【10月15日(日)】


 三村美衣からようやく対談のチェック原稿が届いたので、bk1森山氏に送る。
『大森望の「SFハイパーリンク」』第3回は、デュアル文庫vsハルキ文庫《新世紀SF》対決がメイン。
 月1回更新のはずなのにずいぶん間があいちゃいましたがそのうち追いつく予定。




【10月16日(月)】


 押井守インタビューの「アヴァロン」プレス用原稿をまとめてトライアルに送る。
 双葉社の新刊の山に着手。なんかほかにもいろいろ本を読んだ気がするが、そのうちまとめて。




【10月17日(火)】


 夕方からダイヤモンドホテルで『八月の博物館』刊行記念・瀬名秀明インタビュー。bk1のSF棚用。
 bk1で予約受付中なんだけど、意外と数がのびないので(どこの書店にも並ぶ本だから、当然と言えば当然)、そのテコ入れのためらしい。
 しかも、bk1サイドっていうより、角川書店の担当編集者K氏および瀬名さんサイドから積極的にプロモーションしたい意向があったそうで、うちにはK氏のほうから先に電話がかかってきました。見上げた営業努力である。こういう出版社ばかりならオンライン書店もありがたいんだろうけど。
 しかしbk1で買うと送料が250円余計にかかっちゃうんだから――と思ったら、これまた瀬名さんの発案で予約特典のオマケがつくことになったそうで、いまbk1で『八月の博物館』を予約すると、瀬名秀明サイン入りのカードが先着100名様だか200名様だからにプレゼントされる模様。

 インタビューは、雑談も交えつつ約2時間。けっこう爆笑のネタがいろいろと炸裂したんですが、ほぼそのままテキストに起こされると思うので、bk1を見てね。

 終了後、仙台にとんぼ返りする瀬名さんと別れて、森山氏と食事。bk1およびオンライン書店各社の現状と展望とか。ヒマならもうちょっといろいろやりたいんだけど。

 帰宅して、アジアカップ予選リーグC組の2戦目。日本×ウズベキスタンは練習試合にもならないというか、本選でそんなに点とってどうする、みたいな展開。
 思いきり引いて守るだろうと思ったのに、まさかマンマークつけてくるとは。しかも全然捕まえられなくて、ディフェンスなしのサンドバッグ状態。それにしてもここまで決定率が高いとは。決勝トーナメント用に貯金しておけばいいのに。
 2戦見た感じでは、名波が異様に張り切ってますね。明神もいい。中村俊輔が目立たないってことは、やっぱり全体的にレベルが高いのでは。
 いくら相手がアジアカップに照準合わせてきてないとはいっても、この強さは……。他の国は、日本がワールドカップ予選に出なくてほんとによかったと思ってるだろうな。どうせきみんとこは予選に出ないんだから、まあ好きにやってよ、というか。その意味では負けてもあまり気にしなくていいのか。問題は韓国。だいじょうぶなのか。
 などとよその国の心配をする余裕があるんだから、いままでのアジアカップとは全然違います。

 サウジとカタールは引き分け。カタールとウズベクも引き分けてるから、他の3チームにとっては対日本の失点をどれだけ抑えるかがポイントなのか。




【10月18日(水)】


 こないだから右肩の神経痛に悩まされてて、医者に行っても治りそうな気がしないので、近所のスポーツマッサージ&整体の店に行ってみる。
 90分ぐらいかけて背中と首と肩をマッサージ。首すじから肩にかけての筋肉がガチガチにかたくなって、それが神経を圧迫してるんじゃないかという診断。自分で肩を動かしても痛みには全然関係ないんで、すっかり原因不明の神経痛だと思ってましたが、揉まれてみるとたしかに首の筋肉からつながってる感じ。
 姿勢が悪いから首や背中の筋肉に負担がかかると理詰めで説明されて納得するが、それで姿勢が治るわけではない。しかしずいぶん楽になりました。これで3000円は安い。

 イラン×イラクを見るつもりだったのにマッサージ疲れかうっかり寝過ごしてしまい、レバノン×タイの後半を観戦。レバノンももうひと息だったのに。
 イランはダエイのゴールで手堅く1-0勝ちしたらしく、決勝トーナメント初戦の相手はイラクに決定。順当な結果で、イランが負けなくてほんとによかった。これでイランとは決勝まで当たらない。イラクのディフェンスもレバノンに2点とられてるんだから、ガチガチに守ってきても1点ぐらいは大丈夫だろう、たぶん。




【10月19日(木)】


 瀬名秀明インタビューのテープ起こし終了。なんか結局、テープから起こしたほうが早いような気もする。

 bk1では、河出文庫の年代別海外SFアンソロジー第一巻、中村融・山岸真編『20世紀SF(1)1940年代 星ねずみ』の予約がスタート。

 中村融から昔もらった資料をhtml化して、河出文庫海外SFアンソロジー1巻〜3巻ラインナップ(暫定版)というのをつくったので、参考にしてください。序盤は有名どころが多いんで、マニアな人からすると、読んでる話ばっかりじゃん、ってことになりそうだけど、そのへんの層には、新訳でどの程度変わってるかをきっちりチェックしていただきたい。オレはどっちかというと2巻のほうが趣味かな。といっても、まだ新訳版は読んでないんだけど。




【10月20日(金)】


 5時間かけて、アスキー・ネットJ、オークション・ウォッチングの原稿を書く。今回のお題はジョン・レノンのピアノ。無駄な知識が増えるのはいいんだけど、どう考えても費用対効果が悪い気が。隔週連載はつらすぎ。

 ミステリマガジンから頼まれたスタージョンの短編、"Wham Bop!"に着手。タイトルから想像がつくとおりジャズ小説。ジャズ業界用語満載なので河野典生とか山下洋輔とか読み返さないと。「ジャズ大名」……はちょっと違う。しかしすぐに出てくるジャズ小説は「ジャズ犬たち」ぐらいかも。とりあえずe-NOVELSの田中啓文「あいうえ音座録」で勉強するしか。翻訳上の誤りはすべて田中啓文の責任です。あ、それは便利。


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