さて、2数m、nが以下のような関係のとき友愛数となることが知られている。
m=2ia
n=2ibc
ただし、
a=32・2(2i−1)−1
b=3・2(i−1)−1
c=3・2i−1
かつ、a、b、cが素数。
この関係式を満たすとき友愛数となることは、約数の和の公式を使って計算するとわかる。
しかし、前の表の中でこの関係式を満たすものは、以下の3組しかない。
1 : 220 284 (i=2) 8 : 17,296 18,416 (i=4) 104 : 9,363,584 9,437,056 (i=7)
他の組の間にはどのような関係があるのか。
残念ながら適当な文献が見あたらなかった。
表を眺めていると、2を素因数に持たない組が目に付く。
そのあたりから、一般式が求められそうな気もする。
以前紹介したH.J.J.te Riele の論文では、
友愛数のしらみつぶし探査の効率化について触れられている。
しかし、斜め読みしたところ、友愛数の組の関係式については、触れていないようであった。
準友愛数、拡大友愛数については、皆目わからない。
参考文献の『Unsolved Probrems in Number Theory』の
『B4 Amicable numbers』の注釈の文献をあたってみるしか、なさそうである。
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