こる凄まじい事態がいよいよ次週に展開。見て驚くその先に来る、とてつもなくおぞましいビジョンは提示されるのか。怖いけど見守ろう。


【11月11日】 日本への凱旋を果たした小島秀夫監督が「DEATH STRANDING」について語った記事とかがポツポツと出始めて、その中でサムズアップの「いいね」はあるけどサムダウンがないことに、開発スタッフからどうしてといった異論があがったことについて触れられているというか、自分で聞いて記事に書いた話でもあるんだけれどそういったネガティブな要素は入れず、また「いいね」といくらもらおうと贈ろうとそれがアイテムになることもないのが「DEATH STRANDING」というゲームの特徴。愛は無償であり無償こそが愛。それによって持たれる繋がりこそが貴重なのだといったメッセージがきっと込められているんだろう。

 もしかしたら、すべてがポイントであり課金でありスタミナにつながる今時のゲームアプリなんかで育った人たちだと、無償の愛とかなかなか理解できないのかもしれないけれど、買い切って遊ぶゲームにおいてひとりでフラグを全部回収していくことがひととおり終わったあとで、誰かのために何かをするとか誰かに何かをしてもらうことによって遊ぶ楽しみが繋がっていく。そうした楽しみ方を提案することによってゲームとは何か、エンターテインメントとは何かをスタッフにも、そしてプレイヤーにも分からせようとしたのかもしれないなあ、小島秀夫監督は。

 当然聞かれていたアップデートの可能性だけれど、発売されてすぐにさらに世界が広がりますとは言えないし体力だってギリギリのところで言う気力もないだろう。というかそれを言わずともやりこみ要素はありそうで、すべてをクリアにしたところで日々地形は変わるし繋がっていく人もいる。終わりなんてないフィールドをどこまでも歩き続ける楽しみだってある訳で、それをアップデートによって新たな冒険、新たな戦いを求めるのは“繋がり”を大事にするゲームの趣旨とはちょっとズレているんじゃなかろうか、なんて遊んでもいない人間がいっちゃいえkないか。やっぱり冬に買い込んで正月を挟んで2週間、実家で遊び倒すしかないのかなあ、会社勤めじゃない身を活かすのはそれくらいしかなさそうだし。いや働けよ。

 そんな働き場所から目と鼻の先にあるグラウンドが拠点となっている東京武蔵野FCが、いよいよJ3に上がれるかどうかってところに来ているんだけれど順位的に上がれたとしても、観客動員数が足りておらず上がらせてもらえない事態が起こりそう。すでに11月10日は終わってしまったけれど、それと合わせて12月1日のホームゲームで合計1万1000人もの観客を動員しないとダメらしい。いやこの間際に言われても両方で5000人以上を集めるなんて至難の業、だってあの東京ヴェルディだって味の素スタジアムに5000人くらいしか集まらないんだから。Jリーグで屈指の人気を誇ったチームがその惨状なら武蔵野のローカルチームにどれだけの動員が可能なのか。そこがやっぱり気になってしまう。

 とは言え働き場所と同じ住所にあるチームが頑張っているのを応援したくない訳じゃない。もうちょっと早くから駅でビラまきとかしてくれたら多くに叫ぶことだて出来たと言いたいけれども、それはそれとしてここに事情を知ったからにはちょっとは応援しなくっちゃ。11月10日に何人くらい集まったか分からないけれど、ツイッターあたりだと残る12月1日に5700人の動員が必要ってことだから5300人くらいは集まったのかもしれない。そのツイートによればJFL下位のチームが地域リーグに落ちないためにも東京武蔵野FCにJ3に上がって欲しいらしい。なのでそのチームが関係者を大量に送り込む、なんてこともあったりするのかも。流通経大在学っぽいからOBとか来たりするのかな。そういう意味でも12月1日が気になって来た。行こうかな、どうせ三鷹まで定期あるし。

 「言鯨【イサナ】16号」 (ハヤカワ文庫JA)でSFな人の前にも姿を見せた九岡望さんが本家の電撃文庫に戻って「地獄に祈れ、天に堕ちろ」を刊行。世界が死者の世界とつながって亡者が一部に蔓延るようになった世界で死んでいるのに生きていたりする亡者のひとり、ミソギという男が地獄に犯罪亡者を引き渡す仕事をしていたところに現れたのがアッシュという名の聖職者。過去に起こった街が亡者ばかりになる現象で姉を失ったものの、その殺傷能力を買われ姉への想いを利用されて死者を狩る仕事を請け負っている。ミソギは最初、アッシュと対立するものの、共に再び大災厄を引き起こそうとしている人物に挑むことになる。

 閻魔様が女性っぽくて絵には描かれないけどちょっと気になる設定だたり、アッシュが自分を縛るためにすがる“姉”という少女がちょっと抜けていたりと、シリアスでハードボイルドな中にコミカルな要素もあってちょっとユニーク。敵が囲っている天使なる存在が過去には街をひとつ亡者だらけにしたものの、今回の天使はそういう特徴はなさそう。とはいえ魂を吸い込んで純化し亡者にとって麻薬に等しい物質を精製するところからやっぱりそれなりに危険はある。とはいえ普段は人間なのに天使にもなる不思議さが謎。その正体を突き止める展開がこれからも繰り広げられるんだろう。続きが楽しみ。そして閻魔様の地上出現も。あるかなあ。



(ACCESS COUNTER '96.07.20)


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