第一日目:松代
一日目、朝5時49分の電車に乗って新大阪〜名古屋を経由し睡魔に
襲われながらもたどり着いたのが松代であった。
しかあし、すごい田舎である…。
明治維新まで松代藩があったのだから、もうちょっと栄えててもよさそうなものだが…

ここではあまり松代の歴史には触れない。なぜなら、拙者は1615年5月8日に真田幸村が大阪、
天王寺付近の安居天神で討死してからの真田の歴史には「じぇんじぇん」詳しくないのである。
(自慢できましぇん…)
さて、松代にて矢沢家家門やら藩校跡等を見たが、何故か「うーむ、今一つ…」
であった。
![]()
ついに来ました。宝物館。
何しろ今までまがい物やレプリカばっか見てたもんで、これで「真田昌幸
の本物の甲冑を見れる!」と思うと、嬉しくなってしまった。
が、しかあし、世の中そんなに甘くない。
何と、この宝物館、
「撮影禁止」だったのである…
悔しかったあ…。何しろ真田宝物館近くの売店には「真田グッズ」が売られていたが
意外と少なかったのである。
![]()
現在改修中であり、ブルドーザーやなんやらが置いてあった。
しかあし、元気に歩き回る こーへいちゃんとは裏腹に、「暑さと寒さに弱
い大坂人」である拙者は夏の暑さに完全にへばってしまい、
もうフラフラであった。
で、松代の真田関係を一通り見たこーへいちゃんが一言。
「今から川中島行こうやあ。」(広島弁)
「こーへいちゃん、勘弁してくれい、この鬼、悪魔…」とは思ったが、
この後、意外な展開を見せるのであった。
![]()
松代駅にてレンタサイクルを借りたもうフラフラ状態の拙者と元気な
こーへいちゃんだったが、チャリンコに乗った時点で立場が一転した。
そーである。拙者は大学時代サイクリング同好会だったのである。
チャリンコに乗った瞬間、昔を思い出し「シャカシャカシャカ」と
漕ぎ出し、こーへいちゃんを完全にブッチ切ってしまったのである。
以下、疲れ果てたこーへーちゃんである。

確かにこの写真を見る限りは笑顔ではあるが、その実、これは写真用の
表情であるということを付け加えておきたい。
で、松代から川中島へ行く途中、松代大橋のたもとに奇怪なオブジェが
飾ってあるのが目に付いた。

一見、「何じゃいなこれは? かのゲージツ家 クマさんの作品かいな?」と
思ったが、よくよく考えてみると
かの真田昌幸の兜の飾りやないかあ
と、納得してしまった。
さて、川中島古戦場跡で自分達を待ち受けていたものは、お土産屋さんと
そのお土産屋のスピーカーから大音量で流れる。
「武田信玄の歌」であった。
いかにも昭和初期を感じさせる曲調にはボロボロになった我々を奈落の底へ
突き落とすかのような魔力があった。
お土産にカセットが売られていたが、買い忘れてしまった。
買えばよかったあ…

*上の写真は、観光地でよくあるパターンの写真である。
この写真を撮っている時に、山本勘助らしき人物が後ろの木あたりから
一緒に写真を撮って欲しそうにこちらをの様子を伺っていたようだったが
今回の川中島〜武田&上杉関連ツアーは、あくまでもオプションの為、
相手にしてやんなかった。
さて、以下松代駅でもらったサイクリング用のマップを載せておく。
旅の参考にしてくだされ。

![]()